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【プレビュー】FC町田ゼルビア 2023年第7節 藤枝MYFC戦

こんにちわこんばんわ。ひだりです。写真は娘の保育園風景です。

桜が満開になった途端、微妙に雨含みな日が続きましたね。花冷え、花時雨。
近所の街並みにも桜は多く、毎年この時期は美しくて、けっこう好きな季節です。

3.21時点で五分咲きだといまは6〜8分咲き?週末、タイミング的には良い花が見れそうな野津田です。どうか散らずにもっておいて!

いわきFC戦かんたんに振り返り

この日は、昔からの友人が味スタでビール売りのお手伝いをするということで、陣中見舞いがてらFC東京vs京都サンガのルヴァンカップを見に行っていました。

友人はFC東京サポ。
僕がゼルビアサポになる前、折々誘ってもらってよく行っていて、サッカーの試合観戦という遊びに慣れたきっかけはFC東京の試合でした。
サンガに平戸が出た時用にゼルビア平戸ユニをバックパックに潜ませていたのは内緒です。ルヴァンだしワンチャン期待してたんだがなー。

ふだんあまり行ってない味スタで非日常の時間を過ごさせたくて、2歳の息子連れ。電車・バスの抱っこ移動で、ふたり大雨の中の冒険。

FC東京に限らず5−0の試合、
生で観た記憶ない
帰り道なんかいた

ホーム自由の3階席で子どもを抱っこしながら、目の前でバカスカ点取っていくFC東京のかたわらスマホDAZN観戦で心はいわきに。
町田勝利の瞬間、周囲とちょっとズレたタイミングで、ひとりガッツポーズ。

厳しい試合でした。評判通りのハードワーク、懐かしい442コンパクト、縦横超圧縮。いわきのまっすぐ縦に、縦にと愚直に前進する姿には、ゼルビアがいつか通った道を強く感じた。
2019年からの積み上げあっての勝利だった気がします。チームとして少し大人になった部分で上回れた。(大人になったの今年だけど)

水戸、山形とボール保持型チームの試合が続いた後、いよいよのゴリゴリハードワーク系との対戦。この試合がどうなるかは今後、町田がやや苦手としてきた秋田や栃木、千葉といったJ2猛者との闘いを考える上でも「やれんのか」を図る重要な一戦でした。
チームの主戦中の主戦デュークなしで臨んだ雨中の限界フィジカルバトルを最終盤の一刺しで制することができたのは、実際デカいと思います。

まったく逆の立場だった昨年後半戦のホーム横浜FC戦のことを少し思い出した。

昨年終盤、散々やられた拮抗した展開からの一刺し。
今年は自分たちがやる側で進めることは、とても頼もしく、自信につながる勝利になったと思います。

村主さんの涙

相手の話になりますが、いわきFC村主さんの終了後インタビューでの涙目、こちらまでグッと来てしまいました。

「ファイティングポーズを取って」のコメントから漂う相馬さんみ

ゼルビアにおける涙目インタビューといえば2018年相馬ゼルビア(HC村主さん)の大分戦ですが

相馬さんの伝説的インタビュー「こいつら、すごいです」のエピローグ的な話を近藤さんがお話されていたので、こちらもご紹介。

村主さんにとって今回の試合が、ゼルビアにおけるあの大分戦のような位置づけの機会になったなら、ここからいわきFC、1段ギア上がるかもしれないですね。
10月もまったく勝負わからない。野津田での再戦を楽しみにしています。


しっかりした守備から良い攻撃、ベースとする戦い方でどことでも対峙できる汎用性が見えてくると、いよいよそこに選手の溢れる個性をいかにプラスできるかが勝ち抜いていくための焦点になってくる。
そういう意味で、ここしばらく試合に出れなかった黒川が、同じく途中交代の沼田・荒木との連動で得点できたことも、チームマネジメントの面でも大きな価値のある勝利でした。

このチームならできる という強い気持ちで、次の一戦に集中していきたいと思います。

町田・いわきFC戦関連記事・動画等まとめ

いわきFC戦の記事まとめです。

記事

試合の大枠の流れをりんぐさん記事で、ディティールの深い考察をTanaLifeさん記事で早々読めるのただただ幸せ。今後も楽しみに正座待機しております。。

党首記事出るのもうれしい。

以下、有料記事です。

エルゴラプラスJ2、今週のベスト11にカルロス・グティエレス、ポープ・ウィリアムが選出。守備。

動画

ゼルアル同時勝利回キター!大宮ありがとうございますありがとうございます。

縁深いこと多いのもあり、ずいぶん長くなってしまいましたね。以下から本編です。

藤枝MYFCについて

藤枝MYFC戦、プレビューです。

藤枝はいまのところ番記者さんブログとかもないのかな……情報収集がtwitterやスタッツ系のサイト、他チーム記事など中心で、ドンズバな情報が少なく地味に大変でした。
一番参考になったのは海江田さんのスタンド・バイ・グリーン 記事の城福さんの戦前の見立て。
本当にその見立て通りな感じで戦って爆勝してる城福さんほんとすごい。

