見出し画像

秋の人気フード・スタバのアメリカンアップルパイからヒントをもらって最高のアメリカンアップルパイが出来ちゃった

栗の次は、紅玉。季節の移り変わりを旬の食材に注目しておいしく食べるコトこそ丁寧に暮らすことを楽しませてくれます。紅玉は酸味と香りが強く煮崩れしにくいのが特徴です。


世界中で愛されている、アップルパイ

アップルパイはアメリカのお菓子というイメージが強いですがアメリカだけでなくイギリスでは14世紀からある古い伝統のあるお菓子でアメリカのアップルパイはイギリスからもたらされたものとされています。

アメリカンアップルパイは生のリンゴを生地の上に盛り付けてオーブンで焼くのが一般的でシナモンやナツメグを効かせたものが多くコーヒーと一緒に食べる前提で作られているように思いました。

イギリスの伝統的なアップルパイは、シナモンやナツメグやスパイス類やブラックベリー系と和えたり、チーズを加えることもあるようです。砂糖を加えて煮込んだリンゴをパイ生地に流し込んで焼き上げたものが一般的。(ショートクラフト・ペイストリー=練りこみパイともいう)煮リンゴにチーズやベリー系を組み合わせることから紅茶と一緒に食べるためにアレンジされたものだと推測しています。

イギリスのアップルパイはアメリカのものと同様に底と表面の生地を使うところまでは一緒で、フィリングにレーズンをいれたり、ふちにひだを作って美しく見せたり表面に牛乳を塗った後グラニュー糖をふって焼くなどバリエーションが豊かなのも特色の一つです。

焼きあがったばかりの熱い状態でたべるのも、冷めてから食べるのもおいしく、カスタードやアイスクリームを添えると立派なデザートになるのも魅力のひとつですね。


紅玉を使った焼き菓子

生活クラブで購入し紅玉は、大小あわせて10個入っていました。

画像4

紅玉のコンポートはそのまま食べたり、セイロンシナモンパウダーをかけて食べたり、ヨーグルトや食パンやホットケーキと一緒に食べてもおいしい。

生のままスライスしてパウンドケーキ型で焼いた断面が美しいガトーインビジブル。

スポンジケーキ型にくし形切りにしてソテーしたりんごを敷き詰めてスポンジと一緒に焼き上げたタルトタタン。

リンゴの上にクランブルをのせてオーブンで焼いたアップルクランブル。

パン生地の中に巻き込んだアップルリングなど紅玉を使ったお菓子の種類がたくさんあります。リンゴのタルトや焼きリンゴなど、どれもおいしくてどれを作ろうかと紅玉を目の前にしてしっかり迷っています。


いろいろなアップルパイ

パイ生地の上にソテーしたリンゴを敷き詰めてパイ生地で覆い焼き上げたものと、

パイ生地の上に煮たリンゴを敷き詰めてパイ生地で覆い焼き上げたものと、

パイ生地の上に生のリンゴをのせてバターやグラニュー糖を散らして焼きあげたアップルパイも

パイ生地の上にカスタードクリームやクレーム・ディプロマットをのせてからリンゴを並べてパイ生地で覆って焼き上げたアップルパイです。


こだわりのアメリカンアップルパイ

紅玉を砂糖で煮るとトロトロになってしまいます。パイ生地と一緒に焼くことでりんごからの水分がパイ生地に染みてせっかくのサクサク感がなくなってしまうと予想して。

今回は紅玉を乱切りにしてソテーして

画像2

紅玉4個の皮を剥いてそれを8等分にしてさらに3~4等分の乱切りにしてフライパンに切ったリンゴと砂糖を加えて炒めます。かなり大きめのリンゴさん。


全体に砂糖やバターが絡み、半分くらい透き通ってきたらセイロンシナモンパウダーをまぶしそのまま冷めるまで置いておきます。

画像3

このまま食べるとシャキシャキ感が残っている状態でした。


今回もこの生活クラブの冷凍パイシートで作りました。

画像5

4枚のうち2枚半を使って。


パイ皿にバターを薄く塗ってから薄力粉を皿全体にまぶし、パイ生地を敷き詰めてからフォークで穴をあけます。その上に薄力粉クリームをのせて30分ほど冷蔵庫で寝かしました。

