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アルモンデナンデモデキルサ#1【大根おろしが取り持つ仲】

noteではひびのゆうこと名乗っておりますが、わたくし「ひびのわ」という屋号で、老若男女みんなが「手に食」を身につけられるサポートをしております。
自宅に帰ってすぐ料理をしたくなると評判のレシピのない料理教室を開催したり、自分のために料理するのが楽しくなったと評判の1on1のオンライン料理サポートをしたり、いてくれると助かるーと評判のシェフや料理家さんのアシスタント業をしたりというのが、主な事業内容です。(評判は全て自己認識です)

この屋号を背負い始めたのは2014年。
この屋号で個人事業主になったのが、2020年。
何年もこの屋号と共に歩んできたのですが、いつだってサブチャン扱いで、メインは営業事務の私だったり、ショップ販売員の私だったり、運営サポートの私でした。

コロナ禍のタイミングで長い正社員生活から離れ(辞めるタイミングに合わせてコロナがやってきた)、ひびのわメインで頑張っていくぞーと奮起はしてからもうすぐ2年。
相変わらず週の半分はパートとしてキッチンに入ったり、ECサイト運営をしたりとこちらがメインのお仕事という状況。

これじゃいかーん!!!

2022年。
この1年間で、わたしのメインの生業を「ひびのわ」にしたい。
みんなの「手に食」サポートをもっともっとやっていきたい!
ということで、まずは小さな一歩を踏み出します。
※ここまでが長い長い前置きでした。ここからが本題なのでどうか読み進めてください!(土下座)

昨年の3月から毎週1回、stand.fmで旬の野菜を使った本当に簡単なレシピを声でお伝えしています。
食材を変えても、なんだったら調味料を変えても美味しくできちゃう、シンプルで応用力抜群な一品をご紹介しています。
レシピありきではなく、素材ありき。
それが私の毎日のご飯、「ひびのわ」のごはんです。

今年からは声でお伝えしていたレシピを、文字でもお伝えしようかなと思い立って、こうしてnoteを書いています。

わたしの毎日のご飯は、基本的に今家にアルモンデ。
もちろん台所事情は人それぞれですから、調味料や食材が多種多様に揃っている人もいれば、最小限のもの、なんなら冷蔵庫には飲み物しか入っていない人もいるでしょう。
それでもほんの数種の食材と調味料を購入するだけでつくることができます。
名付けて、アルモンデナンデモデキルサ

2022年最初に紹介するのは、にらとキノコを大根おろしで和えた「にらときのこのしっかりさっぱりおろし和え」です。
年始に帰省した際、従兄弟の畑で大量のニラと大根を収穫し、実家の冷蔵庫に眠っていたしめじを引き取ってきたんですよね。
そう、それが我が家にアルモン(あるもの)。
あなたのお家にもどれかひとつくらいありませんか?

料理名をみて、
「え?しっかり味なの?さっぱり味なの?はっきりして!」
と思った方も、食べてもらったらきっとこの名前に納得していただけるはず。
ぜひお試しください。

◇材料◇
にら/お好みのきのこ(今回はしめじ)/大根/塩/醤油/お好みの油

◇必要な道具◇
包丁/まな板/フライパン/大根おろし器/ボウルか深いおわん/菜箸かトング(手でもOK)

◇工程◇
①ニラを3−5cm位の幅に切る→きのこは食べやすい大きさにほぐす
②大根をすりおろしてボウルに入れ、ひとつまみの塩と醤油適量を加えて「このまま食べるのはちょっとしょっぱいかな」という味付けにする
③フライパンに油を大1入れてきのこを入れて焼き色がつくまで決していじらずにみつめ(中火)、きのこがツヤっとしてきたら裏返して焼き色がついていたら、全体を裏返しまたいじらずにみつめる(中火)
④きのこ全体に焼き色がついたらニラを加えてひとつまみの塩をぱらりとふりかけ、ざっと混ぜ合わせたらそのまま動かさずにみつめる(中火)
⑤ニラがしんなりツヤツヤになったら火を止めて、熱いうちに大根おろしの入ったボウルに加えて、ざっと混ぜ合わせる
味見をして塩気が足りなければ醤油を、味が濃ければ大根おろしを足してお好みの味にする

☆出来上がり☆
出来立ても美味しいのですが、15分くらい置いておくとより美味しいです。
たっぷり作って冷蔵保存して翌日食べても美味しい!


大根おろしがないんですが…、醤油はなんでもいいんですか?油は?という疑問は、上記のstand.fmの放送で説明しているのでぜひこちらも聞いてみてください。
あれでもいいよこれでもいいよという、食材の展開もお話ししています。


今回の一品、重要なポイントは「大根おろし」の存在です。
味のはっきりした葉野菜+きのこ+大根おろしというのが、このレシピの方程式。
ニラときのこ炒めでもいいんですが、それだとどうしても存在感強めの「ニラ」が前面に出過ぎちゃう。
そこで大根おろしがいい感じで活躍するんですよね。
肩に力が入ったニラの背中に右手を、強さを秘めたおとなしいきのこの背中に左手をまわし、優しく仲を取り持って円陣組んでくれる存在(どんな!?)。
大根おろしのおかげで、しっかり満足できてさっぱりとした後味がたまらない一品になるんです。

寒さに耐えた冬の大根を、存分に味わってくださいね!


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