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医療従事者に感謝込め 日本製紙石巻工場 敷地にこいのぼり掲揚

 命を守るため、新型コロナウイルス感染症の最前線で戦い続ける全ての医療従事者に感謝の思いを込め、日本製紙石巻工場(安永敦美工場長)は6日、工場正門付近に大きなこいのぼりを掲げた。風を受けて大きくはためく姿は地域に元気を与えており、6月ごろまで掲揚するという。

日本製紙こいのぼり (2)

コロナ禍の最前線で戦う医療従事者への感謝が込められたこいのぼり

 同工場は東日本大震災直後にも、復興の旗印として工場内の煙突に巨大なこいのぼりを掲げ、地域とともに前に進んでいく思いを表した。今回は主にコロナ禍の中で奮闘する医療従事者への感謝の思いを示そうと実施。社員有志が2週間かけて手作りし、アクリル絵の具などで着色。メッセージ入りのこいのぼりを作った。

 制作したのは黒の真鯉(全長7メートル)、赤の緋鯉(同5メートル)、青の子鯉(同3.6メートル)。「POWER OF NIPPON」とつづられた真鯉には「日本全体が一致団結して元気に頑張っていこう」との思いを込め、緋鯉には「医療従事者への感謝」「打倒コロナ」、子鯉には「がんばろう!」のメッセージを記した。

日本製紙こいのぼり

 同工場の村上義勝総務課長代理は「本来なら医療に携わる皆さんに直接感謝を伝えたいところだが、コロナ禍でそれも難しい。せめて工場前を通った時に見ていただき、少しでも元気になってもらえれば」と語った。掲揚期間は「風雨に対してアクリル絵の具がどこまで耐えられるか分からないが、できるだけ長く掲揚したい」と話していた。【山口紘史】


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