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【見どころ】FC町田ゼルビア 2023年第26節(延期試合) ブラウブリッツ秋田戦

こんにちわこんばんは。ひだりです。甲府戦勝ち点1に引けを取らない収穫、ポスターとJ2バスターズバッジです。嬉しい。

落ち着かない日々が続きます、、あと1月も経てば、すべての結果が出揃うので、、強い気持ちで前進していきましょう。。

甲府戦:今季有数のジェットコースターゲーム

おっくんマジおっくん

おっくんはやはりおっくんだった。前半の粛々守備すごく良かった。SBの負担が大きい今のサッカーで、90分すべてをまかなうのは攻撃面も加味すると(おっくんでなくても)厳しいかもですが、守備マスターとしての機能性は相変わらず抜群だなと再確認させられました。

試合を殺すことがうまくできなくなってきているゼルビアにとって、あるいはおっくんこそラストピースになるかもしれない。なるといいな。最終節まで、地味な無双を繰り返してほしい。

チームを救った禅斗の積極性

また、今節は禅斗の試合でした。彼の守備と積極性が光るの、現状最適だとシャドーのポジションはアリなのかーと見ていて感心しました。
本来ミドルもガンガン狙う(外し気味だけど)選手だし、ハッキリした守備属性持ちながら攻撃関与にアグレッシブなところこそ彼のセンスなんですよね。
選手権や代表で見せていた神出鬼没感が、今節はすごく出ていて、躍動嬉しかったです。

Football LAB https://www.football-lab.jp/mcd/report/ より引用

ロングスロー、CK含めとにかくセットプレー多く、シュート機会も断然上回っていたので勝ちたかったですが、、、甲府やっぱ強いチームということで引き分けは妥当でした。悔しい。

選手の安全を守るジャッジを

平河の怪我が軽症であることをただただ祈ります。

リスペクトの観点からも、あまりジャッジにどうこう言い続けるのは自分としてもイヤなのですが……今回の主審、球際ジャッジに対する対応の甘さは清水戦でのエリキに続いて、です。球際の取らなさは、解説にすら指摘されていたし。。平河も代表離脱という、サッカー人生のキャリアに影響し得る事態。

すべてがジャッジのせいとは思っていません。
それでも、結果として、町田からすればそういう現実を連続して起こしている。
うちの試合に限らずの話で、選手の身の安全を守れる、制御できる試合運びをお願いしたい。すべての選手は宝なんだよ。お願いだから。

悔しいことがあっても甲府は好き

試合後のSNSでの諍いもあって、一応はエキサイティングなエンタメの範疇に入る試合そのもの以上に後味が悪かった前節。甲府は大好きな土地でありチームなので、そういう雰囲気で終わったのが悔しいです。

ともあれ、次の試合が、我々にはすぐやってきます。前向こう前。秋田豪雨で中止となった第26節、ブラウブリッツ秋田戦 延期試合の見どころです。
どうぞよろしくお願いします。

ブラウブリッツ秋田の最近

まず前半戦のハイライトを置いておきます。

野津田での対戦は今季第8節・4月8日のこと。84分の秋田決勝点まで、拮抗が続いた試合でした。あらためて見てみると、

  • 秋田ロングシュートゴール見逃し

  • 失点を喫したセットプレイへの対応

以外は、非常にタフな戦いながら、ある種想定していた範囲の内容だったのかなとも思います。

狙った形もまったく取れなかったわけではなく、前がかりとなった秋田からボール奪い平河・エリキ・藤尾の3枚で数的優位〜同数での素早いカウンターのシーンは、今季初採用だった3バックのフォーメーションと秋田の矢印を前に向ける性質を活かした典型的なシーン。前回対戦時ゼルビアTimesマッチレビューはこちら。

延期となった7/16時点のプレビューがこちら。
当時の状況から雨天の懸念について多めですが、大枠は変わらないので、今回の記事もこれを下敷きに確認しながら見直してみます。

直近の戦績

Football LAB https://www.football-lab.jp/aki/match/ より引用

10/1栃木戦で7/22以来の勝利、前節金沢戦も2-0勝利し、チームバイオリズムが上昇する中、町田との対戦です。

とにかく徹底な秋田さんなので、チーム特徴もう自明ですが(今節書くの3度目です。。)さらっといきます。

泣く子も黙る442

粘り強く走る、球際戦う、ゆさぶられれば横スライド、裏を取られれば全速力で戻る、ゴール前は全力で全員で塞ぐ。全部強度MAX。泣く子も黙る442徹底型。

ロングボールでのアタック

最終ラインでも中盤でも、ボールを奪ったら前に蹴る。前の選手はボール保持が来たら前へ相手守備裏へと走りだす。徹底。

ロングボールは中央FWが自由なら真裏を狙うが、今季は相手SB裏のスペースに蹴りサイド攻略で前進しようとするケースが多い。敵陣近くのスローインになれば、髙田椋汰のロングスローが使えるのも大きい。

