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アルモンデナンデモデキルサ#12 【ホクホクの倍音】

ひびのわです。
毎週一回、stand.fmで旬の野菜をまるごと食べ切る一品を紹介しています。
旬の食材をたっぷり味わう、頑張りすぎない、毎日食べたいご飯。
聞きながらつくれるくらい簡単なレシピです。
noteでは声のレシピに小ネタをちょっと織り交ぜて、文字起こししたものを掲載しています。

春といえば、マメ科の季節。
スーパーにもさまざまな種類のマメ科の野菜が並んでいます。
毎回2〜3種購入しては、山盛り食べています。
みなさんの推し豆はなんですか?
私は…選べません。
最近人気のスナップエンドウも、古参の絹さやも、後半戦の主役である枝豆も、全部大好き。
とはいえ、今時点の推しと言うものはありまして。
それが今回ご紹介する一皿の主役でもある、そら豆です。

そら豆って、箱入り娘ならぬ箱入り豆じゃないですか。
外はカチカチの殻、中はふっかふかのお布団に包まれて、それはそれは大切に育てられているから、その全貌が全く見えないんですよ。
いくつ実が入っているの?ちゃんと育ってるの?一つも入ってないなんてことないよね?
ギャンブル性の高いものは中毒性も高い。
そんなそら豆中毒になりかけている私一押しのレシピが、今回紹介する「そら豆と新じゃがのオイスターソース炒め」です。

※ noteでは簡略化したレシピを文字にしています。
 詳しい作り方はぜひ、ひびのわradioを聞いてみてくださいね。

◇材料◇
そら豆/新じゃが(小ぶりがおすすめ)/オイスターソース/みりん/油

◇工程◇
①そら豆とじゃがいもを下茹でする。じゃがいもはよく洗って皮ごと水から茹でる。沸騰するまでは中火、沸騰した後は水面がゆらゆらするくらいの弱火でじっくり茹でる。そら豆は鞘から取り出して、黒い部分に包丁で切れ目を入れて沸騰したお湯で茹でる。茹で上がりの目安は緑が鮮やかになり透明感が出た瞬間!
②茹でたじゃがいもは小さいものは半分、大きいものは一口大にカットする。そら豆は薄皮を剥いておく。
③フライパンにカットしたじゃがいもを並べて、お好みの油をまんべんなくまわしかける。その後中火で全面的に焼き色をつける。全体がいい感じの焼き色になったら、鞘から出したそら豆を加えてさっと人混ぜるし、オイスターソースを加えるて、さっと炒めて味を見る。
 塩味がきつかったら味醂を、足りなかったらオイスターソースか醤油を加えて、全体に味が馴染むようにさっくり混ぜあわわせたら出来上がり)。

新じゃがは澱粉がサラッとしていて、寒い時期のものとは食感も味わいも違います。
寒い季節のじゃがいもがねっとりしっとりホクホクだとすると、春はさっくりほわッとホクホク。
そして生のそら豆はマメ科のホクホク系代表でもあります。
(スナップエンドウや枝豆はプリプリ系)
じゃがいものホクホク×そら豆のホクホクの味わいが口の中で倍音のように広がるのが、この組み合わせの妙です。

素晴らしきハーモニーを楽しんでいただけたら嬉しいです。



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