見出し画像

【プレビュー】FC町田ゼルビア 2023年第19節 ジェフユナイテッド市原・千葉戦

Hidari Kanakura

こんにちわこんばんわ。ひだりです。

木曜日、お疲れ様でした。
ウィークデイあと１日です。来たる週末と台風。がんばりましょう。
今回もどうぞよろしくお願いします。

徳島ヴォルティス戦　ざっくり雑感

見事にやられました。完敗。

試合冒頭、平河の仕掛けから西谷にイエロー与え、これは優位取れるか！？と思っていたら逆に平河がイエロー2枚集めて退場。

デューク・エリキを下げ、勝利の方程式モードに早期突入しましたが、今節は引き方、引くタイミングが数的不利にもしっかりハマる感じで裏目に出た。
今シーズン、ここまで黒田采配が当たって勝ったことが多々あるように、今節はその逆のことが起こっただけという話ではあります。

1点目の取り方もその前後の引き締め方も決して悪くはなかったですし、あの退場がなかったらどうなっていただろう……とは思いますが、正直勝てたかはわからない気がしています。
徳島が非常に良くキレていたのは、前半5分くらいのファーストチャンスからも明らかでした。

徳島の町田対策は今季ここまでの対戦相手で一番見事でした。
今季の町田を相手に「時計を進める」「守備組織を壊す」新しいアプローチが提示された気がします。

後になって思えば相馬ゼルビアの最強フォーメーション441で前線パスコース消し以外の守備アプローチをなるべく変えずに、前線エリキで裏一本狙い、の展開は少し観てみたかった。エリキの交代はもちろんナカシです。。

敗戦から得られるものはないかもしれないですが、反省し学べる点はあれこれある敗戦ではあったようにも思います。

またイヤぁな感じの映像を公開してくれているヴォルティス公式。ｗ

今後も、徳島がやったようなサイド優位で町田守備をおびき寄せ、真ん中や逆サイドを突くアプローチは、他チームも取ってくるでしょう。（この類の間合い、立ち回りで徳島ほどのクオリティがあるチームはJ2でそこまで多くはないでしょうが）

やられる想定ができれば、対処だって考えやすいもの。のびしろ見っけ！くらいの気持ちで改善を進め、今季のチームの原点に立ち戻り、戦える状態で次の試合に向かっていきたいところです。

さて、苦手な黄色チームとの対戦（１）です。

ジェフユナイテッド市原・千葉について

面白著名サポさんの多いジェフサポ。レノファ山口にエス将カムバックで歓喜していて謎の注目を集めているみんな大好きお犬様🐶

ジェフ関連のツイート集めるの楽しいなー。公式トップを見てみると

ジェフ公式サイト　https://jefunited.co.jp/matches/info/396　より引用　

試合観戦前にスイカを食べよう！スイカ1,300食試食会🍉

めちゃくちゃ気になるーーー！SUICAだけに？！
シンプルど直球、どんだけチャーミングなチーム……。

メンバー一覧・移籍動向

さっかりん http://soccer.phew.homeip.net/contract/list/# より引用
さっかりん http://soccer.phew.homeip.net/team/?team=%C0%E9%CD%D5&year=&sort=position より引用

ジェフといえばチャンミンギュの古巣対戦ですね。
昨年は岡野、今シーズンにチャンミンギュと近年、千葉産CBに非常にお世話になっているゼルビア。今年の千葉CBはここまで鈴木 大輔・新井 一耀の２人が18戦フル出場中です。

西久保駿介は今シーズン4/16第10節ヴェルディ戦以降、右SBを中心にスタメン定着している選手で、ロングスローが投げれます。清水戦では西久保のロングスローが決勝点につながりました。原さん、西久保、ロングスロー投げれます。（二度目）

