舞台の裏側にドキドキ潜入 まきあーとテラス初企画 萌江さんが親子を案内
石巻市のマルホンまきあーとテラス(複合文化施設)の親子向け夏休み企画「萌江ちゃんと行くバックステージツアー」が25日、同施設で開かれた。いしのまき観光大使の萌江さんがツアーガイドとなり、普段は立ち入ることができない施設の裏側を案内。子どもたちは、裏方の仕事なども見学し、理解と関心を深めていた。
同施設に興味を持ってもらうとともに、裏方の仕事を見学することで、華やかな舞台を作るために多くの人が携わり、下支えしているということを知ってもらおうと、同施設が初企画。地元アイドルとして人気の萌江さんが案内役を務めた。
萌江さんと一緒に施設内を見て回った親子
午前、午後の2部に分け、このうち午前は親子17人が参加。萌江さんと一緒に館内を回り、ステージ裏や楽器搬入口、スポットライトを当てるピンルームなどを見学した。子どもたちを楽しませるためのミニコントも用意。ベートーベンになり切った職員が姿を見せたり、ロビーを結婚式場に見立て、ウエディングドレスに身を包んだ萌江さんが登場したりと遊び心のあるツアーが繰り広げられた。
また、子どもたちはケータリングから好きな菓子や飲み物を手に取って楽屋で飲食。その後、ステージに立って萌江さんのギター伴奏に合わせ、「故郷(ふるさと)」を歌い、出演者の気分を味わった。
須田恵理子さん(住吉中1年)は「『楽屋』という言葉は知っていたが、実際に入るのは初めてでいい経験ができた」、大橋結衣音ちゃん(鹿又小1年)は「いろんな人がいっぱい働いていることがわかった。(ピンルームにつながる)長い階段を上るのは少し疲れた」と話していた。
萌江さんは「子どもたちが興味を持って楽しんでくれたなら何より。今後もまきあーとテラスを使った楽しい企画を、職員さんたちと一緒に考えていきたい」と話していた。【山口紘史】
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