【プレビュー】FC町田ゼルビア 2023年第20節 V・ファーレン長崎戦
こんにちわこんばんわ。ひだりです。
昨日天皇杯みなさまおつかれさまでした。
布施谷途中出場出たー!プロデビューおめでとう🍾層も厚く簡単ではないと思いますが、グイグイ突き上げていってください。
ナカシゴール胸熱すぎた。
マジでフルマッチ観たかった熱い内容の試合だった。現地組のみなさまおつかれさまでした。また、こーたろうさん現地音声実況ありがとうございました。雰囲気楽しかったです。
今回もどうぞよろしくお願いします。
ジェフユナイテッド市原・千葉戦 ざっくり雑感
前後しますが、清水戦から1節空けてまたもやのロスタイム弾2発・劇的勝利。なんだこのチーム。
昨日の試合を挟んだ分、試合としてはもうわりと前のようにも感じてしまいますが……千葉戦の勝ち方は、勝てるチームじゃないとなかなかできないタイプの勝ち方に感じました。
すごい勢いの勝利で、なんかかえってちょっとシュンと考えこんでしまい、妻とも相談の上、夜半に妻・娘分のハーフシーズンチケットを購入。
これで今後混雑しても席確保できるし、こっそりやってくるアウェイサポの態度に家族がおびえてしまうことも防げるので、ちょっとほっとしております。
19節の結果を持って、2位大分との勝ち点差8で、シーズン半分21節までの点でJ2首位での折返しが確定。素晴らしいこと。
でも、まだまだ何もはじまっていない。昨年終盤、地獄の10連敗を忘れない。
敵はいつも目の前に来る対戦相手。ブレずに続けていきましょう。
週末、V・ファーレン長崎の事前分析です。
V・ファーレン長崎について
ヴィヴィくんのあざとかわいさと屈強FWメンズのギャップがデカい。
メンバー一覧・移籍動向
フアンマ デルガドが9得点でJ2得点ランキング2位。右足、左足、頭での得点も多く得点感覚と反応の鋭い本能的なプレーヤー。スペインの人なんですね。
他にもエジカル ジュニオ、クリスティアーノ、カイオ セザール、都倉 賢と、ガチムチ感漂うパワー系のメンバーに米田、宮城天、名倉巧などソリッドでテクニカルな選手たちが絡むチームバランスは去年から継続というかこのところはずっとそんな感じの印象ですよね。ケイマンもいたしね。
町田との縁としては去年ジェフからゼルビアに来て奮闘してたオカジュンこと岡野洵がいます。4月から主力としてメンバー入りして出場9試合。がんばってる。
FC東京の元気者・波多野豪の期限付き移籍加入は今オフ驚いた。でも覚悟決めて頑張ってるの観てて良くわかります。勝負どころよなー。
V・ファーレン長崎の戦い方
屈強なFW陣を活かすことを前提に
サイド攻撃
前線へのフィード
を中心に戦うチーム。
ビルドアップは選手同士ナナメの位置関係を活かし縦パス中心で連携して前進。
サイドからのクロス攻撃およびセットプレーでFWの強さを活かしたゴールを狙いつつ、2列目が間に入ってこぼれや折返しに対して鋭いアタックを狙う。
4231
主要フォーメーションは4231。前線にパワー系FW、2列目に切れ味の高いソリッド系アタッカーを配する。
中盤は相手守備の間間へのポジショニングを繰り返す。
攻撃はボランチ落ちてサイド上がって最終ライン3枚回し。レーン・ラインのかぶらない位置に選手が立つ形で統一されており、互いのナナメに選手がいる状態のポジショニングを敵陣各所で動的に作りながら前進する。
守備時は4411くらいのバランスでボールをひっかけての速攻を狙う。
ただ守備で相手攻撃をフィルターかけるのはあまり得意じゃない模様でスタッツも被攻撃系の値がだいぶ低め。
でも被シュート成功率は低いので、つまりシュートは打たれ、わりと攻められているものの、かなりしぶとくゴールは守れている、ということになるのでしょう。ハタノもオカジュンもがんばってる。
前線パワー系FWによるシンプルな攻撃
FWに屈強な選手を揃えている特徴を活かし、初撃はシンプルに前線FWにあてて勝負させるのがファーストチョイス。
前線に人数が不足していても、ひとまず前線にボールを預けアタックを試み、中盤アタッカーが順次でゴール前空きスペースに入ってくる。
サイド攻撃
ボール前進は基本サイド経由。
ボランチ1枚下がりのサリーで、高い位置に上がったSBとIHを中盤ボランチの差配でコントロールする。
ボランチを起点に、機を見て前方FWへの縦クサビを鋭く入れてくる。
ロングスローによるカオス状況からの押し込み
後述するけどゴール前のカオス状況が大好物。
増山朝陽がロングスロー投げることが多いようですが
オカジュンおまえロングスローなんて持ってた?……去年やってたっけ…やってた気もする。去年黒歴史過ぎて忘れてるのかも。。
期待してたんだけどなー今年も町田で見たかったー。
平時は活躍応援するけど、今節はやらせぬ!
