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波穏やかで「気持ちいい」

東松島・月浜海水浴場オープン 目標は2万人

 東松島市唯一の遊泳スポット「月浜海水浴場」が13日、海開きを迎えた。管理運営する月浜自治会(小野重美会長)や市関係者が安全祈願祭と海開き式を開き、早くも家族連れが穏やかな水面で泳ぎを楽しんだ。【横井康彦】

 海開き式では、小野代表(70)が「風光明媚で穏やかな波、きれいな砂浜は人気が高い。サップやカヌー体験も毎年にぎわう。今年も海水浴場を開設できることに感謝したい」と語った。

 渥美巖市長は今年から野蒜海水浴場を閉鎖し、ビーチスポーツに特化したことを説明。月浜地区について「景観が良く安全に楽しめる。良さを最大限アピールし、平成30年以来の2万人の入込みを期待する」と語った。

 砂浜では家族連れがテント設営や浮き輪に空気を入れ、子どもたちが早速、海水浴を満喫した。初めて月浜で泳いだという石巻市広渕の大平壮真君(4)は「水が冷たくなくて気持ちいい。海に入っても怖くなかった」と3兄弟で浮き輪泳ぎを楽しんでいた。

子どもたちが遊泳を楽しんだ

 開設期間は8月20日まで。遊泳時間は午前9時―午後3時。周辺駐車場(300台分)は有料となる。

石巻市は4カ所開設 19―20日に海開き

 石巻市は今夏、渡波を除く4カ所の海水浴場を開設する。最も早いのは白浜(北上地区)の19日、ほかは20日から遊泳できる。

 開設期間は白浜が8月25日までの38日間(午前9時―午後3時)、1日遅い牡鹿地区の十八成浜と離島の網地白浜は同日までの37日間(ともに午前9時―午後3時半)。雄勝地区の荒浜は8月18日までの30日間(午前9時半―午後3時半)となっている。

 各所にシャワー、トイレがあり、いずれも当日または前日に関係者の安全祈願祭を予定している。

 県が5月に実施した水質検査では、荒浜が特に良好な「適(AA)」となり、網地白浜がそれに次ぐ「適(A)」、ほか2か所は「可(B)」だった。渡波は海水温の上昇による影響などが心配されることから、今年の開設が見送られた。


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