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アルモンデごはん これまでの繋がりとこれからのご縁

立春を過ぎ、旧正月を迎える週。それはそれは慌ただしく、楽しい週となりました。毎日違う場所で毎日違う仕事、関わる方たちは皆良き人たち。私って本当にラッキー!と幸せに浸りつつ、私はどれだけお返しができているだろうと不安もよぎります。私ができることは100%やり切って、できないことは周りに頼って。持ちつ持たれつ、GIVE&TAKE、恩返しと恩送り。そんな心地よい日々をずーっと続けていきたいな。


繋がりとご縁のごはん



<2月12日>

アルモンデナンデモデキルサ

東京三鷹にある量り売りのお店「野の」にて、「野のにアルモンデ」を開催しました。昨年ご好評を頂いての第二弾です。お店で販売している食材から一人おひとつ選んでいただき、私はその食材と当日の朝届けられる三鷹産の野菜で料理を作るというイベント。この日お集まりいただいた9名様がそれぞれ選んだ9つの食材を使って、7皿のアルモンデごはんが生まれましや。私の料理教室やイベントで、基本的に私一人で何を作るか決めることはありません。何を作ろうか?って参加者の皆さんと対話しながら決めていきます。そうすると私自身想定もしなかったアイデアをいただいたりして、毎回新鮮な気持ちでごはんを作ることができるんです。そんな私のワクワクが皆さんにも伝染するみたい。今回も「料理したくなっちゃいました」ってご感想をいただきました!キッチンで一人孤独に「今日何を作ればいいんだろう」と思い悩んでしまう時、このイベントのことを思い出してもらえたらいいな。アルモンデ大丈夫だから。


<2月13日> 

言うことなし

オンラインのマンツーマン料理レッスンをしています。このレッスンは1ヶ月に3回のオンラインレッスンと1ヶ月LINEでいつでも質問や相談にお答えするということだけしか決まっていません。レッスンの内容はご本人がやりたいことを事前にヒヤリングして決めるんです。この夜は1月からレッスンを始めたSさんとのレッスン最終日でした。
今回のレッスンでSさんが作ったのは春巻き2種。お野菜大好きなSさんなので、野菜だけの春巻きを作りましょう!とだけ春巻きのコツをお伝えしました。画像はにんじんだけ、大根だけで作った春巻きです。多種の具材を入れなくたって春巻きの皮で巻けば、なんでも春巻き。だけ春巻きこそ、私がしつこく普及させている春巻き万能説の所以なのです。
Sさんがレッスン後に送ってくださった春巻きの画像の美しいこと!(画像は本人の許可を得て掲載しています)もう何もいうことはありません。1ヶ月間ありがとうございました。これからもアルモンデごはんを楽しんでくださいね。


<2月14日> 

春巻きの写真は難しい

昨日のレッスンの余韻が残っていて、朝から猛烈に春巻きを欲していました。今夜は春巻きだーと鼻息荒くスーパーに立ち寄ったら、値下げ中のぷりぷりカキ発見!今夜の春巻きの具はこれに決まりです。
沸騰した料理酒に牡蠣を入れ1分くらい茹で粗熱をとり、生の春菊と一緒に巻き巻き。牡蠣は火が通っているし春菊は生でも食べられるから、皮に焼き色がついたら完成です。パリパリの皮の食感を楽しんだ直後、ホワホワジューシーな牡蠣の美味しさと春菊のほろ苦さと香りが口いっぱいに広がって、口福〜。牡蠣の濃厚な旨味に一人悶絶した夜でした。



<2月15日> 

大人の茶豆

茶豆、といえば思い出すのはだだちゃ豆。夏に枝豆としてモリモリ食べていたけれど、大人になった茶豆は見るのも食べるのも初めてでした。本当に茶色いんだね。
先日大好きな豆問屋の三栄商会さんを訪れた際、「茶豆でつくる味噌はクセがあってたまらなく美味しいんだよ」と聞いて購入してきたんです。茹でたてを食べてみたら、すっきりとした大人なお味。なるほどこれはクセになるかも。出来上がりは半年以上先ですが、今からとっても楽しみです。仕込みを終えたら後は時間におまかせ。出来上がりまで待つ時間こそが、味噌仕込みの醍醐味。私はそう思っています。


