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自覚胸に二十歳の門出 県内トップ 桃生で成人式 68人晴れやかに

 県内で最も早く「令和5年石巻市桃生地区成人式」が5日、桃生公民館で行われた。対象者は市外案内者を含めて68人(男33人、女35人)。当日出席は51人。晴れ着に身を包んだ新成人たちは友人との久々の再会を喜び、式では大人の自覚と責任を胸に刻んだ。

 かつて桃生地区では1月15日に式を実施していたが、県外に転出した新成人が参加しにくいという理由で、昭和42年から5日の開催に変更。毎年正月の帰省時に合わせて行っている。

 式辞で齋藤正美市長は「豊かな感性と勇気で夢へ一歩一歩進み、次代の担い手として若い力で明るい未来を切り開いて」と激励。新成人代表の相澤隼翔さん、伊丸岡咲良さんは「地域社会の一員として震災復興と発展のため活動し、他の模範となるよう努力します」と誓いの言葉を述べた。

久しぶりに再会した友人と記念撮影を楽しむ新成人

 同じく新成人代表の佐々木祐義さんと榊田共花さんは20年間支えてくれた家族や地域に感謝しつつ、壇上で抱負を発表。佐々木さんは「自分と向き合い、大人の自覚を持って未来につなげ、今後の人生を精進する」、榊田さんは「温かく見守り育ててくれた両親への感謝を忘れず、恩返しができるよう未熟な自分を磨く」と述べた。

 中学時代の恩師も励ましの言葉を寄せたほか、思い出の写真上映もあった。【山口紘史】





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