勉強しなさい!とつい言ってしまう。どうしたら?
「そろそろ勉強したら~」
「いい加減、勉強しなさい!」
晩ごはんのあと、子どもが勉強する様子もなく、スマホで動画を見続けていたら、つい、言いたくなるものです。
テスト前や受験生の場合は特に。でも、言われた子どもは、
「うるさいなあ~(怒)」
「今、やろうと思ってたのに(怒)」
みたいな反応が多いのではないでしょうか。声に出して言うかは別として。
なかにはこんな状況を避けるために、黙って自分の部屋に行ってしまう子もいます。
では、言わなければやるかというと、そう簡単ではありません。
こんなとき、どうしたらいいでしょう?
・・・
「勉強しなさい」と声を掛けたとき、「そうだね~」という雰囲気がないなら、言わない方がいいとぼくは考えています。
普通、そんな雰囲気ないですよね。あればそんなこと言わないです。
「そうだね~」という雰囲気のない子どもに、「勉強しなさい!」と言っても、「うるさいな(怒)」と反発されるだけです(と同時に、子どものやる気もさらに下がります)
言ってもプラスになるどころか、マイナスにしかならないなら、言わない方がいいですよね。
マイナスだけですから。
しかも、いうことをきかない子どもにイライラして、つい余計なお説教をしてしまうかもしれません。
今まで気になっていた、こんなこと、あんなこと…つもりつもった感情を一気に爆発させてしまうかも。
これでは、子どもはますます頑な(かたくな)になってしまいます。
一方、親の方も、怒ってしまった自分のことが悲しく、虚しくなるだけです。
「また、言ってしまった」
「なんでいつもこうなるんだろう…」
・・・
もしこんな状態なら「勉強しなさい!」と言わないと決める。これがおすすめです。
くどいようですが、言ってもプラスはなくて、マイナスだけだからです。
ポイントは「決める」です。
決めちゃうんだから、たとえ、子どもが勉強しなくても、言おうかどうしようか選択肢がない感じです。
でも、勉強しない子どもにイライラがたまって、つい言ってしまうことがあるかもしれません。
そんなときは、
「修行が足りないな(笑)」
と反省です。
ぼくも、つい言いすぎたとき、言いそうになったとき、こう考えるようにしています。
こうすることで、そう大崩れしなくなります。
この「大崩れしない」ってのが大事だと思っています。
完ぺきにはできないものです。
でも、自分で気づいて反省できればいい方向に向かいます。
これができないと、自己正当化して泥沼にはまります。
「子どもが悪いんだ」
「厳しくするのは子どものためだ」
みたいに。
・・・
今回は「勉強しなさい!と言わないと決める」というお話でした。
勉強に限らず、「○○しなさい!」というスタンスをやめると、実は、親自身が楽になります。
そして、子どもとの関係も少しずつ変わってきます。
少しずつですよ。
もし、今、こんな状態だとしたら、まずは、子どもとの「関係を整える」ことから始めていきましょう。
関係が整っていなかったら、どんな言葉も届かないですからね。
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