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感受性と創造性を活かす:INFPのための成功する就職活動戦略 〜2.強み〜


本マガジン初回の記事では前提として私がどんな人間でどんな就活をしていたのかお話ししました。ざっくりとでもご理解いただけたでしょうか。

今回の記事ではこのマガジンの核となるESにおける強みと弱みの作り方とアピールの方法について解説していきます。
INFPの方は理解できる部分が多くあると思いますのでエッセンスとして取り入れながらご自分の強み、弱みを整理してみてください。

就活における強み、弱みは最低限のマナー

実践的な内容に入る前に強み弱みの重要性について述べます。
その前に、、、日本の就活はクソです。
ただクソなりにこの何10年間も何万、何10万人もの人がやり続けてきた結果、ある種の共通フォーマットや見解みたいなものは面接側も学生側も分かってきたと思います。

それは
そもそも自分の強み、弱みすらきちんと考えて用意してきてない奴は企業側は必要としていない。
ということです。

私は日本の就活(学校の面接試験も)に対してネガティブな考えを持っていました。
たかだか30分かそこらの話で俺の何がわかんねん、と。
しかし当時ESの添削と面接練習をして、そして今就職して企業側の目線になると少し違う考えを持つようになりました。

それは
たかだか30分では多くのことは分からないけれど、学生がこの面接に対してどれだけ考えて、用意をして、努力をしてきたかは確実に分かる、ということです。

就活で確実に聞かれるであろう自分の強みと弱み。
もうテスト問題があらかじめ分かっているようなものです。
それにも関わらずちんぷんかんぷんなことを言っていると、面接側は
あ、この学生そんなことすら用意してなかったんだな。
とそりゃ思います。当たり前のこともできない人は誰でも採用したくないでしょう。
就活における強みと弱みは企業に対する最低限のマナーだと思って作り込みましょう。
当たり前に大学に行けず休学し、当たり前に課題に取り組めず留年した怠惰な私でもできたんだから多分99%の人はできますよ。
ただ私は就活エージェントという仲間がいてくれたのが大きかったです。
まず自分でESを作ってみたら、就活エージェントや大学のキャリア支援を行う部署の人やその他社会人に見てもらい添削してもらうのが良いと思います。
周りに誰もいなければ私が見ますので気軽にコメントしてくださいな。

私の強み弱み

これからあなたが設定するべき強みと弱みについて解説する前に、まず実際に私が面接の際に用意した強み、弱みを記載します。↓

  • 強み:学習意欲が高い

  • 弱み:直感的に行動してしまう

INFPの自己分析:強み

まずは強みから解説します。

INFPは内向的でしょう。でなければIじゃないですからね。
少なくとも、大勢の前でリーダーシップを発揮できます!
とか
みんなの前でギャグを披露したり率先して笑わせにいくタイプです!
とはならないでしょう。
私たちINFPの強みは集団で行動する時に目立つように発揮されるものではないということです。

あなたの強みは自分自身や外の世界への探究心の高さや探究したことを表現する、という能力や態度であると思います。

したがってINFPが強みとして設定できるキーワードとしては、好奇心、探究心、興味関心の高さなどが挙げられます。
しかし私が最初に好奇心旺盛であることを強みとして設定すると就活エージェントの方(以下Oさん)からこのようなフィードバックが返ってきました。

「好奇心旺盛であるということを裏返すと一つのことを継続できない、というふうに捉えられてしまう。」

はい、その通りです笑
INFPのみなさんもギクッとしませんでしたか?

私たちは好きになった食べ物を食べ続けたり、気に入った曲をアホほどリピートする一方で興味を失うととことん接したくなくなります。

面接官側から聞くと好奇心旺盛というワードは
色んなこと覚えてくれるんだろうな…?
と思われつつ裏を返すと
仕事も飽きやすいのかな…?
と思われる、あまり良くないワードなんです。
これを強みにしたまま面接に望まなくて良かった…ありがとうOさん。

では何を強みに設定すればよいのか

キーワードはどちらの意味にも解釈できるようなものであるべきではありません。
私はOさんのフィードバックを元に自分の強みを

学習意欲の高さ

に変更しました。
この学習意欲というキーワードであれば裏返して邪推されることもありません。嘘はついてないですしね。私たちINFPは色々と知るために勉強することは好きですし苦じゃないでしょう。
他にはどのようなキーワードが強みとして設定できるでしょうか。
自分の内なる表現力を元に絵や文章を書いたり、私のようにエンジニア志望なのであればアプリを作ったりすることができれば、

アウトプット能力の高さ

を強みに据えることもできるでしょう。
実際私は大学生の間に作っていたwebサイトやwebアプリを就活の際ポートフォリオとして提出しました。採用の人からも久しぶりにこんなレベルが高い物を見た、という評価をいただけました。(お世辞だろうけど…)
作っていたものはWordPressのオリジナルテーマとJamstackサイトと簡単なReactのアプリです。それも本を見ながらその通りに作ったので今振り返ると相当簡単だったと思います。

重要なことは就活当時の職業スキルではなく、キャリアに向かってどれだけ真剣な態度で接しているかということです。
人に見せられるようなものでなくても、アウトプットしているものがあるのであればそれをアピールしましょう。嘘はダメですよ。

