氷河期世代の愚痴04

03からの続きです。

求人広告制作のアルバイトは「制作」という文字は付くものの、やる事は主にはオペレーター業務です。

デザインの要素は少なく、求人広告の原稿の入っている棚から上から順に原稿を取り、その内容に合わせてデータを完成させる仕事です。
「時給」「業務内容」等、大事な要素を大きくする。他にも情報に緩急をつけて読みやすくする。
多少のデザイン要素はありますが、大事なのはクオリティより時間。

パッしない実力でしたが、所詮はアルバイトなので大きなストレスも無く緩く働く事が出来ました。

ただ、緩く過ごそうが、充実して過ごそうが歳はとります。
そして25歳を手前にして、このままじゃまずいな。。っと思い再びデザイナー職を目指しての就職活動を再開しました。

学生時代の作品加え、新たに自主的にPCソフトで作成した作品を加え、求人広告の制作をしているという武器をもっての再挑戦!

しかし、時は就職氷河期時代!あっさり玉砕です。
「求人広告はなぁ。。。」だの「オペレーターはなぁ」だの履歴書で解っていたであろう事にゴチャゴチャ抜かす会社ばかり。。。
それならと、弱み利用して「オペレーター業務では無くデザインをしたい」と言えば「オペレーター業務を軽くみるな」って何して欲しいんだ?

面談行くのにも交通費も時間もかかります。無為に消耗しながら時は過ぎていきました。

ちなみに申し込んだ企業は大手は門前払いというか入口すら見つけられないので、中小企業が多かったのも、この扱いの原因かもしれません。

そんな中、職安で小さなデザイン事務所の求人を見つけたのでした。



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