メンバー一覧・移籍動向

さっかりん http://soccer.phew.homeip.net/contract/list/ より引用
さっかりん http://soccer.phew.homeip.net/team/?team=%C6%A3%BB%DE&year=&sort=position より引用

昨年のJ3時代から17人更新 / 14人IN / 14人OUT(非更新2・引退1含む)なので、J2昇格と結果出た中も、なかなかな入れ替えしてるんですね。
大石治寿は2020年2戦連続ハットトリックなんかで有名でしたが戦力外→合同トライアウトからいま福井ユナイテッドFCですか。厳しい世界だ……。

ゼルビアとつながりのある選手としては山田将之がいますね。
守備固め要員で出てる感じかな。長時間出場時の戦績があまり良くなく、スタメン当落線上っぽい。

Football LAB https://www.football-lab.jp/player/1601452/ より引用

※ゼルビア在籍時以来、山田将之は相馬さんが来ると退団する流れのイメージがあり、、、大宮いい感じなのでまあないはずですが、まかりまちがってもそんな未来は来ないといいなと祈る。

藤枝MYFCの戦い方

前のめりに奪って前へ

中盤で奪い切りそのままの勢いで5レーン埋める攻撃で畳みかける、前のめりが藤枝の真骨頂。
ドリブル進撃ベースな攻撃的3421という印象。

中盤での前線守備は苛烈。攻撃のためのプレッシングが非常にアグレッシブ。囲い込んでボール奪取、ハーフスペースへのドリブルでの仕掛けまたは早めにゴールエリアにロングボールを入れる。

こぼれ球への反応も早い。
ライン出そうなボールも諦めずに追いかける。

榎本、久保の両WB+CF渡邊の強力トリデンテ

榎本啓吾、久保藤次郎の両WBが強力。
2人とも幅、高さを保ったポジショニングでボールを受けて縦、またはゴール前への切り込みを自ら仕掛けられる選手。

またCF渡邊りょうは前節山口戦でも2点を積み重ね現在J2得点ランキング単独トップの5点を取っている。

榎本、久保、渡邊の強烈なトリデンテを最大の武器に相手守備陣を釘付け、ボランチ2・OH2による分厚い中盤がバイタルエリアをパス、シュート、ゴール前への詰めと活用するのが藤枝の基本的な攻撃プラン。山口戦の1点目はまさにそんな形。

ゴール前は人数をかけて攻撃の選択肢を増やす

中盤からドリブル進撃するタイミングでは外、内にオフザボールの選手もしっかり入ってくる。

ドリブルで内に仕掛ける局面では、前に選手がもう2、3人入ってくる。
ゴール前の狭いところで敵DFの隙間に差し込む細かいパス連携も実装済み。
攻撃に人数をかけるからこそプレイ選択肢が多く、相手DFを迷わせてくる。

撤退守備の機能性はやや難あり

3CBの対応にやや難あり。

WBが攻撃色強く前へ行く機会が多い分、空いた裏でサイド攻撃を受ける点は超攻撃的サッカーを志す宿命として受け入れている模様。

撤退守備で後手に回るケースが多く、最終ラインは機能的なDFを敷けていない印象。
あえて捨ててる感もある。

大敗を経て球際・対人対応はより強く明確に

先々週ヴェルディ戦の0-5大敗から山口相手に3-0快勝とチームとしてのバイオリズムも上昇中。

ヴェルディ戦と比べ、守備時、ボールホルダーに対してより思い切り良い寄せ、距離の詰め方、対人対応に曖昧さがなくなっていたように感じた。(現在のヴェルディと山口のボール保持の充実度の違いはあるが)

CB対応にやや不安は見られる藤枝にとって中盤守備の強度は、後衛の負担を減らす生命線であり攻撃チャンスを生み出す第一歩。
町田との対戦でも勝利のあやは中盤の局面勝負の影響が大きいと思われる。


山口戦で上田智輝に変わってGKに入ったルーキー・北村海チディへの須藤監督の声掛けが面白く、チームカラーが良く現れている。

ポゲとのトレーニングマッチでも3-3の大盤振る舞い。

攻撃全振り感。
「地上最大のエンターテイメントサッカー」を標榜するだけのことはあるサッカースタイルですね。

町田は絶対行かなそうな方向性ではありますが、間違いなく魅力的なチーム。両WB+渡邉の3本槍はJ2屈指クラスなんじゃない?

