君とならどこへだって
いけたはずだった。
どこまでも、どこへでも。
これは一年半前のお話、寝る前にちょっとだけ綴らせて欲しい。
きっかけは同じクラスだったから、共通の友達がいたから、それだけで一緒にいた。
目まぐるしく続く日々の中で、君だけは変わらなかった、ずっと。
あっという間に恋に落ちて、もう本当に大好きで大切で、終わりを考えることもなかった。それほど愛を信じてた。
いつも終わりがあることを考えている私にとって、“それ”はとても幸せなことで、“いつか”の話ができるのが、とても楽しかった。
終了のチャイムはいつも急だ。
頭と心がごっちゃごちゃになって、もうどうすればいいのか分からなくなった、泣きじゃくった。
君は変わった、とても。
別れてから、随分変わった。
吸わなかったタバコ、やらなかったギャンブル、そして、SEXの仕方も。
寂しいなんて、思わないよ。でもさ
忘れないでよ、私のこと。
君の初めては私だったこと、
君が言ってくれた言葉、君と行った場所、全部覚えてるよ。忘れないでよ。
でもね、さようなら
またどこかで、いつかきっと、会おうね
その時はお互いに、何もかも忘れてようね
あ、そういえば30万負けたって本当?
セブンスター吸ってるって、本当?
ねえ、初々しかったあなたがいなくなったって、本当?
私の知らない君が、どうかちゃんと幸せでありますように
これは少し遅れた七夕のお願い、
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