見出し画像

メニューに地元の〝味力〟ぎゅっと 宮戸・あおみな食堂開店

 東松島市の宮戸地区復興多目的施設あおみなに16日、あおみな食堂がオープンした。当初、4月17日に開店予定だったが、緊急事態宣言の解除を待って約1カ月遅れで開店。初日は地域住民らが多く足を運び、地場産品を使ったオリジナルメニューに舌鼓を打った。 【山口紘史】

 宮城オルレ奥松島コースや月浜海岸などを有し、市を代表する観光地として位置づけられる同地区だが、昼食休憩に利用できる食事場所が少ないことが課題。多目的施設内には食堂があったが、働き手確保の難航で今年3月に閉店。空きテナントに第三セクターの奥松島公社(代表・加藤慶太東松島市副市長)が店を出すことにした。

 食堂では地元の東松島長寿味噌(みそ)の製品を使った「長寿味噌らーめん」、特産品の海苔(のり)を麺に練り込んだ「海苔ざる中華」の2品を提供。土産用も販売し、カツカレーやしょうが焼丼など4種類のテークアウトも設けた。6月には友好都市の福岡県豊前市の特産品を使った「ハモ丼」など新メニューも出す予定。

 感染防止策で当面は一度に入る人数を制限するほか、店内席は客同士が向かい合わないようなレイアウトにするなど工夫した。初日はオープニングセレモニーがあり、関係者が店にのれんを掲げ、開店を祝った。

 加藤副市長は「海を見ながら食事が楽しめる屋外デッキがあるのも魅力。真心込めたメニューで末永く愛される食堂にしたい」と話した。渥美巖市長も「宮戸地区の活性化につなげてほしい」と期待を込めた。

 毎週火曜定休。営業時間は午前11時―午後3時。



現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。