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ココが違う!専門学校で伸びる人・伸びない人

こんにちは。CGアニメーターのコマツです。

今回は専門学校で講師をしていて思う、伸びる人と伸びない人の違いについてまとめました。

講師を使う/講師から教わる

伸びる人は講師を辞書のように使ってきます。

基本は自主制作を自分なりに試行錯誤しながら進めて、行き詰ったところや疑問点を授業の日に聞き倒す。解決したらまた自主制作。

疑問点が明確なのは自分でも調べて試行錯誤している結果でもあるので、基礎レベルが高い人が多いです。

圧倒的に多いのは、講師の話をしっかり聞いて課題だけやってくる人。マジメで良いんですが伸びしろは限定的です。
もっと自分なりにいろいろやって講師に質問ぶつけた方が学びも多いし、高い学費払って通うんだから学校も講師も使い倒していきましょう。

方向性が早めに決まる/決まらない

3年制だったら2年の春、2年制だったら1年の夏~秋。
この時期に推していく職種が決まってゴリゴリ作業している人は、卒業年度の早いうちにすんなり決まっています。

職種の方向性が定まらない人はスキルがとっちらかって身につきにくい上に、書類で通っても面接で見透かされるのでけっこう厳しいです。

自分の得意なこと、夢中になれることを早めに見つけるためにも、一通りツールに手を出していろいろやってみる。そしてできた作品をどんどん人に見せて反応を知ることが大事。

自分でも気づいていないことが人より得意だったり、自分に向いてる方向性が見つけやすいと思います。

チーム制作する/しない

ゲーム業界では学校対抗の国内コンテストや、GameJamといった小規模開発のイベントがさかんに行われています。専門学校でも学科を超えてデザイナーやプログラマーがチームを組んで取り組む機会が増えました。

こうしたチーム制作に参加してやりきった人たちはもれなく経験値が上がってるなぁと感じます。

チーム制作では授業で習っていないような知識もわんさか必要になります。
壁にぶち当たりながら自分たちで考えてなんとかする、底力や課題解決を試される良い経験です。

作業を俯瞰で考えて理解できるようにもなります。
CGはとかく分業で考えがちですが、チーム制作に参加するとすべての工程に関わることになるので、作業の「意味」が分かってきます。

授業で学ぶ「技術」だけでなく、その使い方や意味合いが分かってくると一つ抜けてきたなって印象です。

バイトしてない/してる

あえて乱暴な書き方をしましたが、本質はバイトしてないかどうかではなく、言い訳をしてないかどうかということ。

バイトの忙しさを理由に手を動かしてない人はけっこう多いです。

バイトしてること自体はひとつも悪いことではなく、むしろ働きながら学校に通ってるのは立派だと思います。

ただ、だからこそ言い訳がしやすい。
バイトで忙しかったのでできませんでしたって言われても、別に誰も非はないので。ただ、事情がなんであれ作業してこなかった人に結果はついてきません。

忙しい中で作業時間を確保するためには、日々のルーティンを整えていくのがおすすめです。

まとめ

いかに講師を道具として使えるか、いかにムダな努力をしないで打ち込めるか。
この2点を抑えておくと結果はついてくるはずです。

専門学校に通っている人、誰かに教わりながら学んでいる人は参考にしてみてください!

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