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【見どころ】FC町田ゼルビア 2023年第27節 ジェフユナイテッド市原・千葉戦

こんにちわこんばんは。ひだりです。

土曜に買ったインソールは、まだ試せていません。暑すぎ。

秋田戦、雨天中止。。

チームは前日移動して秋田入りしていたものの、無念の当日試合中止となりました。

とはいえ、連休を越えた今もまだまだ大雨の影響は続いているようで、秋田県では連日の対策会議、20日夜の大雨の可能性も報道されはじめています。

連休中〜明けにかけて、関東・東京は連日37度越えの酷暑でしたが、その一方で、こうした形で秋田が豪雨災害に見舞われるのは、なんとも言葉がない。夏の天候問題がこうもあれこれ続くと、異常気象というよりもう「変わってしまった日本の夏」という方が正しいのかも。

次節7/22 のブラウブリッツ秋田はアウェイでの山口戦なので、移動さえできれば試合には臨めそうですね。7/29のソユスタでの群馬戦は開催できるのでしょうか……
延期となったゼルビアとの1戦は状況落ち着いてからの設定で良いと思います。10月の試合ない週で何卒、、。

このタイミングで秋田との試合予定があったことにもなにか縁を感じています。
まずは秋田の天候の改善とみなさんの生活の安全を心からお祈りいたします。

さて、とはいえリーグの進行は待ってくれません。
町田の試合数が1試合少なくなった結果、磐田が後ろから近づいてきてもいます。これ以上距離を縮ませるわけにはいかない。

1戦必勝で行きましょう。ジェフユナイテッド市原・千葉戦の見どころです。
どうぞよろしくお願いします。

ジェフユナイテッド市原・千葉の最近

前半戦のハイライトはこちら。

試合終盤アディショナルタイムの2発で勝った劇的勝利。

前回対戦時のプレビューがこちら。

直近の戦績

過去5戦の戦績は2勝2分け1敗。

Football LAB https://www.football-lab.jp/chib/match/ より引用

前節は国立でのエスパルス戦で、両チームともにすごく良い、おもしろい試合をしていました。
巧みなポゼッションと乾貴士を起点に豊富なパターンで攻め立てる清水と、果敢にボールを奪いに行き鋭いカウンターを繰り出すジェフ千葉。国立には選手たちの全力を出力させるなにかがあるのかも。

でも、結果は町田ヴェルディの国立東京クラシック同様の2-2 引き分け。
決着出ないのも国立効果か暑すぎたのか。。

堅守速攻→鋭いミドルパスと流動的アタックが特徴の攻撃的サッカーへ

現在の千葉の特徴はスペース活用のうまさ。
攻撃時、スペース打開への意識が強く、中距離の鋭い縦パスで相手守備ブロックのスキマを突いてくる。

フクアリで対戦した第19節当時は日高・椿のサイドアタックが最大の武器の印象でしたが、最近は鋭い中距離の縦パスを起点にレーン移動含め流動的に人が動いてアタックをしかけてくる。

フィニッシュで中央〜バイタルに分厚く人を割いて攻略する戦い方。
サイド攻撃は相手ゴール前ブロック守備を崩すためのフックにしており、日高の切り込み含め重点は中央攻撃がターゲットになっているように見えます。
CF小森がゴール前の点の取れるポジションに入りやすくする形をチーム全体で取っている、とも言えるかもしれない。

堅守速攻風味で尹晶煥前監督ぽさを感じた前回対戦より、小林監督のサッカーがクリアに見えてきている印象。足元は選手全員基本うまいのでテクニカルな剥がし方にも注意。

注目選手

小森飛絢
ゴールを決められる可能性の高いポジションに的確に入る能力が高い

見木友哉
スペースを突く司令塔/2列目のフィニッシャーとしての精度高い

日高大
アグレッシブな攻撃的サイドバック。グイグイ切り込んで、椿との左サイドコンビがリーグ序盤では脅威だった。ゼルビアとの前回対戦時は出場がなく助かった。

鈴木椋大
新井章太に変わって台頭してきたGK。国立エスパルス戦の引き分けは鈴木椋大が獲得したものと言えるほどビッグセーブを連発。
準備の部分に課題もありそうだが、シュートへの反応の良さが光る。

ドゥドゥ
今治から加入のドゥドゥ。ブワニカまたは呉屋の代役として参加しそう。

AC長野パルセイロ戦では3G1Aで勝利の立役者に。本人は好調+スカウティング外の選手起用はヴェルディ戦の新井など同様、ゼルビアの急所になり得る要素。
裏抜けの鋭さとゴールにこだわり最後まで諦めない姿勢は脅威。改めてゴール前で自由にさせてはいけない選手ですね。

ゼルビア在籍中2022年のゴール集。千葉相手にPK含め2点。

中央攻撃を重視するサッカーをするなら力強い裏抜け、ゴールへの執念はもちろんサイドに流れて潰れ役を厭わない献身性も、2列めからの攻撃に特徴を持つ千葉の狙いはわりとハッキリわかります。(ブワニカ・呉屋で解決しなかった部分とは言える)

ただし、J3とJ2では寄せのスピードに差があることは、以前、ギラヴァンツ北九州に移籍した岡田も指摘していました。今年のJ2基準、そして酷暑最中のチーム合流にドゥドゥがどれだけアジャストできるかは課題とも言えそうです。

ネガトラ対応はわりと個人任せ

ネガトラ対応はあまり整理されておらず守備者個人任せな部分が見られる。
とはいえ、田口の危機意識の高さ+鈴木大輔も能力高いので簡単には崩させてくれないはず。小林裕介も前回対戦時ボール奪取と攻撃への連携で気を吐いていた好選手だった記憶。