新井章太、田口泰士、高橋壱晟、見木友哉、熊谷アンドリュー、呉屋大翔、高木俊幸、ブワニカ啓太……キャラ濃いなー。

前線でブレイクしているのが富山第一→新潟医療福祉大から今年加入した大卒ルーキー小森飛絢（こもりひいろ）。チーム最多の6得点を取ってます。

ジェフユナイテッド市原・千葉の戦い方

ベースのフォーメーションは442。
あるいは町田2トップの牽制＋日高、椿での片寄攻めを活かす意図で3142もあり得そう。

football LAB https://www.football-lab.jp/chib/formation/ より引用

堅守で戦えるチーム

中央硬め。ハイプレスというよりミドルプレスで激しく行って、ポゼッションで前進するチーム。

全体的に守備を締めてくる様子は、昨シーズンまで指揮していた尹晶煥監督の余勢が残ってる印象ある。

展開力に長けた選手が多い中盤

ゴールキックのリスタートではGK・CB２枚・落ちてきたボランチ１枚で再開し、最終的にはサイド攻撃で前進するケースが多い。

442中央の２ボランチに当たる人材の質が高く、数も厚いので、受けに回ってしまうとグイグイ前向きにアクションされるので厄介。

好調のルーキー小森ｘブワニカ・呉屋

跳ね返す守備、つなげる中盤は伝統的にいるチームというイメージで、あとは決めきるFW、というところで小森は特に気を吐いている一人。

日高・椿の左サイドの攻撃性能が高いこと合わせ、呉屋・ブワニカといったパワーのあるFW＋若くバイタリティに溢れた小森の攻撃、なんか夢があるというか、けっこう期待値高い編成な気がします。

左サイドの2連槍 椿、日高

左SBの位置から内レーンに入っていく日高、外に張ってタテを突くスピードある左MF椿の連動は強力。

徳島戦のスカウティングをもとにすると、椿・日高でどう町田DFをくらいつかせるか〜打開するかが、ジェフの攻撃のカギになりそう。
対面となる町田の右サイドは通常おっくん＋平河ですが、今節、平河黄色有給のため今まで通りのローテーションだと高橋大悟。高橋大吾はわりと場に合わせたポジショニングと運動量両立した前線プレスできる人っぽいので、守備を設計する上ではそこまで遜色は出ないかと思う。

サイドにかまけていると見木や田口泰士あたり遠目からの一撃も怖い。

自陣ビルドアップで敵前線プレスを釣る

状況によりGK、CB２枚、ボランチでパスをつないで敵前線を打開する自陣ビルドアップをやってくる。
甲府戦では自陣でのプレス回避からの疑似カウンター風のサイド攻撃を行い、先制点を取るCK獲得につなげた。(前半27分10秒頃）

前節仙台戦ではゴールキックリスタートでビルドアップ失敗して失点。仙台はうまくビルドアップ隊に圧をかけミスを誘った。

自陣ビルドアップに入った時の押し込み方と抜けられた場合の対応を確認しておくのはあり。

西久保のロングスロー

ヘディングに強い鈴木 大輔もおり、西久保ロングスローで清水を撃破した。

今季勝ち試合全部ウノゼロ

Football LAB https://www.football-lab.jp/chib/match/ より引用

戦績見るに、今期の勝ち試合すべて1-0。２点取った試合は3戦引き分け。先制させると極めて厄介なチーム。

今年の千葉のサッカーの面白さ、今季のゼルビアのサッカーの面白さと似てる気がする。志向が似てるわけじゃないけど結果としてなんか似てくるパターン。

攻略のポイント

千葉自陣ビルドアップのパスコースを消す

背中でパスコース消しながらボールホルダーに圧をかけていくと、わりとミスる。
どの選手も空いたコースを通す足元スキルは高いので、プレスをかける時は背中でパスコースを消しながら寄せてミスを誘いたい。

