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北上町の豊沢氏立候補表明 石巻市長選 従来型運動せず問題提起

 任期満了に伴う石巻市長選(18日告示・25日投開票)で6日、石巻市北上町のアルバイト豊沢幸四郎氏(59)が立候補の意思を表明した。立候補の表明は豊沢氏で5人目。【熊谷利勝】

 福岡県水巻町出身で、中央大学理工学部を卒業後、電機メーカーに26年間勤務。石巻市には平成23年4月に震災ボランティアとして訪れ、その後、北上地区で教育系NPOの活動に携わった。30年3月に石巻市に移住。農業を手伝いつつ、北上川でのゴミ拾いなどのボランティアに励んでいる。

石巻市長選 豊沢幸四郎氏が立候補表明 (10)

立候補を表明した豊沢氏(市役所で)

 市役所で記者会見した豊沢氏は「脱原発の候補が一人でもいないといけない」と立候補の動機となった問題を提起。18歳までの育児や教育費用を市が全額負担する子育てファーストや託児所拡大による女性の活躍推進、最低賃金の大幅な是正による脱格差社会などを掲げ、「日本一住みよいまちを作る」と訴える。

 選挙カーやポスターを用意した従来型の選挙運動を行わず、有権者の〝口コミ〟で公約を広げてもらう。豊沢氏は「応援してくれる人を募らないソロ選挙。税金を一切使わない。給与80%カットでボランティアとして市長をしたい」と述べた。

 市長選では現職の亀山紘氏(78)が今期限りでの引退を決め、市議の阿部和芳氏(61)、元衆院議員の勝沼栄明氏(46)、元県議の齋藤正美氏(66)、元市職員・市立病院職員の長純一氏(54)が立候補を表明している。


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