セットプレイ

セットプレイは主要で最大の得点源。ヘディングだけではなくカオスな状況でも屈強で粘り強いチーム姿勢が活きてくるので、守備側もマンツーマン対応でアタッカーに圧をかけて自由にやらせないと同時にゴールを塞ぐ部分の徹底も必須。

金沢戦は1点目ロングスローからの流れ、2点目83分ヘディングでと2得点ともにセットプレイから。

秋田の勝ち筋は2得点

前回レビュー時と同じくですが、秋田は徹底した守備のチームで、攻撃力・決定力が高いチームではなく上記の試合結果の流れを見ても、1得点で終わった試合は引き分けないし負け。

暑さが和らいできた影響もありそうですが、ここ2戦は2得点で連勝しています。今節もまず1点、しっかり守って隙を見てセットプレイ等でもう1点、2得点での勝利を目指してくるはず。

攻略のポイント

ロングボールは回収orしっかり跳ね返す

秋田は前進のファーストチョイスがロングボール。最終ラインでも中盤でも、前に裏に蹴ってくる。秋田アタッカーが蹴られたボールを全力で追ってくる中、後衛がしっかり回収、または跳ね返すプレイを続けなければなりません。90分、ただただひたすら、これは繰り返す必要がある。

SBは適切なポジショニング、駆け戻りでボール回収、CBに来たボールはしっかり跳ね返す。曖昧なビルドアップは危険なので、危うい時はタッチに逃げて、時間を区切る。

前回対戦時の失点につながるスローインは、後衛のバックパスのエラーをきっかけに与えたものでした。意識的に局面バトルの連続とすることで、ゲームの中の流れになんとなく任せた故のミス発生は避けたい。

特に70分、80分と疲労の溜まる時間帯の対応は注意が必要。選手交代やフォーメーション微調整などかませ、集中力を持続させる工夫も必要になるかもしれない。

セカンドボール争いを制する

後衛が跳ね返した後、セカンドボールを回収できるかどうかが、地上戦の趨勢に大きく影響します。

今節こそ、セカンドボールは絶対に制さないといけない点は、絶対的に視野に入れないといけない試合。実際に x で公開されている練習風景でも、球際強度を意識した取り組みが練習初日から行われていることが伝わってきます。

3バック・4バック採用のバランス

前節・甲府戦。
3バックベースで前からプレス型にすることで禅斗が輝き、なんとか同点に持ち込めた試合でしたが、セットプレイ獲得や枠内シュートの多さなど含めても、攻撃面での試合の運びそのものはそこそこ機能していた試合という印象もあります。

黒田監督も試合後コメントで

秋田戦に向けては今日の反省点を活かし、3バックや4バックを模索しながら準備を進めていきたいと思います

FC町田ゼルビア 公式サイト https://www.zelvia.co.jp/match/game/222493/#report より引用

というコメントを残していたことから、3バック・4バック状況見て併用する想定で試合に臨むのかなという気がします。

ただ、以下、延期試合の際に書いた内容を再度引いてきますと…

秋田の守備フォーメーションは442
次々とハイプレスで距離を詰めてくる秋田の守備モデルからすると、幅を使える3バック2WBで試合に入れると有効そうです。
サイドに優位性を持つことで守備者の距離感をズラしたり、逆サイド展開を狙ったりはできそう。実際ホーム秋田戦は今季はじめて3バックを採用して試合に臨んでおりました。

ただ懸念点としては、構造上ワイドが使える3バック相手に対して、秋田の勝率が尋常じゃなく高いんですね。
この数字をどう見るか。
 :
球際勝負に勝った方が前進する権利を得る試合にはなりますが、キックオフ後の秋田の出方・ピッチ状態の様子・時間帯なども見て、フォーメーション・動き方は柔軟に定めることになるかもしれません。

7/15公開【見どころ】FC町田ゼルビア 2023年第26節 ブラウブリッツ秋田戦  より引用
Football LAB https://www.football-lab.jp/aki/formation/ より引用

脅威の3バック相手勝率7割。

442相手に3バックで戦う狙いは、

  • 2トップに対する最終ラインでの数的優位

  • アンカーやハーフスペース、ポジショニングのズレを活かしたビルドアップ打開

  • ワイド攻撃で相手442守備の幅を広げる

あたりだと思うのですが、秋田のコンパクトディフェンス・球際・走力の前には、両刃の刃という側面もある。少なくも前後半の最初5分・10分は、あまり秋田の選手とズレを作らず、4バックでしっかり受けられる形で入る方が穏便そうな気はします。

