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台所を心地よい循環のスタート地点に

「食べるの始末」
という名で、ひびのご飯の個人サポートを始めます。

※6/15現在、準備ができておらずまだローンチできておりません…。

今月から友人や知り合いに、モニターをお願いしているところ。
本格的なローンチは、6月15日の予定です。
その前に「食べるの始末」を通して私がやっていきたいことを、書き留めておこうと思います。

【台所を暮らしの真ん中に】

食に関する情報は調べなくてもたっくさん身の回りに溢れていますよね。
あれは食べたほうがいい、これは食べないほうがいい、みたいな食べ方のこと。
時短レシピ、作り置きレシピ、みたいな料理の作り方のこと。
使いやすい鍋、きれる包丁、みたいな調理道具のこと。
肉食による森林破壊、遺伝子組み換え作物、みたいな環境に関わること。

いい、悪い。正しい、間違ってる。
ひびのご飯のものさしを2択にしてしまうと、正解を追い求めて苦しくなるばかり。
苦しさの行き着く先は、思考停止です。
過剰なこだわりによる自分の選択肢以外への否定や拒否という、思考停止。
もうなんでもいいやー考えたくないよーという、思考停止。
そんなふうに思考停止している人をたくさんみてきました。

「もっと肩の力をぬいて、その人らしく食を楽しんでいけたら、
 その人自身はもちろん環境も健やかで心地よくなるのになぁ」

ずーっとずーっとそんなふうに考えてきました。
でもそれを自分がどうにかする、なんてことはおこがましいとも思ってきたんです。
私だって知らないことだらけなのに、って。


【もっと自由で軽やかでいいと思う】

私ごときが…。
これこそが私自身の思考停止なんだって気付かされたのは、最近のこと。
台所を食べきって断舎離するというクラスの、サポートをするようになってからです。
2月からスタートしたこのクラスで私が担当しているのは、捨てる決断をできなかった食材や、食べたくて買ったはいいけれど調理方法がわからなくて困っている食材の、食べきるヒントをお伝えすること。


例えば…
「お酢は好きなんですけど、酢の物以外の使い道がわからなくていつも余っちゃうんです」
「切り干し大根って賞味期限が長いから便利だと思って買ったんですけど、煮物以外にどうしたらいいのかわからなくて」


グループラインには、こんな質問が日々やってきます。
私がお答えするのは、ちょっとしたヒントだけ。
「お酢でお肉を煮てみましょう!」
「切り干し大根はサラダに、戻し汁はお味噌汁にしましょう!」
本当に些細なヒントです。
それに対して、
「つくってみました!」
「美味しくできちゃった!」
そんなスポンスが返ってくることが嬉しくて楽しくて。


ただ、嬉しさや楽しさと比例するように、日に日にもやもやが募っていきます。

テレビやSNSに映し出される素敵な食卓と比較して、私は料理が下手だと思い込んでいる人。
早く手際よくすることが最適解というプレッシャーに、押しつぶされている人。
レシピ通りにつくっても美味しくできない自分には、料理の才能がないと決めつけてしまっている人。

いやいやいやいや!!!!!
もっと肩の力ぬいて、あなた自身が心地よくできる範囲で、自分の美味しいと感じるものをつくれたらそれでいいのに!
それがいいのに!

どれだけ自由に心地よく「ご飯をつくる」に向き合えるか、私はそれを伝えたいのかも。
それがひびのわとして伝えたいことなのかも。
私自身が「はっ!」と気づく瞬間があったんです。
今まで学んできたこと、ひびやっていることをシェアすることで、もしかしたら誰かの「〜ねばならない」をひとつ手放すお手伝いができるかもしれない。

なら、ひとまずやってみようか。

【あなたの台所に寄り添う】

料理が苦手と公言する友人、できる限り料理したくないという友人、料理をもっと楽しみたいという知り合い、色んな人にほんのり聞き込み調査をしてきました。
私のやりたいこと、ニーズはあるのかな?
どんなふうにやっていくのがいいのかな?
みんなはどんなところで迷ったり苦しんだりしてるのかな?

