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LACは「偶然の幸運」が起こる場所

LAC拠点3か所目は福島県の会津磐梯!


14日から16日までの滞在で、お二人にお話を伺うことができました。

一人目は2022年に30か所以上の拠点を巡り、LACアワード2022で「1年間に最も多くの拠点を訪れた」ユーザーに贈られるLivingAnywhere賞を受賞されたKiyoさん。

1カ月に25日~30日ほどLACを利用されているというヘビーユーザーです!
最初に、これまでの経歴から聞きました。

退職は4年前


少数精鋭の輸出入コンサルで5年、その後海外で10年半勤務し、4年前に退職。
前職は海外の現地採用で3年務めた大手国際運送事業者で、「お金よりも自分はどういう生き方をして、この世界で何をしていきたいのか」を考えたいと思い、退職を決断したそうです。

20代は司法試験の勉強

ーー経歴を聞くと、順風満帆な人生だったのかと思いきや…

本気で勉強したことがなかったから大学受験も失敗したし、全然そんなことはなくて。
「自分は本気で勉強したら凄い」という勘違いを抱いて生きる事がダサイと思ったから、一度本気で勉強してみようという思いで大学在学中から司法試験の勉強を10年しました。

結局合格できなくて、いざ就職しようと思ったら30歳を過ぎて職歴なしで雇ってくれるところがなかなか見つからなかった。

ハローワークに行ってみても、「親のコネを使え」って言われたりね。

社会に絶望して自殺を考えるほど追い詰められたけど、家族の支えにより引きこもりの状況から就活を再開。
面接に行くと面接官が励ましてくれたりして、諦めずに就活し続けた結果、少数精鋭の輸出入業務代行会社に内定をもらうことができました。

海外駐在歴10年


ハードワークだったそうですが「周囲が手本になる人ばかりで、学ぶところばかり。自分も少しでも役に立ちたいと思い、時間を忘れて仕事をした。どん底を経験している分、とても充実した日々だったし、あっという間に1日が終わってしまった」というKiyoさん。

ストイックに司法試験の勉強を続けてきたことが、結果として時間の使い方や本を読む習慣など仕事に活かされたといいます。

仕事に対する姿勢は取引先からも評価され、得意先である大手メーカーから海外駐在の声がかかります。
大手メーカーに休職派遣、大手メーカーから海外の合弁会社に休職派遣という形で就労。
海外で商習慣も違う中で必死に仕事をこなし、周囲のサポートもあって当初は3年の予定が7年半勤務したそうです。
その後は1年間の休職期間を挟み、現地採用で大手国際運送事業者に就職されます。
業界未経験にも関わらず、会社幹部として迎えられ、マネージメントに苦労しながらも自分の就職した目的(自分の興味があり、知らなかった業務を内側から勉強する。採用してくれた会社に貢献する)をほぼ達成できたと実感したため退職しました。

LACでの生活


2021年の8月からLACを利用し始めたから、もうすぐ3年目になりますね。
一度拠点を訪れると、5日から1週間ほど滞在しています。
昼間は読書をしたり、眠くなったらちょっとうとうとしたりね。
今の生き方に満足しているし、理想の生活に近いですよ。

セレンディピティが起こる場所


LACはセレンディピティ(偶然の幸運)が起こる場所だと思っています。

serendipity(セレンディピティ)とは
偶然に思いがけない幸運な発見をする能力。またはその能力。

コトバンク

会社はピラミッド構造だが、LACはあくまでもフラットな関係。
社会的に成功していて優秀な方も来るし、いろんな経験をした方と対等に話ができて、年代の違う人とも真剣に深い話ができる。
多くの人に会って話を聞きたいという気持ちがあるし、新たな視点が発見できると楽しいですね。

これからも対等な関係性が築けて、セレンディピティが発生する場所であり続けてほしいと思いますね。

無職は無色透明

無職の固定観念を概念を変えたいというのもあります。
世間的には無職=暗い・ネガティブなイメージだけど、それってステレオタイプ。
無職は色でいえば「無色透明」だと思っている。
面白そうだと思ったことがあればすぐに飛び込めるし、無職の可能性って無限だと思う。

だから「何をしているんですか?」って聞かれたら堂々と「無職です」と答えるし、言ったときの相手の反応を見て楽しんだり、その後の対応を検討したりしています。
それでも、いざとなったらいつでも働ける用意はある。
体力面もそうだし、「前職を辞めてから何をしていたんですか?」って聞かれれば話すことは山ほどあるからね。

おまけ

会津磐梯山での滞在中は、天候が良ければほぼ毎日のように磐梯山に登っているというKiyoさん。

4:30に拠点を出発し、登山口までは自転車で行くタフさ…!
どこで鍛えたのか尋ねると、退職してから全く準備なしで四国のお遍路に行ったそうです。

通常でも45日ほどかかるそうですが、メタボの状態だったにもかかわらず37日で完走したとのこと…!
「今考えると無謀だし、結願できた事が奇跡」と振り返っていただきました

磐梯山8合目の弘法清水は絶品なので、ぜひご賞味あれ。

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