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宿の可能性は広がり続ける
宿の可能性は広がり続ける。それも、自分たちの知らないところで。
こんなことを感じた日。とても嬉しいことがありました。
5年ほど前にIORI STAYに滞在したオーストラリアのゲストが飛騨市に拠点を持つことになったのです!
IORI STAYがきっかけで飛騨古川に宿泊し、町を知り、気にい入って、多拠点生活を決定。
オーストラリアで会社を経営するファミリーらしいのですが、日本における拠点として飛騨市に町家を購入し、設立を進めているそうです。
飛騨市役所の商工課に問い合わせがあり、判明しました。面談アレンジの依頼がありましたが、予定が合わず、次回飛騨に来る時に会うことになりました。
個人的な経験から、世界的な観光地にはいくつか特徴があると思います。
その一つが、『自国以外の人々が拠点を持ち暮らしている場所』というものです。さらに言うと、その町が好きで、観光ガイドとして暮らしている人々がいると言うことです。
ローマ、ロンドン、ベルリン、NYなどで様々なツアーに参加しました。半分ぐらいの確率で他国出身のガイドがかなりの熱量で町のガイドをしてくれました。
自分の地元でもない町に惚れ込んで、暮らし、ガイドとして情熱的に語る人々の姿を見て、心が動かされたのを覚えています。
世界に通じる観光地とは、観光地である前に、世界から愛されるほどの魅力を持つ地域なんだと、強く感じました。
今回の件は、飛騨の魅力が拠点を持つほどだと感じてくれたこと、そのきっかけにIORI STAYがなれたことからとても嬉しく思いました。
地域のメディア、ローカル体験としての宿が生み出す地域貢献の可能性は果てしなく、数年後に予想もしてない形で現れることもあるという体験でした。
より良い宿、体験づくりを目指していきたいと気持ちを新たにしました。
イイヨ!
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