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悪魔城ドラキュラXX~月下の夜想曲~その1、闇の貴公子アルカード

壮麗にして醜悪な悪魔城へようこそ…。

ちょっと前に『桃太郎電鉄』の新作でフィーバーしてたけど、
あれは、厳密にはコナミじゃなくてハドソンだったね。

メタルギアの新作も、まあ…触れないでおこうか。

そんな凋落から随分と久しいコナミですが。

ファミコン~スーファミ~プレステ1の頃のコナミは、
人気作をばんばん出してたわけですよ。

   グラディウス
   がんばれゴエモン
   ときめきメモリアル   
   ツインビー
   メタルギア

DS時代にも『ラブプラス』があったっけ。

グーニーズやキングコングを自社のオールスターズに参加させたり、
おおらかな時代だったんだねえ。

特にBGMのクオリティが高いんだよねー。
『グラディウス』然り、『魍魎戦記MADARA』然り。

そんな中、大人気すぎて
ソフトの大半がプレミア化してしまってるのが、

『悪魔城ドラキュラ』!!!

ヴァンパイアハンターがドラキュラを倒すという、定番のアレです。
日野まつり先生の『ヴァンパイア騎士』も、
このゲームにインスパイアされたのでしょう(断言)。

BGMはもちろん、ゲーム性も高く評価されたんですわ。

ただ、結構難しいゲームだったのよ。
1ステージずつ突破していくタイプのアクションゲームなんだけどね?
敵の攻撃力が高い、回復手段が少ない、トラップがシビア、
ボスが強敵揃い…と、とにかくプレイヤーのテクニックが求められるわけ。

それでも私は大好きで、
『悪魔城伝説』は裏面もノーミスクリアできるようになったけど。

まあ、ちょっと初心者お断りの空気はあったんだな、これが。

ゲームショップの店員さんも昔、
「グラディウスや悪魔城は難しすぎるから売れない」ってボヤいてたし。

たとえやり応えのある正統派の難しさでも、
ユーザーにとってはハードルが高いんだよね。
ファンにとっても開発にとっても悩ましい話だ、ほんと。

そんな『悪魔城』シリーズが、プレステ1で転機を迎えます。
それが今回ご紹介する『悪魔城ドラキュラXX~月下の夜想曲~』。

一応さっきの『悪魔城伝説』や
『悪魔城ドラキュラX~血のロンド~』の続編なんですが、
『月下』から始めちゃっても問題なし。

ゲーム内容はステージクリア制から、
『メトロイド』のような迷宮探索となりました。

RPGでお馴染みの「レベルアップ」や「装備」の要素も加わり、
格段にとっつきやすくなったんですよ。

図書館にあるお店で回復アイテムを買い込む、といった方法も可能に。
「HPを回復できる」というのは、やっぱり大きいよね。

さらに重厚な世界観と、美麗なグラフィック。
そして荘厳なBGM!

とても贅沢な逸品となっております。

主人公はドラキュラ公の息子、アルカード。
『悪魔城伝説』では仲間だったんだよ。

CVは最近も『パリピ孔明』でお馴染みの置鮎龍太郎さんです。
『ガンダムW』のトレーズ様でもいらっしゃるね。

ラスボスまでに99822体のザコを蹴散らせば、
あの名言を言ってのけるチャンスだ。

んで。
これまでの主人公(ベルモンド家)はムチで戦ってたんだけど、
アルカードはおもに剣で戦います。

ドラキュラ公の息子でありながら、
ドラキュラ公を倒すために悪魔城へ乗り込む。

ドラマだねえ。

準備万端で悪魔城へ乗り込むので、
序盤は最強クラスの装備で身を固めてる…が、
ドラキュラ公の腹心・デスによって没収される。

その時のボイスが「しまった!」。

とりあえず敵のスケルトンからショートソードを奪い、探索開始だ。

クリアに必須ではないものの、
便利なイベントアイテムも回収しておく。

セーブもこまめにね。
HPは全快するし、セーブの状況で詰むようなこともないから。

悪魔城はとにかく広く、隠し部屋も多いぞ。

このように鍵が必要な場所や、何かしらの能力を要求される場面も。
少しずつ探索ルートが開けていくのだ。

最初のボスはデスの部下たち。
盾を併用すると、かなり有利に戦えるぞ。

ちなみにデフォルトの設定では、
右手が◯ボタン、左手が□ボタンに当てられている。
このままだと盾を出しづらいので、
空いてるL2あたりに変更しておくといいよ。

シリーズ定番のサブウェポンもオススメだ。
ハート(HPじゃないよ)を消費するものの、
ハートなんてすぐ満タンになるし。

サブウェポンなら
一部の敵に有効な『聖属性』で攻撃できるので、
ガンガン使うほうがラクだぞ。

そのサブウェポン、従来の『悪魔城』ではひとつしか持てず、
新しいものを入手するたびに上書きされていた。

それが今作では「交換」という形になり、
お気に入りのサブウェポンを携帯しやすくなった。

魔界村さーん? 聞いてますかー?

行く先々では、ヴァンパイアハンターのマリアさんが登場。
CVは横山智佐さん…ノインさんですね。

そして嫌なヤツも出現。
この『のみ男』がねえ…弱いけど、小さくて倒しづらいのよ。
サブウェポンのバイブルが欲しくなる。

このゲーム、基本的に敵には被ダメ時の無敵時間がない。
だから動きの鈍い敵さんは、
聖水の攻撃判定が連続でヒットしたりする。

アルカードは着地することで動作をキャンセルできるので、
着地寸前に攻撃+着地後に即攻撃で、
二段斬りも可能だ。
これ、割としょっちゅう使うことになる小技だよ。

こちらは序盤にしては強敵のドッペルゲンガー。
こいつはパターンにハメるといいぞ。

大きく間合いを取って、ジャンプ攻撃。
相手も鏡写しのようにジャンプしてきて、食らってくれるのだ。

図書館のお店では、青い扉を開ける鍵が普通に売られてる。
金のためならドラキュラ公も裏切る、ナイスな爺さんだ。
初プレイ時は、これを見落としちゃってねえ…。

青い扉を開けたところで、つづく。