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コラム 08 仕事は学習の場

就職活動をしている学生さんたちは、これまで就職活動をしてきたことがあるでしょうか?はじめてのことであれば、うまくいかなかったり失敗したとしても当たり前のことですよね。

今回はそんなときに、頭の中に加えてほしい考え方をひとつ紹介します。


就職活動といえば、自分の行きたい会社や自分のやりたい仕事を探していくのでしょうが、”求人がなかった”、”条件が合わなかった”、”選考に落ちてしまった”、などの理由であきらめることもあるでしょう。

そのため、興味のない仕事や、やる気の出ない仕事に就くことがあるかもしれません。これで満たされるのは就職したという部分のみです。どうせ働くのなら、自分のためになることをプラス(資産を増やす)した方が良いですよね。
※ここでいう資産とは、知識、技能、経験などのことをいいます


考え方は簡単です。

「就職を将来の目的のための学習場所として捉える」


本来働きたかった会社へ勤めることは、もうすでに諦めてしまいましたか?そこへ勤めるために足りなかったモノは何でしょう?その足りないモノが手に入れば、もう一度挑戦することが出来ますよね。


まずは、その足りないモノを手に入れることが出来る会社を目指しませんか?
そして、その準備が整ったらもう一度チャレンジしてみませんか?


最初の段階で不合格になってしまったのは、今の自分にこれまでの活動では足りない部分があったからです。本来であればこの部分は、これまで(学生のうち)のうちに身に付けておくべきことだったのですが、今となっては仕方がありません。ウソをついて背伸びをしたところで意味はありません。就職活動の差し迫った時間のない状況では、これから新たな学習をすることも難しいかと思います。

で、あれば学習をすることが出来る環境を手に入れれば良いわけですよね。自分に足らないモノを手に入れることが出来る会社を選んで、そこで精一杯働きながら自分の資産を増やしていきます。


その会社に申し訳ないと思う必要はありません。目的を持って働く社員を邪魔者扱いするはずがありません。むしろありがたい存在です。十分な経験を積んだ後に新たな目標が見つかったとしたら、その会社で働き続けることも十分ありえます。


小学校、中学校と義務教育の中での勉強で基礎学力を身に付けた後は、将来の仕事のために、寄り道の無い勉強を進められれば良いのですが、実際のところ難しいところがあります。学力自体が仕事に結びつくという考え方が身に付いてしまっています。さらにはその学力さえも限界を感じて止めてしまうことも多いです。


希望の仕事をするために必要な知識や経験を、就職活動をする前までに手に入れておくことが出来れば、準備万端な状態で自信をもって仕事に向かうことが出来ます。

しかし、その準備がまだ不十分であったなら、一番学習効果の高い環境に身を置いて出来るだけ早く追いつくことをお勧めします。はっきりとした目的のある場所に居続けることで必要な資産を身に付けることが出来ます。

「就職を将来の目的のための学習場所として捉える」

この考え方で、仕事を探してみてください。
今の自分に一番必要なものが見えてくるはずです。

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