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水の都の歴史つなぐ供養祭 祭典のみ「石巻川開き祭り」 コロナ収束と復興願う

 石巻地方最大の祭りである「石巻川開き祭り」は、第97回の今年、新型コロナウイルス感染症の拡大で花火大会などの主要行事が中止になり、7月31日に関係者による祭典行事のみ行われた。石巻商工会議所会館=中央=の屋上では、祭りの原点である川村孫兵衛翁報恩供養祭などがあり、〝水の都〟の歴史をつないだ。【熊谷利勝】

 報恩供養祭に合わせて、水難で亡くなった人の川施餓鬼(かわせがき)供養祭と震災供養祭があり、石巻市や商議所などでつくる石巻川開祭実行委員会の役員、孫兵衛の子孫ら25人が参列。名誉会長の亀山紘市長は「震災を風化させることなく、復興の完遂へまい進していくことを誓う。新型コロナのいち早い収束と復興を願う」とあいさつした。

 旧北上川沿いの堤防や道路の復興工事の音が響く中、15寺院の僧侶が読経。出席者は順番に前に進んで焼香した。梅雨空は晴れ、祭りの中止がもったいなく感じるような暑い日差しが照り付けた。

川開き中止 供養祭 (26)

供養祭が執り行われた(7月31日午後4時40分ごろ、商議所屋上)

 実行委会長の青木八州商議所会頭は「中止は残念だが、第2波が心配されており、正しい判断と思う。水の利便性が石巻を発展させてきた半面、犠牲になった人がおり、歴史ある供養祭はやらなければならない。来年できる状況であれば、市民が参加して楽しい祭りにしたい」と話した。

 川開き祭りは、江戸時代に北上川を改修し、石巻の発展の礎を築いた川村孫兵衛に感謝する祭りとして104年前の大正5年に始まった。昨年の祭りは2日間で19万4千人(実行委まとめ)が来場。戦後の中止は、宮城県沖地震のあった昭和53年と県北部地震の平成15年以来、3回目となった。


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