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好文館高の星さんら いしのまき大賞に1個人2団体 3月の商議所大会で表彰

 石巻商工会議所は4日までに、石巻市の名前を広め郷土の発展に貢献のあった人をたたえる本年度の「いしのまき大賞」に、石巻好文館高校3年の星伊吹さん(18)、末永海産(株)《末永寛太社長》=石巻市塩富町=、3・11メモリアルネットワークの1個人2団体を選定した。【熊谷利勝】

 星さんは昨年8月にあった「第23回長江杯国際音楽コンクール」(中国音楽理事会主催)の打楽器部門高校生の部に木琴の一種であるマリンバを演奏し、初出場で1位を獲得。若手音楽家の登竜門の一つとされるコンクールであり、快挙をたたえていしのまき大賞を贈る。

いしのまき大賞1 石巻好文館高校3年星さん

マリンバを奏でる星さん

 末永海産はおととしの「第30回全国水産加工品総合品質審査会」で農林水産大臣賞、昨年の「第59回農林水産祭・水産部門」で内閣総理大臣賞と、自社の同じ水産加工品がそれぞれ最高賞。全国初となる生食用カキでの衛生管理認証を得るなど消費者からの信頼を獲得しており、大賞選考では企業努力と技術力を評価した。

 3・11メモリアルネットワークは市内に拠点を置き、495人の個人会員と70団体(1月18日現在)が登録する東日本大震災伝承の民間連携組織。石巻圏以外にも広域連携を強め、コロナ禍でもインターネットなどを活用して発信力を強めている。震災10年が近づく中、被害を風化させず、次世代へと継承する活動をたたえて大賞に選んだ。

いしのまき大賞2 末永海産

商品を手にする末永海産の末永社長

 大賞は商議所第6代会頭の故・若生金郎氏から遺贈された基金を活用し、平成19年度に創設。本年度は商議所の選考委員会が他薦のあった12候補から選び、昨年12月の常議員会で承認された。受賞者の表彰は、例年の賀詞交歓会が今年できなかったため、3月3日の会員大会の中で行う。


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