個人的には下田アンカー+2シャドーの4321〜433あたりなら、中盤争い、攻撃時ショートカウンター+あえて開けておいたサイド使う形でイケそうな気はしますが、、まあそんな簡単にうまくいくものでもない。

なんて書いてたらちょうど流れてきたtanaさんポスト。わかりみが深い。

狭く守って広く攻める

最終的にどういうフォーメーションを採用するかは別として、到達したいのは「狭く守って広く攻める」をピッチの上で実現したい点です。

守ってはコンパクトな距離感でセカンドボールを回収し、攻めては沼田やバイロン、奥山洋などを活かしてサイド攻略からのクロス/ペナ角打開。ゴール前のスペースを嗅ぎ分ける部分は荒木、禅斗あたりにも期待される部分かも。
秋田は一発の仕掛けで決められる相手ではないので、うまくいかなくても、何度でもチャレンジすることも重要になるでしょう。

いわきFCが町田に対して見せたような強気のプレッシング、仕掛けとポゼッションを融合したサッカーを表現できると理想的な気がします。

攻撃の飛車角完落ち状況でどう攻めるか

前半戦の秋田との対戦時は、前節・藤枝戦でデュークが負傷離脱、デュークなしで試合に臨みました。今回こそ、とフルメンバーでの戦いを期待していた7/18試合は雨天中止。延期開催となった今回は結果としてエリキ負傷離脱・藤尾・デューク代表欠場・平河怪我欠場(多分)、今季ゼルビアの攻撃面での飛車角完落ち状況で臨む秋田戦となります。きっつー。

ここ数戦は守備のチームというより過剰得点攻撃型にシフトしてしまっている(甚だしく不本意)ゼルビアですが、今節、誰を使ってどう攻める形になるかは焦点ですが、ある種割り切って、全員で闘うことが必須になる前提になるのは、それはそれで悪くないのかもしれません。

代表組不在での勝利は9/8 栃木戦の積み残しでもあり、今回結果を見せてほしい。こういう状況だからこそ、飛車角完落ちで勝ちきることの価値は非常に大きい。

セットプレーの工夫

セットプレーで1点取れるとだいぶラクになるのですが、そもそも藤尾・デュークがいない試合なので、秋田相手に有効かどうかの疑義はある。それでも、戦列復帰した高澤が行けたり、工夫や変化加えたクロス、ゴール前のカオス状況からの一刺しなど、一発決めきれればありがたいところ。

Football LAB https://www.football-lab.jp/aki/preview/ より引用
Football LAB https://www.football-lab.jp/aki/preview/ より引用

競り合いの部分は秋田の強みでもありますが、失点数を見ても、セットプレーでの失点はそこそこ多い。地上戦とは別の部分で勝負できるポイントでもあるので、発生したチャンスは手を変え品を変え、しっかり狙っていきたい。

あと、うまくいってもいかなくてもカウンター予防としてハッキリしたシュートで終わりたい。

まとめ

総じてまとめますと

  • 攻撃的に優位を作りやすそうなのは3バックだけどハイプレスやコンパクト守備の中盤圧殺で詰む恐れ

  • アグレッシブ442に対して逃げない。マンツーマンの球際とセカンドボール争いで絶対勝てばチャンスは作れる。負ければピンチ。だから勝って。

  • 秋田セットプレー強いけど失点も意外と多い。

  • スペースを嗅ぎつける能力に長けた荒木、禅斗に期待

The J2 な全員全力サッカーで勝ちたい今節

不格好でも、全員で、全力で走り、闘い、追って、時計を進めながら一瞬の隙を突く。今節は特に「The J2な戦い」を見せてほしいなぁと思っています。割とマジでナカシ連れて行った方がいいんじゃなかろか。ナカシの守備貢献はもちろん、ナカシのふんわりクロス、秋田弾きづらそうなんだけども。

今節、前々からの予定で現地観戦はできないのですが、なんかしらの方法でDAZNで観戦する予定。

10/10時点145名の皆様!現地よろしくお願いいたします!

今節はシバヒロでパブリックビューイングがあります。秋田には行けないけどシバヒロなら行ける、なんて方は是非どうぞ。予定後むりない感じで動けたら、うちも行けたら行きたいなー。

1つの勝ちが、なにより次の勝利を切り開く材料になる今。状況を楽しみつつ、全力で勝ち切りましょう。共闘!

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