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忘れない切り取り日常

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2019年2月の記事一覧

虎にもなれずに溺れる

虎にもなれずに溺れる

週末、深夜のファミレスへ行った。
土曜日だからか、店内には思ってた以上に人がいて、3時にステーキがほかのテーブルに運ばれてきた。私はあまり夜中に出かけたりしないので、こんなに身近っぽくて知らない世界があるんだな、と思った。
そんな私は2時にイチゴパフェを食べた。

中古で買ったカメラが曇っていた。レンズの内側だったから、結局クリーニングができなくて、返品になってしまった。このカメラではフィルム1本

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時々思い出すこと、机の引き出しにある飴玉

時々思い出すこと、机の引き出しにある飴玉

何曜日に爪を切る。
みたいな決め事をしていないから、結局いつも深夜に爪を切る。パチンという爪切りの音を聞くといつも、昔XXX HOLiCで読んだ、四月一日が夜に爪を切る場面を思い出す。思い出したらまた読みたくなってきた。

会社の休憩時間でカラオケに行きましょうね!って言い合っていた先輩も私ももうすぐこの会社からいなくなってしまう。
若い頃を浪費してしまっただなんて思ったことはないけれど、それに

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柘榴の樹、無花果の樹

柘榴の樹、無花果の樹

近所の本屋さんへ行く。
そのお店では、あいうえお順でも出版社順でもなく無秩序に文庫本を並べていて、覚えているのは春樹がたくさんあった。というくらいで、結局欲しい本は見つけられずにお店を出た。
でも、お店の端の単行本を並べている棚には、わたしがどれだけ大きい本屋を回っても売り切れていて、結局Amazonで買った山田詠美の本が並んでいた。

わたしは常々、歯医者に通いたいと思っているのですが、ありがた

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時計の針が止まって見える現象のことだよ

時計の針が止まって見える現象のことだよ

送りたい手紙があるのに、生活の近辺にポストが見つからない。
ちょっと駅まで行くついでに、会社からの帰り道に、探してみてもなくて、ポストってこんなにないものだったっけ。

週末、ジャーは入れ物(びん)という意味だと知った。ジャーといえば、炊飯器を思い浮かべてしまうけれど、本当はジャムを入れるようなびんのことを指しているらしい。美術館で見た陶磁器の英文説明はとても簡潔で、大きな壺も『JAR』ということ

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