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沖縄に滞在or東京に戻る?【リラクゼーション×宿泊施設】は一人でか叶えたい夢じゃないかもなって。

毎度のことながら、自分の思考を整理したい気持ちもあって、なんとなく書いています(^^;

※※

沖縄に来て2週間。

自分がやりたかったことのビジョンが、少し明確になってきたような気がする。


それは、新しい発想でもなんでもなくて…数年前からずっと、同じものを追いかけてるみたい。

正確には、大学時代に『将来はこんなことをしたい』とイメージしたのが少し鮮明になってきただけで…当時から、目指してるものはあまり変わらないんだと思う。


セラピストになって数か月がたった頃、よく思ってた。

たった1~2時間。

1か月や1週間に、たった1~2時間しかマッサージに行けない。

体・心を休める時間が短すぎるように感じてた。

1日中マッサージをし続ける必要なんてない。ただ、その空間でゆっくりできる時間をもっと伸ばすことができたらいいなって思ってた。

例えば、宿泊施設のようになっていて、休日はそこで癒されながら過ごすことができるとか。

しっかり癒したい時、心が限界な時、自分とじっくり向き合いたい時…。そんな時は、1週間くらいそこで生活できたらいいよなって。

リラクゼーションサロンの延長のような、そんな宿泊施設が欲しかった。

そこで食事をとったり、お茶できたらそれも嬉しいなと思ってた。

特別に豪華な何か空間が欲しかったわけじゃない。


毎朝、眠い目をこすりながら、何のために揺られているのかわからず電車に揺られ…職場について気合を入れる。

一生懸命に頑張って、自分の本心を見失って…毎日のように終電に揺られ…

ご飯はいつも独りぼっち。家に帰っても、みんな寝ていて、一緒にご飯を食べることもなければ、用意されてない日も多かった。

ただ寝て…また同じように朝がやってくる。

休日になったところで、誰とも休みが合わず、独りぼっち。

職場での話題作りのために、美味しいご飯を食べに行ってみたり、旅行に行ってみたり…休日のたびに、整体に通って…でも何かが満たされなかった。

仕事は楽しい、人間関係も良好、お客様のことが大好き。でも、何かが満たされなかった。


当時の私が、唯一ほっとできる場所が、あるサロンだった。

足湯をしながらボーっとする。『この時間がずっと続けばいいな~』と思う。

マッサージ後にお茶を飲みながら、その時間が終わってしまうことに気づくと、なんだか切ない気持ちになった。

『マッサージはこれ以上必要ない。お金なら払うから…このまま1日中、ここにいたいな』と、何度も思った。


マッサージした後、「そのまま寝れたら最高なのにな」というお客さまがいた。『そうそう!』と強く思った。

「ここにお風呂もついてたらいいのにな~」といったお客様がいた。

『温浴施設に気に入ったセラピストさんがいれば最高だよな~』と思ったし、『お風呂に入ったあとの体や心を緩めることができたら、どんな感じなんだろう?』と想像して、ワクワクした。


私の中でなんとなく、【リラクゼーションサロン×宿泊施設】というビジョンはあった。

でも、宿泊施設をできるような環境も、お客様に出せるようなすごい料理もでる自信がなかったから、それをやってくれる人を探すことばかり考えてた。

今になって思うと、自分の夢に、人を巻き込もうとしてたんだなって…。

ここ数年、『全部、自分でやろうと思えばできるんだな~』と思うことが増えた。

まぁ、現状、資金不足というのはあるんだけど…基本的には、自分ができることの複合体なんだなって思う。


今、改めて”自分が実現させたいもの”を考えた時…

やっぱり『自分でやろう』と思えば、自分一人でできるものなんだろうなって気もしてる。

だから、『そのために…』と思って動こうとするんだけど…何かが違うようにも感じて、なんだか動けなかった。


ふと思った。

1人でできることの複合体なんだけど…私のイメージの中には、それを一緒にやる誰かがいて。

なぜか、その誰かがものすごく恋しいような感覚になる。

なぜか、その誰かにまだ会えないことが、すごく切なくなる。

なんでだろう??

