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久しぶりの海外旅行の(強いて言えば)反省点

 諸事情あって、デンマークのコペンハーゲンに出張をしてきた。海外は久しぶりで、そもそもコロナ禍を挟んでいるので新鮮だった。反省点などをまとめていきたい。結論から言うと、無事に終わって、特に読者を喜ばせるようなトラブルは起こらなかったので、「強いて言えば」程度の反省点である。

一番あせった瞬間

 ホテルの最寄り駅についた瞬間、携帯の電波が通じなくなった。もちろん、無設定でそのままつながるというおめでたい考えを持っていた訳ではない。ローミングしているのに繋がらなかったのだ。ちなみに、今回は、Wi-Fi レンタルではなく、ローミング(日本の回線をそのまま海外でも流用でこる強欲なプラン)を使った。滞在が短時間であることから、料金もそれほど変わらないので、それが合理的だと思った。

 とりあえず以下の対策を考えた。

  1. ホテルの名前となんとなくの方角だけを頼りにひたすら歩く

  2. 適当な店に入って Wi-Fi を使わせてもらう

  3. 一旦空港に戻る

 結局、実行したのは「3」。事態が発覚したのは Ørestad という駅で、コペンハーゲン空港から二駅。しかも、チケットの都合上、往復をしても構わない(短時間だけ乗り放題になる感じ)からロスはほとんどない。

 結果的にこれは正解だった。空港に戻ってすぐに原因を調べた。そして、すぐに原因がわかった。

 ローミングの開始時には SMS で確認が入るのだ。パケ死を防ぐための配慮だろう。自分のSMSはかなりの迷惑メールが届くようになってしまっていたため、通知を切っていた。それで確認メールを見逃していたのだ。SMS のリンクからプランを選ぶと無事にローミングを開始できた。

今思うとしておくべきだったこと

 ホテルの最寄り駅についていきなり地図が使えないと詰んでしまう(現実には、本当にどうしようもなくなったら現地の人に聞くだろうし、昔はそうしていたはずだが、現代人の素朴な感覚としてはそうである)ので、空港にいる内に地図を読み込んでスクショをしておくべきだった。現地に行ったらいきなりネットが使えないという事態は、他にもいくらでも考えられるので、これぐらいは準備しておくべきだった。

教訓:ローミングの開始には SMS の確認が必要だし、そもそもネットが使える時点で必要な情報を保存しておくべきだった

次にあせった瞬間

 これは帰りの話になるが、ヘルシンキ・ヴァンター空港での乗り継ぎが、東京行は「45A」ゲートだったが、自分が待っていたのは「45」(A がない)ゲートだった。なんだそのトラップ。出発 20 分前になっても列が形成されず、むしろ閑散としていたので、本能的に危機感を覚えてあたりを見回して事なきを得た。

教訓?:ゲートの数字があっていても、機内に乗り込むまでは疑いの目を持って周りの状況を観察し続ける

一番準備不足だった点

 海外旅行には家電用品のプラグを変換して、電圧を変換してくれる変圧器が必要不可欠である。当然、ヨーロッパ用のそれ(昔使って、押入れにあったやつ)を持っていたのだが、少し不具合(これは自分の勘違いで、後でそうではないと知る)が発生した。

 MacBookPro の充電がほとんどされないのだ。日本でも使っていた純正アダプタを持っていったはずなのに。より正確に言うと、充電され始めてもすぐに止まってまた始まる……というサイクルを繰り返してしまう。明らかにバッテリーによくなさそう。

 最初は、空港のコンセントだから電圧とかが不安定なのかな? と思っていたが、ホテルの電源でもそうなった。色々調べてみると、MacBookPro のアダプタの電力約 60 W(たぶん)に対して、変圧器の定格電力が 35 VAしかなかった。このため、変圧器がすぐに過熱し、定期的にセーフティがかかっていたものと予測される。これに気付いた時点から、過熱したらすぐに変圧器を外して冷えるのを待つ、という動作を繰り返さざるを得なかった。これは明らかに安全でない使い方であり、良くなかったが、他にやりようがなかった。反省して、同じ間違いは繰り返さないようにします。

 また、これは余談になるが、純正アダプター(というかほとんどの DC 機器用電源)ならそもそも変圧が必要ない。この場合は、必要なのは変圧器ではなく変換プラグのみだったかもしれない。変換プラグだけだったら、空港でもすぐに調達できそうだったし、それを検討してもよかったな……と、帰ってから思った。

教訓:変圧器を持っていく場合は、必要な容量はちゃんと確認する
教訓:そもそも変圧器を持っていくかどうか(変換プラグだけで十分ではないか)検討する

一番助かった店

 結論からいうとセブンイレブン。ヨーロッパを旅行すると、あらかじめスケジュールを組んでいない限り飲食難民になりやすい(と思う)。彼の国の飲食店は、日本の都会に比べると、とにかく単身には使いづらい。向こうのレストランは、日本の「レストラン」とは少しニュアンスが違って、予約して、家族や友人と一緒にいって、テラスで話して、談笑して、チップを払って……という様式が確立している。そのため、一人で利用すると時間と金がかかりすぎて、客も店もなんか不幸な感じになる。

 その点、セブンイレブンはいつでも開いてくれるし(海外ではとてもありがたい!)、すぐに飲食物が手に入る。そういった意味では空港もありがたい。とにかく、金がないとモノは買えないが、金があればいつでもモノが買えるとも限らないのだ。

コペンハーゲン雑感

 東京もかくやという程に鉄道が密集して運行されているし、メトロにいたっては終電がないらしい。公共交通の利便性はかなり高い。また、自転車や電動キックボードがかなり生活に根付いているので、それも暮らしやすそう。食生活は、日本人との親和性はかなり高いと思う。生魚や野菜・果物をふんだんに使うので、寿司や野菜が食べられなくて発狂することはないだろう。こちらの定番料理は魚介を中心としたスモーブロー(サンドイッチ)だが、これを嫌う日本人はほとんどいないのではないか。

パンは黒パンが中心となるが、これは好みが分かれるかも。

 余談になるが、以前訪れたアムステルダムとかなり雰囲気は似ている。ヨーロッパでの生活様式は単身旅行者には合いづらいということを上に述べたが、それでも北ヨーロッパ、北欧はわりとマシな気がする(根拠なし)。

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