インドネシアの初日

インドネシアは激動の国だった。ジャカルタの都市をスルーし、まだ金があったおれは電車で移動することにした。デカくもなく小さくもなさそうなチルボンという響きのいい都市に降り着いた。いいのは響きだけでここには誰1人言語を通じてコミュニケーションを取れる人がいないのだ。つまりみんな自国の言葉しか喋れないのだ。夜に着いたのでホテルを探そう。ホテルは1000円でも高いと思っていたので500円から700円の間で探したかった。結局そんなホテルは見つからず一晩中歩くことになる。
チャリんこタクシーのおっちゃんは、見つけれもせずチップをせがんでくるわ、バイクのおっちゃんも100m余分に走っただけで2倍ふっかけてくる。ホテルのフロントも部屋は空いてないの一点張り。もう机で寝かしてくれと言ってもなかなか話が通じない。現地の言葉で話しまくられるし。夜通し歩きまくって結局着いたのは駅。
駅のにいちゃんは英語が喋れて、めちゃめちゃ優しかった。コーヒーとタバコをくれて何もいいことがなかったこの一夜、その優しさ

しかも駅のベンチで横になりなと、、きた、ねれる、、
さっきどっかのホテルの階段で寝てて、追い出されたのでやっと寝れる。
ベンチは椅子が3個横一列に並んでる、電車のホームにあるような自分の身長であればよこになれサイズだ。一個一個の椅子の間に手すりがあったので、体をSの字プラスもう一捻り、する姿勢で寝なければなかったけど。ボールを枕にして5時間は寝たね。そこからおれはどこでも睡眠が取れる自信がついてきた。朝イチの電車に乗り。明るいうちに宿を探そうと決めた。

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