自分の人生を生きること

2022年もあと少し。
今年は、苦しいことが重なる年でした。
ただ、
その苦しい出来事のおかげで
自分がどんな人生を歩みたいのかと
じっくり考える機会になりました。

きっと、その出来事がなかったら
ここまで真剣に考えることはできなかったかもしれない。

そう思うと、
自分の人生の中で起きる
どんな出来事も
自分にとって必要な経験で
良いとか悪いとかって
決めつけることは
しなくいいんだなと。

もちろん、辛いことがあった時は
辛いと思うし
苦しい時は苦しいって思う
だけど、どんなに苦しいことも
これまで乗り越えてきたし
これからもきっと乗り越えられる

そう思えるのは、
自分の人生を諦めなかったからで…

私の周りには、
大人も子どもも
自死という形で自分の人生を
終わりにした人たちがいる。

自分の人生を諦めなければいけないくらい
本人にしかわからない苦しみとか
悲しみとか、怒りとか
複雑な感情がごちゃごちゃになって
心を埋め尽くして
どうしようもなかったのかと想像すると

いや、そう簡単に想像できるものではないけれど

私は、そんな苦しい思いをしている人の
役に立ちたいと思って生きてきて

そんな私の気持ちが届いたのか
虐待やいじめに気付くことができて
救うことができた命もあった。

保健室にいると
頭が痛いとか
お腹が痛いとか
体の症状を訴える生徒に混ざって
自分の人生を終わりにしたいと思っている
子どもたちがやってくる。

そんな子どもたちを私は絶対に見逃さない。

だけれど、それができない環境も
実際にはあって
すごくやりきれないし
私も苦しくなるし
何のための教師なのかと
絶望することだってある。

時間がないからとか
子どもは嘘をつくからとか
保護者との関係がとか

そんなことよりも
目の前の命に目を向けるべきだと思う。

今助けてって言っている
その声に耳を傾けるべきだと思う。

勉強を教えることだけが教師じゃない。
勉強するだけが学校じゃない。

そんなことを思った2022年でした。

来年は、きっともっと成長して、飛躍して
夢を叶える年になると思う。

なんて、私のひとりごとでした。

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