いつもと違った「こどもの日」　庭でバーベキュー満喫　公園にも親子の姿

　「こどもの日」の5日、石巻地方は晴れて行楽日和となったが、外出自粛の中で自宅の庭でのバーベキューや近くの公園での運動など工夫して時間を過ごす親子の姿が見られた。【熊谷利勝】

五月晴れの下、遠出せずに自宅の庭でバーベキューを楽しんでいた（石巻市泉町）

　石巻市泉町の芳賀翔太君（7）＝石巻小1年＝は、こいのぼりが掲げられた自宅の庭で近所の友だちや両親、親戚らとバーベキュー。「みんなと一緒に食べられて楽しい」と笑顔を見せた。長い休校中も友だちと遊び、自転車にも乗れるようになったという。遠出の代わりにバーベキューを企画した父親の好信さん（47）はこどもの日に「伸び伸び育ってほしい」と願った。

　市内の午前中は風が強かったが、昼過ぎには穏やかになり、午後2時3分に最高気温23・2度を観測。南境のセイホクパーク石巻こども広場にもまずまずの人出があった。感染対策で遊具の使用が禁止されており、子どもたちは他の家族と距離を取りながら自転車に乗ったり、ボール遊びしたりしていた。

　このうち大街道の木村奏来ちゃん（6）＝大街道小1年＝は家族で大瓜に田植えの手伝いに来ていて、合間に祖母や母親、きょうだいと来園し、鉄棒などで体を動かした。入学式後、長引く休校に奏来ちゃんは「新しくできた友だちと遊びたい。早くコロナが終わってほしい」と切に願っていた。

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