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【見どころ】FC町田ゼルビア 2023年第28節 徳島ヴォルティス戦

こんにちわこんばんは。ひだりです。

痛恨のvsジェフ敗戦から過ごすウィークデイ。うち以外の移籍もふくめちょっとざわつき多すぎて食傷気味。
いっそ明日までに全チーム全移籍終えちゃってほしい、、。

ジェフ戦はミラクルなの忘れてた

自分も去年からジェフ戦では入れ続けていたアレを、うっかり忘れていたんですよ。

2022年J2第31節の記事 https://note.com/hidari/n/nd925270d1753 より引用

ジェフといえばPK。野津田のジェフといったらPKでしたわ。
忘れてる時点で心ここにあらずだったんですよ。来るたび思い出そうとか言っといて、失点の瞬間に思い出して、ちょっと恥ずかしくなりました。

秋田戦の雨天中止にともなう試合勘の低下、トレーニング日程の不足含め、アンラッキーと言えばアンラッキーな部分もありましたが、アンラッキーがピッチで起きる確率を確実に高めるアプローチを90分+α、しっかりやりきってきたジェフがマジで強かった。

選手交代にともなうチーム全体のポジションバランスもいびつになってセカンドボールも取れず、ただただ完敗でした。

見木のミドルは来るのマジでわかってた。ジェフのエスパルス戦の再現Vを見ているかのようなミドルだった。遠目からの一撃対策は、徳島相手でも必須項目なので、マジで改善しないといけない。

まあ、諸々は黒田さん・コーチ陣・チーム全体でやってくれると思います。次は勝たないといけない。勝つためにまず勝点を確保できるように対応していきたい。

ホーム 徳島ヴォルティス戦の見どころです。
どうぞよろしくお願いします。

徳島ヴォルティスの最近

前半戦のハイライトはこちら。

いま見ても悔しい、平河退場でバランス崩しての敗戦。

前回対戦時のプレビューがこちら。

直近の戦績

Football LAB https://www.football-lab.jp/toku/match/ より引用

徳島は6/11の20節、栃木戦以来、5分2敗の7戦勝ちなし。
とはいえ、7戦で5回引き分けで勝ち点5積み上げ、それもスコアレスドローは2試合のみです。1点取れていれば勝ち点もどのようにでも転がっていた状況なわけで、これを持って不調と見るのはなかなか難しい。

徳島は昨年ポヤトス監督で23戦引き分けのJ2リーグ新記録を作っていましたが、レアルソシエダの分析責任者だったラバイン監督指揮下の今季もスペイン風のボール保持支配をベースに、攻撃的ながらトータルで堅いチームを作ってきている。このブレなさは流石。正直、徳島はJ2じゃなくてずっとJ1にいた方が日本サッカー界のためになると思うチーム。

サイドアタックと前線FWの活かし活かされる関係

試合映像見た上で、ヴォルティスの注意ポイントは大筋でこの時とそこまで変わってない気もします。

当時は結果がなかなか出なかった時期だったこと、(わりと今も)森海渡が無双状態ということもありシンプル縦攻撃基調だったところ、3バック採用以降で復調が進み、サイドアタックとシンプル縦楔のバランスが取れてきているように感じます。

左WB西谷、右WB西野のドリブル打開を狙うサイドアタックで相手守備者をサイドに寄せ、中央に空きができれば頂点となる森海渡へクサビ。

逆にCFで時間を作ればサイドに落としてクロス攻撃またはバイタルエリアに落としてミドルシュートも狙ってくる。

徳島オフェンスの指揮者・柿谷

柿谷の上下左右の自在な動きが、中衛を前線に呼び込み、前線のフィニッシュチャンスを演出する。実に徳島のオフェンスにおける指揮者で、前半戦も見事にやられましたしね。。

相手の出方や戦況を見てポジショニングや役割を変幻自在に変えて飄々とプレイし続ける柿谷の存在感はJ2の中でもやっぱり乾と並んで異質。

他に目立った指標あるか見ましたがそこまではない。
得点数リーグ18位失点数14位と、今季ここまでそこまで突き抜けた結果は出ていません。

それでも前半戦は初の複数失点で負けていますし、攻撃的パスサッカーを掲げながらも負けない試合を続けている様は過去の対戦ふまえてもゼルビアにとっては十二分に不気味です。

7連敗……。

徳島のうまさ強さは、もううちは散々味わってきているので、もうこれだけあげれば十分でしょう…。

攻略のポイント

原点に立ち戻ろう

前節できてないことが多すぎたので、シンプルに今年進めてきた戦い方の原点に立ち戻ることが重要な一戦になります。

相手に楽にやらせない守備、球際、セカンドボールを奪い切る、距離を詰める寄せ、一度基本に立ち戻り「失点しない」ところからスタートしたい。

サイド攻撃を加速させない

徳島ヴォルティスの攻撃は、サイドの加速を起点に中央守備を揺さぶり、前線FWがしっかり前向きに決め切るサッカーなので、サイド攻撃を防ぐというより、そもそも加速させないことが重要になる。

  • MFが内側を切りながら距離を詰め、SBは奥を埋めて西谷/西野の前のスペースを埋める

  • その時MFは距離を寄せつつも飛び込まない

  • ボランチがフォローでMF、SB間の斜め方向を切って前方パスコース + 徳島中盤への横パスルートをケアする

この想定の対応を直近の甲府も、ヴェルディも、水戸も徹底しており、サイドにボールが入ったら、まず複数名でサイド前進可能なスペースを埋める部分は約束事として行っていた。

