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猫の筆置き 制作後記〜ゼロから作るって大変なんだ〜

レジンの作業中、転がってあたりにレジンを振りまく、調色ペン。
筆置きが欲しいなと思ってました。

市販の筆置きは、

  • 1本しか置けない

  • ネイル用ので複数置けるものは逆に大き過ぎる

等、希望に合う筆置きが見つからないまま数カ月。ないなら作ればいいじゃん。と思い立ちました。

猫モチーフ筆置き 初プロット

まずは、NieRさんとこの「おしゅし」みたいなフォルムを想像していたのでこんな感じで作ってみました。

NieR クロージングのおしゅしはこれ。

@NIER CLOTHING https://shop.nier.tokyo/

筆を2本置けるようにしました。
パジコのハーティソフトで形を作り、モールドを作成しました。尻尾を背中の方に丸めて、尻尾が筆置きになっています。モヒカンぽいですが、尻尾なんですこれ。

初期プロットの型とモールド

これを実際使ってみたのですが、安定感が悪い。筆を置く場所が高いのです。角度が大きすぎるのです。これはいまいちだなと別のフォルムを考えました。

猫モチーフの筆置き 第二プロット

もっと、のべっとさせればいいのではないかと形を考えました。

パジコ ハーティソフトで作った第二プロット

製品と比べるとこんな感じです。

三毛猫(販売中)と比べても割とそのまま

粘土のほうが尻尾がちゃんと確立してますね。耳や手のつなぎ目も、粘土のほうがちゃんとしています。強度と見た目の可愛さで、制作中に敢えてなくしました。
前足の長さが違うのは粘土時代からですね。
この粘土の型をベースにモールドを作りました。

初期モールド

わかりにくいですが、モールドの中ががたがたです。このままレジンを流すとこうなります。

第二プロット初期モールドで作ったレジン作品。この記事のためにもう一度作りました。

ガタガタです。これはひどすぎる。
原因はおそらく粘土にあるんじゃないかなと思ってます。ハーティソフトでの型作り、二度としません。樹脂粘土のほうがいいかと思います。

型を作り直しても良かったんですけど、粘土で作り直し→乾燥(約1日)→モールド作成(約1日)と、待ち時間を考慮すると、12/9のホイップフェスに間に合わないので、この猫を徹底的に研磨しました。

左:初期モールドから作ったガタガタのレジン作品 右:磨いたもの

なんとか形になったので、右の研磨後を元にモールド作成しました。ただ、まだ一部波紋がありました。可能な限り鏡面にしておいたほうが、その後の量産時楽なので、再度磨いてモールドを作りました。

2段階目。まだ波紋があるのと、筆置き部分の彫りが浅いのでリテイク。

結局、4回モールド作って、ようやく満足できる筆置きができました。

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