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読み手側の好みを言語化する、書き手側の視点 / 京都ライター塾 第5回レポート

2024/3/9(土)
第5回目の京都ライター塾講座がありました。
京都ライター塾は、江角悠子さん主催の“書いて幸せになる"をコンセプトとした全6回のライター講座です。
今回のテーマは「文章講座②」でした。講義で得た学びをレポートします。

私たちライター塾受講生10名は、課題として講師江角さんにインタビューしインタビュー記事を作成しました。今回はその記事に対し、江角さんからフィードバックをもらいました。受講生10名分に対するフィードバックから、文章の書き方を教えていただきました。

商業ライターとしての原稿の書き方

⚪︎理想の原稿を分析する
理想の原稿を見つけ、それを分析することは第2回目「インタビュー原稿の書き方」でも教えていただきました。
媒体によって異なるゴールのイメージを掴む、そのゴールに向かってブレずに書き進めるために必須のことです。
これは企画の段階で詰めて明確にしておかなければなりません。そもそもインタビュー当日に"良い素材"を集めることも、ゴールがブレていては達成されません。

企画段階からの準備、企画の具体化が大事だと実際にインタビューしてみて痛感しました。頭で理解していても、実体験する方がはるかに身に沁みて刻まれます。本当に、準備不足では書けない、という緊急事態が発生しました。準備はし過ぎることはない、と肝に銘じておこうと思いました。

⚪︎足りない言葉を補う(読み手に推測させない)
⚪︎会話をする時の言葉「話し言葉(口語)」を
 文章に用いる言葉「書き言葉(文語)」に置き換える
⚪︎ポジティブに言い換える(悪い印象にならないように)
上記3つの手を加えることは、文章を編集するためにすべきことです。
私たち受講生からは、
・話していた言葉そのままを伝えるもの
・言葉を変換することで、違った意味になってしまわないか など
インタビュー記事では、話者の言葉を書き換えてはいけないと思っていたとの声が多くありました。
編集者の編集の仕方によって、読者への伝わり方が変化してしまうことがダメなことだと認識していました。
しかし、読者に伝わりやすくするのが編集作業の目的なので変換して良いのです。
「世に出ている文章がいかに手が加えられ、整えられているか」と江角さんは話されていて、まさにその通りでした。
編集をする上で注意しておくポイントは、読み手に悪い印象を抱かせないようにすることです。
書き手として自分の文章を見ると気にも留めていなかった部分が、読み手からすると嫌な印象を受けたということもあります。
他人の文章は客観的に改善した方が良いのでは?と思う部分を見つけやすいのですが、自分の文章となると難しさを感じました。
自分の中では理解して無意識に書いている部分があるので、客観的な視点で見ることに難しさを感じます。そのため、推敲する時は文章を書いた後一定時間を置いた後が良いのです。
自分が書いた内容を忘れるくらいの期間を空けることで、客観的な視点で文章を見直すことができます。

⚪︎時系列に気をつける
 出来事を書くなら、過去→現在→未来にすると混乱しない

時系列に気をつけるに関しては、わかりやすく伝えることを目的とした商業ライターならではだと感じました。
例)
・お店紹介の記事であればタイトルに店名を入れる
・文章の締めは含みを持たせるのではなく答え(ゴールとなること)を書くなど

物語や小説であれば、話の途中で時間を遡ったり、文章の始めが実は未来のことから始まっていたりというもできます。しかし、読み手に想像させない伝え方には時系列を整えることが大切と学びました。

発信を続けるコツ

・常にネタをストックしておく
・空き時間にメモしておく(アプリを活用する)
・毎日何かしらの発信をする(習慣にする)

発信を続けるためのコツ、上記3点を教えていただきました。
江角さんは、ひとつの文章の8割は空き時間に作り残り2割をしっかり時間を取って仕上げると話されていました。少しの空き時間で、気負わず積み重ねることが大切だと学びました。

プロフィールを考える

文章だけでなく、プロフィールも媒体によって変えることも教えていただきました。
媒体の読者が知りたいことに関連するプロフィールだと信頼性が上がると話されていて、納得!と思いました。
読み手側の立場では、自分の好みの媒体を自然に選びみていました。
書き手側の立場になると、その好みを言語化し提供することになるということに気づかされました。
「誰が読むかで、どの部分を見せるかを変えること」
今後はSNSでも定期的にプロフィールはアップデートしていこうと思います。

→誰に何を知ってもらいたいのか?
仕事を依頼してみたくなる、親しみを持ってもらえるようになど
→どんなことに興味があるのか?
自分の興味・関心・趣味・特技などを盛り込む
→具体的な項目があると良いです。
旅行が好きで何カ国に行ったや読書が好きで月に何冊読むなど

おわり。

今回の画像は、noteからのお知らせをスクリーンショットしたもの。
いつも一言メッセージが心を和ませてくれるので、ついついスクショしがち。他にも普段からスクショすることが多く、私のカメラロールはふと見返すとスクショだらけ。これもスキの集まりなのか🤔
"スキをしつづけましょう!"


相変わらず、メモと自分のためまとめになっているレポートですが
文章を書くことに向き合い、楽しむ時間をいただき感謝。
遅くとも、少しずつ積み重ねること。

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