共感能力の高さ

もINFPの皆さんは持ち合わせていますよね。
共感能力の高さは集団内でのコミュニケーションというよりも1対1でのコミュニケーション時に威力を発揮します。
共感は思いやりを生みますから、特定の人と深い信頼関係になる際に私たちは有利です。(打算的にそうしろという訳では全くありません。私たちは意図せずともそうなってしまうのです。)

この共感能力の高さも強みとしてアピールすることはできるでしょう。
社会人になると普段関わる人は限られてきます。直属の上司、同期入社の同僚、同部署の人たち、関係部署の人たち。
こう書き出すと多いような気がしますし私は会社員になってから格段に関わる人が増えました。コミュニケーションの頻度も上がりました。
しかし毎日顔を合わせ、近くのデスクで仕事をして、コミュニケーションを取る人はそう多くないはずです。
そういった人たちと深い信頼関係を築けることは会社側からしてもかなり有用な人材です。

どうでしょう、3つINFPのあなたに強みとなりそうな特徴を挙げましたがどれか自分に最も当てはまりそうなものはあったでしょうか。
もし見つからなくても大丈夫です。
次の章では自分の性格が現れた行動やエピソードに目を向けますから、そこから探してみるというのも一つの方法です。

強みを設定したら次にやるべきこと

自分の強みが設定できたら次にやるべきことは
具体的なエピソードと結びつけることです。
ここまできてやっと話の構成の仕方に入りますが、前提として就活ではPREP法で話すことがベターです。
私の強みは学習意欲の高さです!
↑これはPoint:結論ですね。
そしてこの結論を裏付けるためのReason:理由とExample:具体例の文章がこの先に必要になります。

強みを説明する時の理由と具体例についてははっきりと分離したものではなく、過去のエピソードから結論の正当性を証明し説得力を増すための一塊のセクションです。

なぜ学習意欲が高いと言えるのか、それを示すエピソードは何なのか、簡潔に話しましょう。

私の場合は大学で専攻していた分野の最新情報をジャーナルでキャッチアップし実習にそれを落とし込んだ、というようなことを書きました。
教科書通りのことをやるのではなく自ら情報を取りに行き、行動まで落とし込んだことが分かるアピールとなっています。

アウトプット能力の高さを強みとして設定した場合はどのようになるでしょう。
学んだことが頭に入っていると証明する術は、それを形にすることです。
資格試験、アプリを作る、文章を書く、絵を描く、イベントを開催する、筋トレする(?)

学生の就活レベルでは車輪の再発明でもいいと思います。
自分で何かをやったことがある人はその説明をしましょう。ただし一つや二つやったことがある、というだけではアウトプット能力があるとは言えるでしょうが高い、とは自称できないかもしれません。
その点ではアウトプット能力について強みとして触れることは一部の人に限られるかもしれません。

共感力の高さを強みとして設定した場合は、どのような理由と具体例が思いつくでしょうか。
これは今まで生きてきてコミュニケーションをしてきた経験から色々なエピソードが思いつくと思います。

例えば相手の本心を理解する時に、その人が言っていることと本心が違うことがあります。私は大学の時にやっていたコールセンターでのアルバイトでこれを痛感し、情緒的サポートを得意とするようになりました。喋っている内容だけでなく表情や声色から本心を感じとり、最適な解決手段を考える。これはINFPの人は非常に得意だと思います。

PREPの最後のP

P:結論とそれの論拠をR:理由とE:具体例で示せれば8割型自分の強みは説明出来ていると言っても良いでしょう。
最後はP:結論で〆ましょう。
とは言っても就活における最後のPの述べ方は、

以上のことから私の強みは〇〇であると言えます。

ではダメです。
いやダメではないかもしれません。
PREPの法則に則り正しく順序立てて言えました。でもそれで終わりです。せっかくだからプラスのポイントを作りましょう。
最後の〆では

その強みが仕事でどう活かせるのかを述べる

ことが大事です。
例えば学習意欲の高さであれば新しい仕事のスキル習得、アウトプット能力の高さであれば伝わりやすい資料作成、共感力の高さであれば親切な顧客対応…など。細かく考えると色々ありますが、面接先の企業の事業内容、募集職種に合わせて100字程度で〆るとよいかなと思います。

就活はゲームと捉えてさっさとクリアしよう。

ここまでで私たちINFPの就活における強みの作り部分は終わりです。
いやぁ…疲れますよね…
すみませんが弱みに関してはまた同じぐらいのボリュームになりそうなので次回の記事に改めることにします…

強みを作り込むだけでも一苦労ですが、就職活動を乗り切るにはもうちょっと作り込みが必要です。
たかが30分の面接ですが面接官はそのたかが30分であなたを仲間にするか否かを決めます。
これを乗り切ると少なくとも月10数万は手元に入るのです。
ちょっと喋るだけで。
でも準備しないと確実に無職か、面接すら必要ないような単調な作業の仕事をすることになります。
そういった仕事を卑下するわけではありませんが、私たちINFPはなるべく裁量権を持って仕事が出来た方が活躍できるし楽しいと思います。
せっかくなら頑張ってみませんか。

なにかお手伝いできることがあったら教えてください。
では次回、INFPの弱み編もご期待ください!


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