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石巻日日新聞

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石巻市・東松島市・女川町の話題を掲載している夕刊紙「石巻日日新聞」のnote版マガジンです。とっておきの地域情報と過去記事などのアーカイブ。無料と有料記事があります。ぜひぜひフォ…
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記事一覧

小説に描かれなかった事実 フランク安田に新たな一面

青年期支えた同郷者の存在 元湊小校長・遠藤さん講演  明治中頃の米アラスカ州で、飢えや疫病に苦しむ先住民を救った石巻市湊出身のフランク安田(本名・安田恭輔、1868―1958年)を学ぶ講演会が9日、同市のかわまち交流センターで開かれた。雄勝町出身で元湊小校長の遠藤光行さん(75)が安田の生涯を解説。青年期を支えたという利府町出身の阿部敬介(1864―1898年)との交流も紹介し、独自の取材で判明した事実を伝えた。  遠藤さんは、湊小で安田の関連資料をもとにした手作りの教材

【県石巻合庁跡地】東中里広場の整備始まる

本年度末完成目指す 健康づくりと憩いの場  移転後の県石巻合同庁舎跡地で、石巻市による(仮称)東中里広場の整備工事が始まった。芝生敷きの多目的広場と健康遊具・児童遊具のある広場、ジョギングや散策が楽しめる周回園路からなり、本年度末の完成を目指している。市街地の周辺は近隣に広い公園がなく、住民の憩いや幅広い世代の健康づくりの場となりそうだ。  面積約1万2千平方㍍で、多目的広場、健康・遊具広場は共に2600平方㍍ほどの広さ。計画では舗装された320㍍の周回園路でこれらを囲み

月はスポット測光で狙う

日没前もチャンスあり  地球の影に月が入り込む「皆既月食」や通常よりも月が大きく見える「スーパームーン」など、たびたび話題となる月。そこで今回は、月を撮影する際のコツなどを紹介したい。

¥100〜
割引あり

交流試合と観光楽しみ 石日旗Vの石小レッド 厚木遠征に出発

 「第63回石日旗争奪少年野球大会」(石巻日日新聞社主催)を制した石巻小レッドベンチャーズは14日、優勝の副賞である神奈川県厚木市への遠征交流に出発した。初日は同市の山口貴裕市長を訪ねたほか、少年野球協会の歓迎を受けた。遠征は16日まで。交流試合を通じて両市の絆を深めていく。  遠征交流は厚木市少年野球協会学童部(高橋豊会長・会田利夫協会理事長)の全面支援で実施。東日本大震災の復興支援として平成29年に始まり、同30年、令和元年は石日旗の優勝チームを2泊3日の日程で招待して

フレスコ赤井店が着工 敷地内にドラッグストア

東松島市に2店舗目 来年3月末の開業目標  スーパーの空白地だった東松島市の赤井地区に来年3月末、県内13店舗目となる「(仮称)フレスコキクチ東松島赤井店」がオープンする。12日に店舗新築工事に向けた神事があり、同社の菊地盛夫社長らが祈願。県北では矢本店に次いで2店舗目となり、地元住民からは「買い物が便利になる」と歓迎の声も聞かれた。

¥0〜
割引あり

語らいと憩いの場 石巻市中央・喫茶店「加非館」 復活

元本紙記者が思い継ぐ  石巻市の中心市街地にあり、昨年12月に惜しまれつつも閉店した喫茶店「加非館」=同市中央二丁目=が11日、同じ場所で営業を再開した。前店主の須藤哲也さん(79)から店を引き継いだのは、石巻日日新聞社の元記者で、石巻名画座を主催する本庄雅之さん(65)。店に通っていた縁があり「どうしても残したかった」と須藤さんに直談判し、店舗を借り受けた。ブレンドコーヒーや各種トーストといった人気メニューも残した。営業時間は午前11時―午後6時。月、火曜定休。  加非

