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「アニメージュとジブリ展」閉幕

連動企画で街に活気

note用アニメージュとジブリ展閉幕 (7)

最終日もアニメファンや家族連れでにぎわった

 アニメ専門誌「アニメージュ」から日本のアニメ文化発展期をひも解く「アニメージュとジブリ展」みやぎ石巻展は、12日で会期を終えて閉幕した。企画展は6月19日からマルホンまきあーとテラスで開かれ、JR仙石線のポスター掲示や、映画上映会など連動した企画も後押しし、74日間で来場者数は計3万4千人に達した。【渡邊裕紀】

 同展は、㈱街づくりまんぼう(木村仁社長)や石巻市などで作る同実行委員会が主催。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが手掛けた「アニメージュ」に焦点を当て、日本のアニメ業界が急速に発展した昭和中期―後期を当時の誌面などを使って詳しく紹介した。
 また「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」など、今でも多くの人に愛されるジブリ作品の資料も展示。連動企画で市内飲食店のコラボレーションメニューや壁画の制作、感想絵の展示、音楽祭も繰り広げられ、多くの人が会場を訪れた。
 会期中の来場者数は土日、休日が多く、1日当たり500―700人ほどだったが、会期終了の2週間前からいわゆる〝駆け込み〟が増加。コロナ禍で入場制限などが設けられていたが、会場前には入館を待つ列ができ、最終日となった12日の来場者は約1400人を数えた。
 仙台市から家族で訪れた尾形育江さん(35)は「イベントは知っていたが、行く機会に恵まれず、最終日に何とか間に合った」と胸をなでおろした。長女栞楠ちゃん(5)も「オームとか猫バスとかがあって楽しかった」とにこやかだった。
 木村社長は「盛況のうちに無事閉幕でき、協力いただいた皆さんに感謝。これからもさらに魅力ある企画を練り上げ、地域を盛り上げていきたい」と話していた。

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