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三浦半島に在る、美しき緑の村のハナシ

先日、葉山でご縁をいただいた友人の有冬典子さんにお誘いいただき、三浦半島の奥地にある村に伺いました。

ガイドしてくださったのは、日本全国の棚田と人を繋ぐ手作りのアイスをつくっていらっしゃる山口智史さん。智史さんは、元アーティストでありながら、廃れていく日本の美しき棚田文化の復興を目指してご活躍されている活動家でもあります。

写真だけでは魅力が伝わりきらないのが歯痒いところですが、少しでもそこにいる人たちの息遣いや大自然に囲まれたときのなんとも言えぬ心地よさを感じていただければ幸いです。

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☝️ 無農薬・無化学肥料の野菜を育てる手作りの農園
12年前、ヤスさんという方がたった一人で開墾を始めたという農園。今ではレストラン、ウェディング、イベント会場としての機能だけでなく、日本中のアーティストたちが集いクリエイティブな作品づくりを行う場になっていす。基本的に定休日はなく、雨の日のみお休みされるそうです。曇りの日は村を開くかどうか迷うとのことでした(笑)

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☝️ 廃材や山のものを使ってつくられたレストラン
そのほとんどが手作りという園内の装飾や建物は、手作り感満載でとっても温かな雰囲気でした。お皿やコップなどの食器も、今後はこの農園の中でつくっていかれるとのことです。カウンターには、見たことのない調味料がたくさん並んでおり、オーナーのヤスさん(実は元ギタリスト)が全国から選りすぐりのものを集めたのだそうです。

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☝️ 食べると力が湧いてくる野菜たち
これ、本当なんです(笑)ただ美味しいのではなく、食べると力が湧いてくるんです。料理だけでなく、ここで味わう感覚はもはや言葉を超えていて、友人に紹介するときも「いやぁ、やばかったよ」という伝え方しかできませんでした(笑)とにかく、体感してほしい!

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☝️ 実際に棚田を見せていただくことに
農園を後にして、上山口という場所へ移動。智史さんは5年前、葉山に来たときに棚田を初めて見て、とてつもない「美しさ」を感じたとおっしゃっていました。「経済的価値が低いから」という理由だけで日本人に忘れられてゆく棚田を放っておけず、その復興活動をされています。研究を重ねた末に生まれた棚田の稲を使ったアイス(葉山アイス)は感動的な美味しさでした!

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☝️ 最後は知る人ぞ知る、鎌倉のダイコン専門店へ
一日の締めくくりに、僕の大好きな鎌倉ダイコン専門店『福来鳥』さんへ伺いました。こちらのお店について語るだけで何記事にもなるほど魅力的な店主さん、料理、空間なのですが、今日はこちらの写真で終わりたいと思います。ダイコンの“本物の魅力”に出逢わせていただいたお店です。気になる方はぜひ足を運んでみてください! きっと驚かれると思います。

編集後記

「野菜って、こんなに美味しいんだ」ということを腹の底から感じた一日でした。量が多いから、大きいから、甘いから、見た目がきれいから、安いから。僕たちは野菜を買うとき、そんな理由で選んでしまいがちです。

でも、違う場所で野菜の本物の美味しさを伝え続けるために、必死に闘っている人たちがいます。その奥にあるのは、野菜や人に対する愛だと思います。「買い物は投票である」という言葉があるように、僕たち一人ひとりの買い物は社会に大きな影響を与えています。日々何気なくやっている小さなことは、間接的に大きなことにつながっていると思います。買い物をするときは、その先にいる人のことを想像しながら選択できたなら。日常生活だけでなく、未来がちょっと素敵になるかもしれません ☻

noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。