画像6

薄力粉クリームは、バターと砂糖と卵と牛乳と片栗粉で作るクリームで、タルトを作る時に使用するアーモンドパウダーが入ったクレーム・ディプロマットというアーモンドクリームの代用品です。秋の夜長のモンブランタルトにもタルトの上にのせてオーブンで焼き上げましたら、本格的なタルトになりとてもうれしかったです。

今回のアップルパイにも薄力粉クリームを作ってリンゴの下の層がおいしくなるように加えました。


パイ生地の上に薄力粉クリーム、薄力粉クリームの上に先ほどソテーしてあら熱がすっかり取れたリンゴを敷き詰めて。

画像7

この上にパイ生地をのせて。180度にセットしておいたオーブンで45分焼きました。


大きな大きなアメリカンアップルパイが焼きあがりました~

画像8

金曜日の19時から作り始めて23時に焼きあがりました。

土曜日のティータイムに食べたくて金曜日にターゲットのアメリカンアップルパイをショーケースから観察して、アップルパイや紅玉について調べたり知っていることをノートにまとめて。晩ごはんの片づけをしながらアメリカンアップルパイをつくりました。


フォークで切りにくいだろうと予測をして、パイ生地の上にアーモンドパウダーが含まれたクレーム・ディプロマットの代用品の薄力粉クリームをのせて(このまま30分冷蔵庫で寝かして)。

リンゴのすぐ下の生地がパイ生地とは違う層になるように計算して作りました。

画像9

リンゴの上のパイ生地はカリカリ&さくさくが楽しめるようにして、リンゴの下のパイ生地と薄力粉クリームによってリンゴの酸味を和らげて甘さを引き立てて。さくさくなのにしっとりで、かりかりなのにしっとりで。


スタバのアメリカンアップルパイ

10月6日発売のスタバの秋の人気スイーツ「アメリカンアップルパイ」は、持ち帰りが税込み518円、店内利用は税込み528円です。他のフードよりもひと際いやそれ以上に高く感じています。青森県産のリンゴとしっとりした知食感が楽しめるパイ。発酵バターを使ったパイ生地はボリュームがあり、シナモンやナツメグやオールスパイスなど和えた紅玉のプレザーブ(糖漬け)。まわりの生地をふんわり巻き込み焼き上げることで端までサクサク感が味わえるんだそうです。

パイ生地の上にソテーしたリンゴを敷き詰めてパイ生地をかぶせて焼き上げたアップルパイはリンゴによって底の生地が水分を含み食感が変わると予想をたてて。

画像1

金曜日にお店で観察していたアメリカンアップルパイ。

この日は購入せずただただ見ていただけ。

金曜日の夜に自分で作ったアメリカンアップルパイを焼き上げて。秋のに金のフードの一つ500円以上のちょっと高めのアメリカンアップルパイを食べてみたくて土曜日の午前中にゲットして。

見たまんま、パイ生地とリンゴのアップルパイ。

リンゴの見た目やパイの食感やフォルムや香りなど実際に食べてみることで自分が作った感覚を観察しながら家族で食べ比べをして。

なるほどね~。

リンゴの産地やリンゴをどう使うかによって食感やスパイシーな感覚がかわること、パイ生地とリンゴのシンプルなケーキと無添加でとことん安心で安全な材料で作り上げた今回のアメリカンアップルパイの材料費は1ホール分で1000円ほどでした。アメリカンアップルパイを作るためのすべての材料が生活クラブの消費材でできています。カラダが喜ぶアップルパイが出来上がりました。

画像10

やさしい香りとリンゴの甘みと酸味のバランスを調和するかのような薄力粉クリームをパイ生地の上に塗ることによって美味しく感じたアメリカンアップルパイ。

素になるものを食べてから作ることは再現の一つでそれもまた楽しいけれど、素になるものを目に焼き付けて観察し、そこからヒントに繋がり、自分の思い描く最高のお菓子を作ることができたことは再現という手段を少しだけ飛び越えた気分です。




食べたことのないものを観察し、調べて、実際に作ってみる。

食べたことがなくてもおいしさがわかる。

実際に食べるコトで自分のスキなテイストが明らかになる。

再現とヒントから、作ることが楽しいひとときになりました。

家族で過ごすティータイム。週末の過ごし方が楽しくて仕方がない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?