台所って、それはそれはパーソナルな空間です。
そして料理もまた、その人ならではのこと。
私がいいと思う台所に近づけていきたいわけじゃなくて、
私が好きな料理を作って欲しいわけじゃなくて、
その人ならではの空間と味をみつけるサポートができたらいいなと思っています。

サポートの進め方は…


今の台所の現状、そこでどんなふう過ごすことができたら嬉しいのか、どんな料理をつくりたいのかを教えてください。

今ある調味料や食材のストックを一緒に確認させてください。
使い方に困っているものや、次に買うときはどんなものがいいのかなど、どんどん質問してもらえたら、どんどん答えます。
食材だけでなく、調理器具のことや保存方法や台所のことなら何でも。

あとは普段通りに料理をしてください。
その中で、きゅうりはサラダ以外にどうやって食べたらいいの?とか、今こんな食材があって明日買い物に行こうと思うんだけど何を買い足したらいい?とか、煮物をしたいんだけどどの鍋を使えばいい?とか、そんな質問を投げかけてもらえたらどんどん答えます。
(最初に台所の現状を教えて頂いているので、あれがあったよね!あれと組み合わせてこんなのを作るのはどう?という提案ができます)

サポート期間は1〜2ヶ月を予定しています。
途中で最初のその理想が、その人の本当の希望ではなくて、誰かの理想に憧れただけのものだと気づくこともあるかもしれません。
行き詰まったり苦しくなったら柔軟に、方向転換しましょう。

台所で料理をする時間が心地いいなって感じられるようになったら、サポート終了。
(2ヶ月でそう感じて頂けるようにするのは私の頑張りどころ)
その後はSNS等でゆるりと繋がって頂けたら、嬉しいです。
がっつりサポートは終わりますが、その後も関係性を続けていけたらなと思っています。

時と場合によって、人によって、タイミングによってその時のあなたに一番いいなと思うやり方でヒントを伝えていきたいなと考えています。

【ひびのわが得意なこと苦手なこと】

ひびのわが得意なことは

・今あるもの+αでつくるご飯
・美味しい調味料を選ぶコツ
・肥やしにならない毎日長く使える調理道具の選び方
・少ない器具で工夫して調理すること
・旬の野菜を食べきるレシピ
・環境に不可のかからない食材や台所用品のこと
・発酵食品や乾物を使った料理

ひびのわが苦手なこと、聞かれてもうまく答えられないであろうことは、

・レシピありきの料理の買い出し(季節外れの食材をつかうもの)
・便利だけど身体や環境に負荷のかかる調理器具
・安さを求める食材の選び方
・○○食健康法
・高級食材の調理

わからないことやわかりませんと正直にお伝えします。
調べてたり試してからお答えしたいご質問に関しては、時間を頂くこともあるかもしれません。

【食べるの始末とは】

「始末」を辞書で調べると、

物事の始めと終わり。始めから終わりまでの細かい事情、または成り行き。

とあります。

始末は循環とイコールだと思っています。
食べるの始まりから終わりまでを途切れることなく循環させることができたら、それは心地よい暮らしになるんじゃないかな。
そして心地よい未来になるんじゃないかな。

多くの人にとって、食べるの始めは選んで買うこと。
食べるの終わりは、出すこと。(ゴミもうんちもね)
台所は循環のスタートでありゴールでもあります。

食べるの始末を心地よいものにできたら、くるくると途切れることなく良い循環が続いていくんじゃないかな。
ひびのわは、そんな日々の輪を願ってやまないのです。

誰かのひびのご飯をサポートすることで、一緒にその輪を繋いでいけたらこんなに嬉しいことはないなって思うんです。

モニターはあと若干名募集しています。
気になるなって感じてくださった方がいたら、ぜひコメントください。


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