なんなら、西谷に対して1vs1の不十分な体制の時は抱えてファウルしてでもサイドを止めていた。
徳島の攻撃加速とCBを動かしての中央攻略は、サイド攻撃からスタートするので、サイドを絶対に好きに使わせないのが必須事項です。

前回対戦時、平河のプレスバック対応は基本的に間違いではなく、実際試合早々に西谷にイエローカード出させることにもつながっており、状況次第で後半真逆逆の立場になり得た可能性もあったと思います。

ただ、平河が独力プレスバックをがんばる設計の無理が、退場につながったように思います。西谷との経験の差もあるでしょう。

前線のプレスバックは今節ももちろん重要ですが、徳島のサイドからの侵攻は基本的に中盤・後衛の守備連携や構造で封じたいところ。

サイドを塞いだ後の切り替え

サイド起点を妨害できると、徳島はCBに戻し

  • 逆サイドでやりなおす

  • CBから中長距離の縦クサビのパス
    ※サイドプレーヤーは幅を取ったまま裏を付いて相手守備を牽制

中心の対応に切り替えてくる。

この段階では徳島の攻撃の加速を一時的に落とすことには成功しているはずで、しかし連続的に徳島はボールゲームを続けていきます。

サイドを塞いだ後の徳島中盤の動きに対して、町田はボランチを中心にケアすることになるはずですが、厄介なのはこの時の柿谷の動きです。
絶妙な位置にポジション取りし、縦クサビを足元にボールを収めるも、ワンタッチでCB裏や近い選手に流すプレイができてしまう。
相手の実力なのでリスク0にするのはもう無理。

ここはもう、スピーディーな切り替えを90分に渡ってやりきる以外の手はないと思います。
守備でピッタリくっつき過ぎればテクニカルに剥がされて抜けられてしまう。
ある程度ファジーなポジション取りで、突いて来たボール、人へ、行くべきところソリッドに行き切って進路と中央を塞ぐ。

この暑さで90分高強度守備を続けるのは無理なため、正しく交代要員を使っていくためにも、高い強度を保ちつつも、無駄な警告をもらわないプレーを意識しないといけない。

研ぎ澄ませて、研ぎ澄ませてプレイしたい。

バイタル攻略の遮断

自陣に押し込まれた局面で、徳島はシンプルなWB活用してのクロス、ないしマイナス方向のパスでバイタル攻略も持っている。

なんせターゲットとしての森海渡と、状況的に入るべきスペースに入り込む柿谷の存在感が抜群なので、ゴール手前+バイタル付近からのミドルシュートも警戒しなければなりません。

  • 前回の徳島線の2失点目

  • 先日のジェフ戦での2失点(1点目セットプレーのシュート性ボールを鈴木にすらされてゴール/見木のバイタルからのミドル)

「ゴール前がゴチャゴチャした中でも、遠目からシュートを打つ」は町田攻略の一手として他チームからも認識されているっぽい。

徳島との前回対戦では、退場者が出た中、サイドをなんとか防いだとしても、この徳島によるバイタル蹂躙を回避することができなかった点が敗因だったと思います。

まずは、簡単に徳島に押し込ませないことが一番重要ですが、押し込まれた局面では、ゴールをどう塞ぐか、バイタルエリアに落ちたボールを誰がカバーするかなどは整理しておきたい部分だと思います。

前回前半45分の試合運びの答え合わせ

今節、平河は黄色累積で有休ですが、複数名で連動して追い込む形の方が直近の徳島に関しては有効そうです。

バイロン充てるなら、いっそバイロン高めに張らせることで、徳島のWBの裏ケアを意識させてサイド打開の開始地点を押し下げるのも有効かもしれない。

攻撃は裏、サイド、セットプレーあらゆる手を

徳島は、あくまでポゼッションと、ボールを持ったところからの攻撃加速で押し込むことで守備機会を減らす考え方かと思います。

流動性の高い人の動き・ボールポゼッション同様、徳島は守備の構造も柔構造で、ここを突けばこうなる、という明確なポイントはないですが、逆にいうと、どの方法でもサイド裏、CB裏を突ければ攻撃にはなると思います。前回対戦でもエリキはゴールしていましたし。

セットプレーはやや苦手としているようなのと、90分の試合のリズムを崩す意味でも、ロングスローも有効な武器になるでしょう。翁長・鈴木準弥頼みます、、ですが今節は絶対おっくんに出てほしいところです。

まとめ

前言撤回。全チーム全移籍いっぺんに来ないでいい……こんなの一変に来ちゃったら全国から阿鼻叫喚届いて発狂してしまう……。

町田サポにとって、J1に上がる!の言外には「深津康太をJ1に」が間違いなくあったわけで、それが果たせなくなったのは本当に痛恨ですが、40歳を迎える年に戦力としてのオファーを勝ち取ったこと。そして完全移籍で出ていく、というのは、深津のプロとしての信念を見せつけられた思いです。

秋田さんがいるいわてグルージャ盛岡なら何を求められているかもハッキリわかる。コータらしいプレイ、絶対見せてくれると思います。がんばれ!

今晩は郡司さん雑談ラジオです。
いったいどんな言葉が発されるのか…。

いま、ブレない心が試されています。正念場だよ。強い気持ちで、全力で勝ち切りましょう。共闘🔥

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