東北代表に日本製紙石巻 7年ぶり日本選手権へ

都市対に続く〝ダブルドーム〟予選決勝で七十七下す  社会人野球日本選手権をかけた東北最終予選の決勝戦が9日、仙台市民球場であり、日本製紙石巻は7―2で七十七銀行(仙台市)を下し、7年ぶり3度目の本戦(10月29日から京セラドーム大阪)出場を決めた。大一番のマウンドを託された先発生長蓮は8回6奪三振2失点と好投。これに応えるように打線も奮起し、序盤と終盤の集中打で勝利をつかんだ。同じ年に都市対抗野球と日本選手権両方での本戦出場権を得るのは平成29年以来7年ぶりとなった。【山口

子ども撮影の1千点公開、返却 「めだか展」11日から

写真家橋本さん 震災前の石巻生き生きと  東日本大震災前に石巻市内で開かれていた写真展「めだか展」が11日、マルホンまきあーとテラスで復活する。当時の子どもたちが、家族や友人の表情とともにフィルムカメラに収めた地域の風景約1千点を展示し、震災前の石巻を伝える。「作品を子どもたちに返したい」。写真展の再開は、撮影を指導し、写真を保管する同市出身の写真家、橋本照嵩さん(84)=さいたま市=の願い。その思いを受けた有志も協力し開催がかなった。  橋本さんは、地域の豊かな自然に目

3年連続 コメ概算金大幅値上げ

石巻地方で稲刈り始まる  JA全農みやぎ=仙台市=は、6日までに県内の農協が参考にするコメ農家への前払い金となる「概算金」の令和6年産米の基準を決めた。ひとめぼれやササニシキ、ブランド米のだて正夢の全てで前年比4割近い値上がりとなり、3年連続の引き上げ。5年産米の品薄、燃料や肥料などのコスト増が反映された。石巻地方では例年よりも早く稲刈りが始まり、品質、収量は昨年を上回るが、新米の店頭価格は高騰する見通しだ。

¥0〜
割引あり

世界は「消費行動」で変わる

石巻高文化祭で3年A組 社会課題踏まえ提案  石巻高校(須田一憲校長)は8月31日、文化祭の一般公開を行った。生徒がさまざまな模擬店を出す中、3年A組(26人)は、開発途上国の生産物を適正価格で買う貿易の仕組み「フェアトレード」のコーヒー豆でスイーツを提供。よりよい世界へ願いを込め、社会課題などを踏まえた消費行動を提案した。

¥0〜
割引あり

〝ジビエ〟知って味わって 石巻産シカ肉料理に関心

仙台市でフェス  自然共生と命を考える  狩猟で獲った野生動物の肉を使ったジビエ料理を味わう「山のお肉と大地のフェス」が8月31日と1日、仙台市の青葉山公園などで開かれた。石巻産のシカ肉を用いた料理や加工品が並ぶマルシェを中心に、食と自然のシンポジウム、環境活動家によるパネル討論を通じ、自然との共生にも理解を深めた。

¥0〜
割引あり

餅まき、ダンスで30回祝う オール赤井まつり

住民手作り 3500人来場  オール赤井まつりが1日、東松島市の赤井市民センター敷地内で開かれた。第30回記念であり、節目を祝って紅白の餅まきや約30人がダンスで「マツケンサンバⅡ」を披露。最後は250発の打ち上げ花火が夜空を焦がした。昨年より500人多い約3500人(主催者発表)が祭りを楽しんだ。

¥0〜
割引あり

発達障害支える移動相談室

石巻・元教員の大槻さん 軽バンで西へ東へ  自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)など発達障害の子どもとその家族を支えようと、石巻圏域で軽バンを使った移動相談が行われている。石巻市の小中学校に36年間勤めた元教員の大槻友美さん(60)=同市伊原津=が昨年から始め、任意団体「親子相談室KANGAROOM(カンガルーム)」として活動。教員時代に得た気付きをもとに「支援の輪を広げたい」と西へ東へ車を走らせる。  大槻さんは昨年度まで教員として勤務。小学校

¥0〜
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ブックセンター湘南矢本店閉店へ

市内唯一の大規模書店  最終営業は9月30日  東松島市小松のイオンタウン矢本内で、平成15年から続く書店「ブックセンター湘南矢本店」が閉店することが27日、分かった。最終営業は9月30日で、売り上げの減少が主な理由。同市内から大規模な書店が姿を消すことになる。

¥0〜
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