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最後のまんぼう画会展

思い入れの60作品 23日までナリサワ

 石巻地方の絵画グループ「まんぼう画会」(尾形たき子会長)による50回目の展示会が20日、石巻市駅前北通りのナリサワで始まった。23日まで。今回で最後の開催となり、会員15人が新作や思い入れのある作品計60点を出展。地域の支えに感謝を伝えようと、抽選で会員が描いた絵はがきをプレゼントしている。【泉野帆薫】

最後のまんぼう画会展が始まった

 同会は昭和47年に結成。現在は70―80代の15人が所属し、月に2回集まって絵を描いており、グループ活動は今後も継続する。

 展示会は結成以来ほとんど毎年1回開いてきたが、会員の高齢化で絵の制作を含む展示会の準備が年々困難に。50回目の節目となった今回をもって幕引きを決めた。

渡辺和子さん「岸辺の春」(水彩・8号)淡いタッチで春を迎えた様子を描いた
齋藤惠美さん「夏のおくりもの」(F40号・水彩)ホオズキの鮮やかさを豊かな色彩で表現

 会場には地元の風景や人物、植物などさまざまなモチーフの作品が並び、前会長の故・東城照夫さんの作品も展示されている。
 友人と訪れた石崎きぬ子さん(70)=同市須江=は「モチーフや作風がさまざまで素敵な作品ばかり。これで最後なのが心惜しい」と話した。
 尾形会長(82)は「地域の支えがあってここまで続けてこられた。見に来てくださったみなさんにきちんと感謝の気持ちを伝えたい」と語った。

 展示は入場無料。午前10時半から午後5時(最終日4時)。



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