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神様のおはからい 1

リーディング依頼を受付する前に、
そのご依頼者様が普段信奉している神社の動物形態のお遣いが現れた。

といっても、最初は

今日は凄まじく背中が重いなぁ、
背筋がトシで衰えてきたのかしら。


なんて思っていた日の夜だった。
その背中の重さは、午後から30キロくらいの荷物を背中に背負っているかのような重量感で、
通勤帰りの電車で座席に座った時には、背筋を伸ばして座るのがきついくらいだった。

帰宅して土地の運用に関する依頼の打診があった話を胡桃さんと共有していたら、
背中から何か飛び出して急に背中が軽くなった。
そこで初めて
何かに乗られていたことに気がついた。

飛び去ったものに目を凝らすとカンガルーくらいの大きさの茶色い後ろ足のようなものが見えた。
私の背中を蹴って

ぴょーーーん!!

と飛んでいった印象だ。

胡桃さんに訊くと、ゲラゲラ笑い出し、

「それ、うさぎさんですよ。
大き過ぎてカンガルーに見えたんですね。
そのうさぎさん、今回の依頼を検討してる方のところへ飛んで行ったようですね。」
とのこと。

えっ?それって神遣いじゃん。
と気づき、依頼者の方が信奉している神社にうさぎさんがいるか確認する必要があると感じた。
もしうさぎさんが神遣いの神社を信奉されているなら、それはよろしく頼むと言われていることになるからだ。

実は、今回依頼の打診をくださった方は二回目で、
一回目は私が単独で受けたのだが、
二回目は、ハイヤーセルフから、胡桃さんと受けるべし。
と指示があったので胡桃さんと鑑定する枠を紹介したのだ。
すると、胡桃さんのことを説明不足だったからか、
今回は見送る
との話だったのだが、
依頼者様に、うさぎさんが来た話をすると、とあるうさぎさんが神遣いとして祀られている神社に熱心にお詣りしているだけでなく、
今回依頼を打診していた案件に大きく関わっている話で、
是非視てもらいたい、との話になった。

その2はこちら


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