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警戒心が強い魚に対応 決め手はワインド釣法

【2018年8月29日掲載】

 猛暑となった今年の夏だが、暦の上ではもう秋。スズキ(シーバス)やアナゴなど夏を代表する魚も少しずつ落ち着き始めた。

 今回は、早坂悠真さん(22)=石巻市のぞみ野=と一緒にメバルやクロソイなどを求めて石巻市の寄磯浜に向かった。この日は、弱風ながら断続的な雨となる悪天候。それでも週末とあり、途中で立ち寄った釣具店の駐車場はほぼ満車。釣り場に近づくにつれ、すれ違う釣り人の数も多くなってきた。

 石巻市から女川町経由で小一時間程度の道のり。寄磯浜ではふくよかな猫たちが「ニャアニャア」とそばによってきた。まるで釣り上げた魚をほしがるように。

 猫を横目に手早く準備を終え、ジグヘッドにワーム(疑似餌)を着けて一投。リールを巻き続けると、メバルらしい「コンッ」とした当たりが竿から手に伝わる。釣り客も多く魚の警戒心が強まったのだろうか、手のひらサイズを4―5匹釣り上げた後は当たりが鈍くなった。

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小さいながらも数釣りが楽しめた

 そこで、早坂さんはワインド釣法(説明1)用の矢じり型ジグヘッドと専用ワームに切り替えた。すると食い付きが鈍かった魚たちが面白いように竿先をしならせ、竿を収めるまでにメバルやクロソイなど20匹ほどを釣り上げた。

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魚の警戒心が強いときや口を使わないときはワインド釣法が有効


 (説明1)=ワインド釣法は、矢じり型のジグヘッドが水を切ることで小魚や甲殻類のような左右に不規則な動きをする。昼夜を問わず警戒心が強い魚などに有効。

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