近年のJ3から昇格組は攻撃キャラも守備キャラもやたら濃いよね…。

攻略のポイント

藤枝のアグレッシブなサッカースタイルに対して、町田に求められるのはブレないこと。

キックオフから終盤まで、コンパクトに、タイトに接し、パスコース・シュートコース・クロスを塞ぎ、ひたすらじわじわと圧をかけ続ける。
中盤に、DFラインに対して、どうミスを誘発するか。
前のめりに来る藤枝にひたすら我慢比べを強いる戦いをしたい。

加速させない

藤枝は3421の布陣で厚みのある中盤を経由して、攻め上がるWBのサイド攻撃に展開していく。

中盤のスピードを上げさせると、前線中盤 421の部分が一気に雪崩れ込んでくる。
中盤にラクに収めさせない、ボールを後ろに下げさせる守備対応が必要。

中盤にコンパクトなブロック形成

中盤をコンパクトに中を締め、ボランチ・OHにボールが入るタイミングで身体を寄せて楽に持たせない。前へと展開する時間を与えないことで、藤枝の攻撃スピードを加速させない。

外で回させてもいいので、中で仕事をさせないことが大事。

自陣守備では割り切ってマンツーマン守備・はっきりしたクリアも大事。

ボールを奪ったらサイド or DFライン裏へ

ボールを奪えたら対3421の定跡として、高めに位置取るWBのサイド裏へ早めに展開。
攻撃的WBのラインを下げさせ、攻撃時の脅威を下げる

シンプルにDF欄裏へのハイボールも有効そう。
デュークで競って、エリキで裏を突く。

藤枝の負けた試合では、CBが引き出された後ブロックのバランスが悪化するケースがよく見られる。CBに対応を強いるためにも中盤省略で藤枝の前のめりプレスを空転させるためにもロングボール重要。

前線守備はパスコース切り重視

前線守備は背中でパスコースを切る守備が基本。

タイミングを見てプレスをかけるが、基本的には前線はプレスよりCBの選択肢を減らし、コンパクトな中盤守備と連動してCBからのボールの出しどころを潰して判断を迷わせ、疲労させることが重要。

中盤で相手プレスを引きつけ、ダイナミックな展開

中盤でのボール保持は、つっかけてくる藤枝相手にはややリスキー。
意図の曖昧なパス交換、うかつな横パスなどはぐぐぐっと前に出てくるので禁忌。

最終ラインと中盤が連携して、中盤へのパスをおとりのエサで巻きつつ、基本的には重心重めなところからサイド、裏へのダイナミックな展開で試合運びをしたい。

球際で負けない

山口戦でかいぜんけいこうが見られた藤枝の球際対応に絶対に負けない。奪えなくてもラクにプレイさせない。
奪いきってボールを残せなくても、タッチラインに切ってリズムを崩す、身体を当てて相手のバランスを崩させるなど、やりたいプレイを徹底してさせない。

セットプレイ

高さを活かした構成を取っていない地上戦ベースの藤枝はセットプレイ対応はそこまで得手にしていないように見える。

CK、フリーキックではニア、ファー、トリックプレイ、直接などいろいろ試して守備陣の判断、思考にダメージを与えて神経戦に持ち込みたい。

WB上がっているタイミングで、機を見て早めのスローインで裏に、なんかも効きそう。


今節の展開に影響大きそうなのは

  • 高江の怪我の状況

  • ミッチェル・デュークの合流できるか否か

両者のいる・いないでゲームプランとしてできること、できないことが大きく変わりそうです。

デュークは自明として、高江がいると、ボール保持局面でもCB間に降りてGK含む4枚で藤枝の前線3枚プレス無効化+後方からのロングフィード・最終ラインからの持ち上がりも期待できるので、いると選択肢が増えそう。
いわき戦の怪我が大きくないといいのですが…。

ボランチは宇野と稲葉は計算できるが、安井がいるのと樋口にも是非がんばってほしいところ。他にも見たい選手いっぱいいるけどね、、。

まとめ

久しぶりのホーム戦です!4月は試合多いですね。
今後は子どもの用事等で行けない試合も出てきますが、、不在時も心は野津田に置いて、できる範囲でがんばってやってこうと思います。

息子わりとオンタイムなので、雨でなければひろみちお兄さん会いに行こうと思います!

週末の勝利を祈りつつ、ウィークデイ、がんばっていきましょう!共闘!

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