攻略のポイント

ゴールを塞ぐ守備の徹底

ドゥドゥ、ブワニカ、呉屋と前線FWは屈強タイプとオールラウンドタイプの小森との組み合わせ。
ただ、前線の小森+屈強FWの対応に意識が行きすぎると、ミドルエリアから見木の打ち抜き、日高のカットインなどが来るので、それもジェフの術中。

ゴール前全体に油断せず、塞ぐこと・寄せることを徹底していくことが超重要。ポゼッションでリズムを作るチームなので、ハッキリクリアしてゲームを切ることも重要。
相手がプレイしづらくなることは全部やる。

ジェフの攻撃的スタイルを引き出してカウンターを刺す

ジェフの攻撃特性を逆手に取って、

  • 前線からプレッシャーをかける

  • オンもオフも自由に走らせない守備

  • ゴール前〜バイタルのスペースを消す(サイドは持たせて回させて良い)

ことで、ジェフの攻撃への前傾姿勢を引き出した上でゴールを割らせない、セカンドボール奪回で奪った後に有効なカウンターを発動できる可能性がありそう。

感覚的にはセカンドボール争いでボランチ位置の守備フィルターとなっている田口を越えられれば一気にチャンスが作れる気配。

ハイプレスでセカンドボール奪取&判断バグらせる

後衛ビルドアップの部分でハイプレスをかけ時間とスペースを与えない守備を繰り返すと時々判断がバグる。清水戦で3回くらいプレゼントパスがあった。

デフォルトらしい。

激しさの中でも、落ち着いてポゼッションし、縦パスからズバッと一気に攻めに来ようとするはずなので、落ち着かせずにわたつかせる方向に仕向けるために前向きに圧かけて走りたい。

セットプレイで虚を突く

大宮戦での1失点目はスローインをオフサイドライン越えた富山がヘッドで折り返し、柴山がダイレクトのシュートでニア下を抜いたものでした。

上記の謎パスの件も含めジェフには「ゲームの流れ上、当然こうくるもの」といった判断・思い込みから、集中の切れが出るタイミングが時折見られるので、スローインやセットプレーでの変化など地味に効きそうです。

J2の中でも対マリノス戦の考え方がハマりそうな相手

意外とマリノス戦で想定した戦い方がハマるのでは。前線からプレッシャーをかけ、突破されたら中盤を割いてくるボールのインターセプト、球際ボール奪取でのカウンター。ロングボール蹴ってきたら中央で跳ね返し。レーン封鎖を重視するなら343は悪くない選択。

7/5の大宮-千葉戦では、大宮も3バック+高め位置取り2WBのハイプレス〜ミドルプレス中心の戦い方で千葉相手に勝利していました。いいんじゃない?

最大の敵・暑さ

問題は暑さ。人権侵害と言われるくらいの酷暑。。
どこまでやれるか。交代プランも含めて想定しておかないと厳しい戦いになる。

ジェフがプラン2を取ってくる可能性

攻撃的ポゼッションチームのスタンスを取っている千葉ですが、ゼルビアの戦績状況をふまえゼルビア対策の3バック2WBを取ってくる可能性も2〜3割程度ありそうな気もします。
その場合は、パワー系FW(たぶんブワニカorドゥドゥ)をターゲットにボール収めて、小森がその近くで絡み、三木、日高、椿あたりが1.5〜2列目から飛び出していくカウンタースタイルになる。

こちらの戦い方をしてきた場合、中盤で見木・田口らにタメを作らせないことが非常に重要になります。
省略のロングボール差し合いで持久戦に持ち込む形が穏便そうで、前回対戦に近い構図になる気もします。あまり心臓に良くないんですけどね、あれ、、、笛が鳴るまでゲームは終わらないので、どのように展開しても最後まで応援しましょう。

まとめ

最後に。

間違いなく名手。チーム加入依頼、これだけ貢献していない時期がほぼ一切ない選手はあまりいないのではないか、というくらいの、ポポヴィッチ第2期政権でのメインキャストのひとりでした。

町田に居続けてくれたとしたら、必ずどこかで出番が来る選手だったはずです。その上で、チームの躍進状況にともなう周辺環境の変化、残る契約年数とチームスタイル、将来的な活躍機会など、相当いろいろなものを勘案した上での大変な決断だったと思います。

twitter上での惜しむ声の多さに、改めて真に愛された選手だったことを思い知らされる。
高江麗央・佐野海舟とのコンビは、相互に補完し、影響を与え合う本当に良いバディーで、あのコンビでのプレイを見ることができた時間は間違いなく幸せだった。(あのコンビでプレイできなくなったことで低迷もしたわけだし、、)

正直なところ J2への移籍は意外でしたが、新天地での武運を心からお祈りいたします。山形は間違いなく合うわ。怖。
次回、山形との対戦は8月26日の野津田、わりとすぐです。
マタアイマショウ。


ともあれ、これでパス展開能力に秀でた主戦がひとり減った。
様々な手を尽くしてくる曲者だらけのJ2の中で、多様な戦い方を遂行していくためには、高江相当以上の組み立て能力を持つ選手が必要な状況です。

いろいろ噂が出ていますが、今季最大の補強・原FDのことですし、すべての状況はコントロールしていると思います。
チーム、またはスポニチ様からの発表を待ちましょう。。

悪天候の秋田行き経て2日オフ入れたのは賢明でしたね。
体調不良者なしで来れてるだろうか。

新加入選手もふくめてフレッシュな状態で試合に臨めるのはメリット。
ここからまた、クオリティと勝点を積み上げていこう。

今晩J2バスターズだそうですね。楽しみ。
あ、禁断の移籍以降、初か!

暑すぎる夏に負けない、熱すぎる強い気持ちで、全力で勝ち切りましょう。共闘🔥


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