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西川英行
2022年4月25日 03:57
鐘消えて花の香は撞く夕べかな 芭蕉夕方、寺の鐘の残響が残り、それと共に、桜の香りが鼻に匂うという情景。ここには、沈黙と静寂がある。芭蕉の俳句は、自己の存在を消して、風景の情感だけを表す。江戸時代の代表的な詩は俳句だが、現在、老人市民文学に成り下がっている。高悟帰俗と言う芭蕉の考えに普通の人は至らない。私は俳句は母から教わった。最高の先生だった。しかし、芭蕉を読まなかったし、学