暮れゆく令和3年 始まるウィズコロナの時代 命つなぐ「石巻かわみなと大橋」
初代仙台藩主の伊達政宗の命を受け、川村孫兵衛重吉(1575―1648)は北上川を改修し、港町・石巻の礎を築いた。河川舟運の発展で河口部は川湊としてにぎわいを生み、まちを大きくさせた。それから約400年後、東日本大震災の津波が川を溯上(そじょう)。無堤地区だった中心市街地は甚大な被害を受けた。
石巻市は川と共に成長してきた経過を踏まえ、復興は安全に水辺に親しみながらにぎわいを取り戻す〝かわまちづくり〟を進行。津波、高潮対策で河川堤防を整備するなど孫兵衛の大改修以来となる大