中盤に後ろ向きの守備をさせる

ロングボール中心の前進で、中盤に後ろに下がりながらの守備を強いることで、ネガティブトランジションの出足を遅らせ、リズムを崩したい。

前節仙台戦は仙台のポジショニングが上手く、大外にハーフスペースに湧き上がる攻撃陣でジェフ守備陣をバタつかせていた。ただ442同士だとそこまでのズラし方は期待しづらいかも。

引いた守備を崩すアプローチ

守備の硬さというストロングを活かし、前向きでボールを奪えるよう、ブロック引き気味で守ってカウンター狙いで戦ってくる可能性も高い。

今節は平河の切込みナシになるが、前の選手２，３人関わる連動で引いた守備を崩したい。
奪われた後の速攻は狙ってくるので、ネガトラ後即時奪還・イレギュラーなリバウンドへのアプローチもすぐに行える、ジリジリとした攻守のバランス意識が求められるゲームになる。

ミドルシュートも打たせない、迂回させる守備

一気の加速性はそこまでではないが、ビルドアップ自体はスムーズで上手いチームなので、ゴールにつながらない位置でぐるぐるとボールを回させたい。

ボール保持者に動作キャンセルを繰り返させて、不発感を長く感じさせながら時計の針を進めたい。

椿、日高が上がった裏

ジェフのボール前進の一の矢・二の矢が左サイドの椿、日高なので、2人の上がってきた裏、町田の右サイドアタックは狙い目。

守備では左サイド〜ハーフスペースにかけてきっちりスペースを埋めたい。

セットプレーは攻守に注意

1点勝負が想定されるので、ゼルビアもジェフもセットプレーはかなり意識した対応をしてくるはず。

Football LAB https://www.football-lab.jp/chib/ より引用

千葉はセットプレーでの得点率が高く、西久保のロングスローもある。
池田樹雷人が負傷中でもある中、チャンミンギュ、藤原優大ら試合に出る選手でしっかり弾き返したい。

一方でセットプレーからの失点も少なくない。
パターンは準備しつつ、準備してくると思われているからこそ、ジェフの日高が前節仙台から奪った1点のように、直接狙うのもアリかも。

ハンドに注意

毎年ジェフとの一戦は常に誓いを新たにする機会です。
ハンドには気をつけよう…と。

いま見てもしんどいなー、、相馬さんの呆れ顔…。

ゴールエリア内での守備対応では手は後ろ。大事。

超展開しない試合を祈る

ジェフとの試合はジャッジでもプレーでも、なにか超展開が起こるケース（記憶に濃いのは三鬼のゴール取り消し、船山の強烈ミドルなど）が多すぎる。
対戦相手と別のなにか柴犬の顔した神様的なものと戦っているのかみたいな気持ちになる。超展開しない試合を祈りたい。

地味で良い、粛々と勝ち点3をゲットして、今年は違うんだってところ、見せてほしいです。

まとめ

それでは、土曜日の千葉県の天気です。

Yahoo!天気 https://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/12/?day=3 より引用

あー全然雨じゃん。風も強いでしょうからハイボール処理、追い風・向かい風の影響も出るかもしれないですね。超展開の準備着々じゃん柴神様。

「町田を世界へ」実現した第一歩。平河、藤尾、2人ともがんばれ！

これがJ1諸チームサポのみなさんが味わってきた代表離脱というものか。。

こちらも長崎戦、がんばるよ…！
デューク、チャンミンギュ、平河、藤尾なしで6月シリーズ勝ち抜けばチーム全体の底べらぼうに上がる。ポジティブに、強い気持ちで。

千葉戦の次、金沢との天皇杯を挟んで長崎・栃木戦まででリーグはちょうど折り返しになります。折り返し地点で見られる景色はどんなものだろう。
できることなら、てっぺんの位置から次を見据えたい。

すべての試合が厳しい道のりですが、諦めず勝利に食らいつくことで数多の困難・状況を切り開いてきたゼルビアなので。

信じて、ブレずに勝ち切りましょう。共闘！

本気だー！

この記事が参加している募集

#サッカーを語ろう

11,342件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？