ゾーン意識の強いセットプレイ対応
守備でも攻撃でも、セットプレイ時はゴール幅を埋めてゾーンで守る、攻めるアプローチが多い。FWだけでなく中盤にも守備にも比較的大型の選手が揃っているので、その強みを活かした戦い方。
サイド攻撃もセットプレイも、基本同じFWの強度で押し込むことを企図したアタックは多い。
実際、セットプレイでの得点が10得点、クロスで5点と、全得点の55.5%を占めている。
これらふまえても、
サイドから中央にボールを入れてそのままフィニッシュ
ゴール前がカオス状況になったところを押し込む
ことに長けたチームになっている印象。
前線プレスのハマらなさ・ビルドアップに課題
エルゴラの論によると。高い位置でのプレス・ボール奪取がうまくいかないことで、チーム全体の矢印を前に向けきれない問題が、前節・山口戦でも課題として表出していた模様。
長崎のサッカーそのものは、屈強なFW陣を上の頂点に、△の形鋭く切り込み、2の手で中盤選手が波状攻撃をかける攻撃を意図している。
この課題をふまえ、町田戦で中盤IH・ボランチに激しいプレスを取り、勢いそのままにチーム全体を押し上げる部分に注力してくるおそれもある。
そうなると、だいぶタフな戦いが予想される。
攻略のポイント
球際とコンパクト
間受けによる前進で、テンポ良く回されると縦志向もありかなり鋭いカウンターを食う。
大前提、コンパクトな布陣、球際勝負で長崎にやりやすくサッカーをさせないことが重要。
中盤ボランチとサイドの制圧
中盤ボランチ(カイオセザールなど)がボール前進の起点になって、サイド攻撃や縦クサビを入れてくるので、中盤ボランチを監視し自由なプレイをさせないことで、サイド前進のリズムを崩すことができる。
サイドに入ったところを素早く体当てて奪いきれれば、長崎自陣はサリーによる3CB状態でショートカウンター発動でき、一気に相手サイド裏を突ける。
平河が不在なので、前節得点の沼田・天皇杯で結果を出した黒川あたりの活躍を期待したいところ。
エリキ・デューク前置きで長崎重心を下げる
代表活動直前だがデュークも長崎戦は出場できそうなので、2人を活かした戦いはいつも通りに。
エリキ・デュークが前にいることは、攻撃での脅威+長崎の守備陣のラインを押し下げることにつながる。
セットプレイ攻撃への対応
長崎はセットプレイに強みのあるチームなので、CKへの対応、ゴール前を締める動きは確認しておきたい。波状攻撃もあることを前提に、ハッキリした対応を留意したい。
天皇杯の1失点目、金沢コーナーで、ニアゾーンへの対応エラーも良い教材になりそう。(豊田の高さが強力なのはあるにせよ、ラクにシュート打たせすぎた。)
離脱者多数状況での交代起用
平河・藤尾不在のため、FW交代はスタメン構成にもよるが、荒木、沼田、ナカシあたりで行うことになるはずなので、エリキ90分プランは今節も実行されるかも。
中盤では、天皇杯の結果を見てレンジもリーグ戦に絡んでくるとおもしろいが、さすがに高江・安井の方が優先度は高いか。
サイドバック内田も天皇杯でかなり色が出ていたように思うので、リーグでもぜひ見てみたいが(ていうか天皇杯の映像観たい・・・)攻撃が必要な局面で太田が機能することも考えると、どちらをベンチに置くかは難しい判断。
週末時点でのフレッシュネスも考慮した編成になりそう。
まとめ
互いに縦に早いが、互いに過程で詰まり合う、そして一瞬のスキを見せた方が負ける、千葉戦同様のジリジリした試合になりそうです。
いつも通りのブレない焦らないスタンスをしっかり表現して、どっかで1刺しでしとめたい。
あと去年勝ったヴィヴィくんゼルビーコラボタオルを持参せねばならない。
エモーショナルなことが多くて既にやや疲れ気味です。また感情をいろいろする事柄が、今年に限ってすごく多い気がするのは単純に上位慣れしてないせいなのでしょうか。
首位という立場になると、全試合毎節が「絶対に負けられない戦い」になるんだなということは、町田のサッカーを観て7年目ではじめて知りました。
自分のひねくれた性格も手伝ってか、推しのなにかがここまで上位をキープするシチュというのがほとんどないので慣れない。
暑い夏は、まだまだこれからはじまります。
天皇杯メンツもどんどんリーグに絡んで、チーム全体活性した状態でまず前期を折り返し、試練の夏を越え、勝負の秋を迎え、を1節1節ただただ地味に、しかし確実に前へと歩みを続けたい。
今週末も勝ち切りましょう。共闘!
おまけ
きょう一番響いたエスパルスサポ オレンジピーナッツさんのツイート。
好き嫌いは人間だからしゃあないとして、他人の好きは認められるようでないと。人生の楽しみに対して、誰かのからかい交じりな冷や水のために、不毛を感じてしまうのはあんまりだ。
みんながんばろうー。
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