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コラム 07 知らないモノを知っているモノへ

初めて一人で電車に乗ったときのことって覚えていますか?
電車に限らず初めて自分でやることって怖いですよね。

今回は「知らないモノは怖いもの、だから知ってるものに変えればいいよね」っていうお話です。


得体の知れない知らないものを怖く感じる原因は、これまでの経験や想像、そして五感で確認できないことから生まれてきています。

仮に知っているものや五感で確認できるものであっても、その力がとても大きなものであった場合はやっぱり怖く感じます。
自然災害や自分の力より大きなモノに対する不安のようなものです。
地震や台風なんかは知っていても怖いですよね。
明日プロレスラーと戦いましょうって言われたら、それもまた怖いですよね。

それらの大きな恐怖には、ただ祈ることによってしか不安を解消できなかったのですが、今の時代は情報や科学の発展によって、そのものの怖さ自体には変わりはなくても、多少その不安を緩めることは出来るようになってきていますね。

ただ、今回のお話はこのような大きな避けることが出来ないような不安ではなく、ただ知らないことによる不安についてのお話をしていきます。


最初の例え話のように、電車に一人で乗ったことのない人がいたとしましょう。その人が電車に乗る方法を、だれかと一緒に電車に乗りながら丁寧に教えてもらったとしたらどうでしょうか。

その時からその人にとって”電車に乗る方法””知っているもの”に変わっているはずです。

ただ、まだ”一人で行動する”という部分に不安は残るでしょうが、電車に乗る方法自体には不安は無くなっているはずです。
あとは、一人で行動するという不安を、「えいっ!」と乗り越えると、一人で電車に乗ることが出来るようになると思います。

さらに、一度乗ってしまえば次からは怖がることなく乗ることが出来るでしょうね。


こんな感じで、知らないモノを知っているモノに変えるだけで、すぐに行動することができ、多くの体験が手に入るということです。


知らないモノを、知っているモノに変える方法としては、やっぱり人に教わるってことが多いでしょうね。でも、できればそれを自分で手に入れられるようになれば、なおさら良いでしょうね。

ただ、自分からなんにでも興味を持って、さらには調べたり勉強したりすることってなかなか出来ることじゃないですよね。

とくに学校に通っている子供たちは、”授業で教わること”っていうのは、”やらされていること”っていうイメージが強く付きすぎています。
”知らないことは先生が教えてくれること”と思い込んでしまっていることが多いですね。
(ここでは学校の教育法が悪いと言っているわけではありません)

そのため、”教えてもらってないこと”は、”知らなくてもいいこと”と理解してしまっていて、自分からわざわざ知るために調べたり勉強することはあまりしません。

これが受け身の授業っていうのでしょうけど、この部分は学校の授業を受けてきた限りは”しょうがないこと”でもあるので、それなら”じゃぁどうしようか”という形に頭を切り替えていったほうが良いですね。


なにか難しい話のようにしてきましたけど、単純なお話なんですよね。
「知らないモノを知っているモノに変えると動きやすくなるよ」っていうだけのお話なんです。

そして、
「自分で知ろうとしたり調べたりすることは、案外ハードルの高いことなので、周りの人が手助けして あげればいいよね」ってことなんです。


ただ、今の時代は答えだけを教えてもあまり意味がないんです。
だって、ネット上には情報がたくさん流れているので、正解を出すための答えはゴロゴロ転がっています。わざわざ他の人に教わる必要もなく、すぐに自分で答えにたどり着きます

でも、その答えだけを知っていたとしてもあまり意味がないですよね。

例えば、おいしいチャーハンを作ろうとして調べはじめたら、ネット上にはたくさんのレシピが流れています。その中の一番おいしそうなレシピを見て作り方が分かったとして、それだけで満足するでしょうか?

実際にそのレシピの通りに作って食べてみないと意味がないですよね。
その答えのレシピだけを知っていたとしても、実際に作ってみないと意味がないってことなんです。


なので、周りの人が手助けをしたいと思うのなら、”知らないモノを知っているモノに変えると良いことがあるよ”って伝えてあげることと、出てきた答えにたどり着くための、”動き始めやすい環境を整えてあげる”ことをお手伝いしてあげればいいんですよね。


なので、ここ最近このYouTubeで元女子高生の子に参加してもらってるんですけど、結構な違和感がありますよね。

深夜に酒飲みながらの鉄板焼き動画に、なんで元女子高生が絡んできてるんだって感じです。あやしい香りがプンプンしますね。

そこに登場しているその子は、もちろんYouTubeなんてやったことないです。ましてやナレーションもしゃべったことなんてないです。

でも、もうすでにYouTubeを作ることは、ひとりでも出来るんじゃないでしょうか。
だって、YouTubeの動画を作ることやナレーションを話すことは、すでにやったことあることになったんだから。
それを自分でやり始めようと思ったとしても怖くないですよね。


今回私がやったことはとても簡単なことなんです。

”YouTubeをやっておくとこれからの自分の活動で有利になることがあるよ”って伝えたことと、”たまたま自分がやっていたYouTubeの活動に共犯者的に乗っからせて参加してもらった”ってことだけなんです。

たったこれだけで、この元女子高生(なんて呼び名だ)は今後自分でYouTubeをはじめることがあった時、怖がることなく始めることが出来るようになっているはずです。

やったことのある事や、知っている事っていうのは、なにも恐れることなく始めることが出来ますよね。

若いうちは、いろいろチャレンジしてたくさんの持ち駒を増やしておくと、人生が楽しく有利になるんじゃないでしょうか。

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