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石巻駅などに七夕飾り展示へ 川開き中止で 商議所女性会 「おうちで川開き」も呼び掛け

 新型コロナウイルスの感染拡大で石巻川開き祭りの主要行事が2年続けて中止になったことを受け、石巻商工会議所女性会(木村美保子会長)は、少しでも祭りの雰囲気を味わってもらおうと、今月末から1カ月間、石巻駅などに手作りの七夕飾りを展示する。併せて各家庭や職場などでも七夕飾り作りを呼び掛け、SNSに投稿し合うなどコロナ下でも楽しい夏の思い出を刻んでもらう。

 「おうちで川開きプロジェクト」と題した企画で、昨夏に実施した石巻青年会議所から商議所女性会が引き継いだ。前回はSNSで手作りした七夕飾りと一緒に写った写真を募り、特設サイトや石巻市かわまち交流センターで展示。大小の七夕飾りも飾り付けた。

商議所女性会 川開き雰囲気味わう七夕飾り制作 (17)

広げた花紙をざるに取り付けた

 主体が女性会になった今年は30日午後以降から来月31日まで、同センターのほか、石巻駅、石巻市役所、商議所にコロナの早期収束や商売繁盛を願った七夕飾りを展示する。21日には商議所に会員が集まり、石巻駅と市役所につり下げる七夕飾りを手作りした。

 この日に手掛けた飾りはくす玉が直径約70センチ、吹き流しを含めた長さが2メートル超。4班に分かれてざるを組み合わせたくす玉に100個ほどの開いた花紙を飾り付け、駅に飾る方は東京五輪、市役所のものは人気アニメ「鬼滅の刃」で有名になった和柄をモチーフに仕上げた。

 川開きは中止になったが、来月11日には総合芸術祭のリボーンアート・フェスティバルが始まる。女性会事業委員会の今野美穂委員長は「皆、コロナのやきもきを忘れて夢中で作業した。気持ちだけでも楽しく潤ってほしい」と願った。

 また、自宅で作った七夕飾りの写真も募集。SNSのインスタグラムで「#おうちで川開き2021」を付けて投稿する。【熊谷利勝】


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