被差別部落問題と仏教
最近になって、仏教の宿業という考え方が、部落差別の根幹にあると知って、残念な気持ちになった。
宿業とは、過去世の行いによって、現世の幸福や不幸が規定される、影響を受けるという考えです。
三國連太郎さんの著作で『親鸞に至る道』(光文社知恵の森文庫)にそのことが書かれてました。
果たして宿業は、仏陀の思想でしょうか?
弟子が付け加えたのではないでしょうか?江戸期の言葉で加上と言います。
宿業は、キリスト教の原罪に似た考えです。
人々に罪の意識を植え付けて、宗教に入れば、救われるという、宗教の商売の手口です。
この、すべての人には罪があるとか、
現在、差別があるのは、過去世の罪の行いによってである。というのは、聖書ではサタンの思想です。
罪のない人に罪を被せることはやめた方が良いですよ、みなさん。それは、悪魔的な行為です。
部落差別は、人々の人間性の悪魔的な部分が現れる現象です。
みなさんには天使になって、部落差別を今後はなくしていく方向に進んで欲しいです。
まず自分を愛すること、ここまでは誰でもしていますが、それと同じぐらい人を愛してみてください。
この文章はささやかな、小さな反差別論です。
日本が少しでも明るい社会になることを願っています。
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