<2月16日> 

手抜きも美味しい

この日はVEGAN検定講座の講師DAY。オンラインでの講義が終わってほっと一息のおうちラーメンです。昼過ぎまでの講義でお腹ペコペコ。小麦を食べると即座に睡魔がやってくる体質なので、在宅仕事の日は目処がつくまで麺やパンを食べないと決めています。(小麦が連れてくる睡魔に勝てないのはなぜ)
私が好きなラーメンは支那そば系。スープが透明で具材もネギとシナチクくらいで十分。だから私が作るおうちラーメンも限りなくシンプルです。豚の茹で汁に塩と少しのナンプラーで味付けしたスープに麺を入れて、わかめと海苔をたっぷりのせたら出来上がり。お肉の出汁と海の出汁を掛け合わせているから味わい深いのです。スープまで完飲してご馳走様。罪悪感なくスープを飲み干せるのも、おうちラーメンのいいところですね。


<2月17日> 

餃子ライス好き

今期は味噌仕込み教室をたくさんさせていただきました。その大トリが60kg味噌仕込み!公私ともにお世話になっている友人夫妻が住む100年ものの古民家で、友人が初めて育てた大豆をつかって味噌を仕込んできました。一泊二日の味噌合宿。味噌仕込み教室を初めて10年ほど経ちますが、こんな大量の味噌を仕込むのは初めて。ワクワクドキドキに不安も混じります。
友人宅に到着後は大豆の準備をしつつ、中高生の男子たちの食欲を満たすべく大量の餃子作り。その数120個!(子供達に包んでもらいました)ガツガツ食べてさっさとゲームに戻る子供たちを横目に、お酒と餃子で延々と語り続ける大人たち。気の置けない友人たちとオフラインで過ごす時間の心地よさったらなかった。ありがたいなぁと何度も何度も思っていました。


<2月18日>

もはや古墳

60kg味噌仕込み本番の日。朝6時半に火を起こし釜で大豆を茹で始め、11時頃から仕込みスタート。0歳から50代までみんな輪になって、総勢20名で豆を潰していきます。潰した豆でつくった土手の中で麹と塩を合わせ、その後全部を混ぜ合わせら出来上がり。たくさんの手でどんどん作業は進み、気づけば全てが樽の中に仕舞い込まれていました。圧巻!!!
私の普段の味噌仕込み教室は、自分の分は自分で仕込むスタイル。その方がやりやすいし衛生的にもいいのかなと思っているので、今後も平素はこのやり方をしていくと思います。ただ今回みんなで一つの味噌を仕込みながら、「共生」という言葉がずっと頭の中にあったんですよね。衛生を超えた共生、みんなの菌が混ざり合った味噌の価値とは。厳密にいえば私たちの手に住む菌は発酵過程で消えていくものばかりだけれど、お互いを励まし合いながらチームで作り上げた味噌は「私の」ではなく「私たちの」手前味噌です。私たちの手前味噌って、言葉だけでも逞しい。
貴重な体験をさせてくれた友人夫妻、ありがとう。すでに次はこうしようって話が始まっているので、来期に向けて私も味噌のこともっと学びます。



「食べるの始末」というオンラインのマンツーマン料理レッスンをしています。“1ヶ月間に3回のオンラインレッスン”+“1ヶ月間LINEでのごはん作りサポート”。私を利用して料理の楽しさを掴んでください!というレッスンです。
何をするのか想像もつかない、興味はあるけど詳しく説明してほしいという方に向けて、まずはこちらからの「体験レッスン」をご用意しています。
私の悩みはこのレッスンで解決できるの?どこまでやってもらえるの?どんな疑問も承ります。体験レッスンでいいなと感じていただけたら、1ヶ月のクラスにお申し込み下さい。「食べるの始末」はこんな料理ができたらいいなを叶えるクラスです。
ご質問やお申し込みは、 hibinowa.2014@gmail.com まで。件名に「食べるの始末について」とご明記の上、お名前とクラスについての質問を記入してお送りください。
※私のHPは現在修復中。オンライン申し込みができず申し訳ありません。

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