そこに誰かの存在があることに気づいたら、すごく胸が温かくなった。

なんでだろう。涙が出そうになる。…なんでだろ。



このイメージの中には恋愛・結婚…そういうものも含まれてるのかもしれないな…、なんて思ったりする。

まだ会わぬ誰かにすべてを託したいわけでも、夢を見て現実から目を背けたいわけでもないんだけど…。

ただ、私がやりたい宿泊施設というのは、ホテルのような非日常的なものではなくて…ある意味、ごく普通の、ごく日常的なものなんだと思う。

だけどそれは、私にとっては”ごく普通”なんかじゃなくて、特別なもの。


私が幼い頃から、両親は、精神的に不安定だったんだと思う。

ちゃんと愛情があったのだとしても、愛情を伝えることも、受け取ることもヘタッピだったんじゃないかなって。

そんな中で育った私は、ずっと孤独感を感じていたし、よその家庭にあった温かい愛情・空気感に憧れがあった。

セラピストになってからずっと求め続けていた、陽だまりのような温かい癒しのエネルギーみたいなものも…きっと、母親の愛情のような、どこかの家族の中には当たり前にあるものだったんだろうなって思う。


私はずっと思ってる。

セラピストやヒーラーなんて、必要のない世の中になったらいいなって。

そんなものいなくたって、両親の愛情とか、日常会話とか…家族の中で解決できることはたくさんあるはずなのに、それができない人がたくさんいる。

それがなんだか悲しくて、悔しくて…。

私がセラピストとしてやりたかったのは、そういう家庭を育むために、まずは気づいた人が癒されてくれたらいいなって。

自分の心の余裕ができて初めて、人のことを考えたり、人に愛情をもって接したり…そういうことができるのかなって。

私がセラピストとして向き合った誰かが、それを家庭に持ち帰ってくれたら…すごくうれしいなって。


お母さんが癒されて、温かい気持ちで家族を見守ることができたら、子供たちの育つ環境は変わってくるし。旦那さんとの関係性だって変わるかもしれない。

お父さんが癒されて、温かい気持ちで家族に接することができたら、子供たちの育つ環境は変わってくるし。奥さんとの関係性だって変わるかもしれない。

未婚の人だって同じことで。

癒されて、温かい気持ちで家族に接することができたら、ご両親や兄弟との関係性も変わってくるかもしれないし。

恋愛したり結婚したら、今度はパートナーや、生まれてくる子供たちにも関係してくる。


私はきっと、家庭の中にもあるような、普通の愛情を求めていて。

でも、どこの家庭にでもある、ありふれた愛情とはまた違うものを求めてるのかもしれない。


話を戻すと、

私は、【リラクゼーションサロン×宿泊施設】のようなものをしたいと思った。

そこにはマッサージや宿泊だけではなくて、カフェのような機能もあるのかもしれないし、カウンセリングやただお話しするようような、そんなものもあるんだと思う。

それは、資金さえあればできるものなのかもしれない。

…だけど私は、なんだか違うようにも思う。


自分一人で頑張って作り上げていくものではなく、大切な誰かと一緒に実現させていきたい夢なのかもしれないなって。

そんなことを思った。


さて、ここからが、今の私には1番大事だと思うこと。

今日泊まる宿はある。

けど、明日泊まる場所は決めていないし…1度沖縄を離れて、東京に戻ろうかを真剣に考えてる。


もしもこれが、自分一人で叶えるべき夢なのだとしたら…

自分一人で実現可能な夢なのだとしたら…

沖縄に長期滞在して、方法を考えながらブログを書いていくつもりだった。


だけど、イメージをもっと具体的に想像してみた時、自分一人で叶えようとしたら、すごく大変だろうなと思う。

大変なだけならいい。

これが成功したとして、お客様が来てくれるようになったり、それで生活できるようになったとして…私はきっと、ものすごく孤独感を感じて、夜中に一人で泣くんだと思う。

大音量でテレビを流し、スマホを見て時間をつぶし…

お客さんが来ない、その時間がすごく苦しくて苦しくてしょうがないんだと思う。

お客様たちが幸せになったり、夢をかなえたり、家族のもとに帰るのを見るたび、きっと、私は自分の状況と比較してしまうんだと思う。

きっと私は、お客様を心から応援できる。

でもそれは永遠ではなくて…いつかはお客様をうらやましく思って、素直に応援できなくなってしまう時が来ると思う。自分自身が、本当の意味で幸せにならない限り。

だから今、一人で無理やり叶えていく夢じゃないような気がした。


…これはもしかしたら、自分を諦めさせるための言葉かもしれないし。そうじゃないかもしれない。

ただ、今のこの気持ちのまま沖縄に残って、なんとか縋り付こうとしたところで、何かが違うような気もする。

1度、東京に戻ってみよう。このまま何も起こらないのであれば。

もしも東京に戻るべきではなかったのだとしたら、東京に戻った瞬間にわかるはずだから。あの時のように。




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