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アルモンデごはん 春の筍祭り開催中

楽しいことや嬉しいことが多い人生だと思う。誰かと比較してではなくて。40年と少し生きてきて、辛いことよりも幸せなことの方がずっと多かったなと、最近そんなことを思うようになりました。いつも機嫌良くありたくて、消した記憶も沢山あると思うけれど、それを加味しても私はラッキーな人です。
先日友人宅から沢山収穫してきた筍のお陰で、筍祭りな1週間でした。あれもこれも食べたい、今日何を作ろうか。毎日そんなことばかり考えていて、頭の中はお花畑。幸せなはずです。まぁ、春だからね。(一年中かもしれない)



<4月22日>

春らしい組合せ

春の魚介と言われて思い出すのは、ホタルイカ。大好物です。店頭に並ぶホタルイカに出会うと、テンション高くなりがち。つい買いがち。
筍 feat. ホタルイカで作ったのは、酢味噌和えです。我が家の酢味噌は、もっぱら白味噌と粕酢を混ぜ合わせただけのもの。白味噌が十分甘いし、粕酢は酸味が強くないので、砂糖や味醂を入れなくても味がバシーっと決まるんです。筍のシャキシャキとホタルイカのねっとりとした食感がたまらない!この時期だけの組合せだから、一口一口ゆっくりじっくり噛み締めました。期間限定ってことだけで、価値あるもの。人生であと何回食べられるかな。



<4月23日> 

身欠ニシンが好き(ソフト)

筍祭り、お次は煮物。組合わせたのは、我が家のお魚登場率ベスト10に入る、ソフト身欠にしんです。いつでもスーパーの端っこで半額になってるお方。さっとお湯をかけるだけですぐに使えて、煮物にするとすっごくいい味が出る優れものです。根菜類との相性は間違いことは立証済みだったけど、筍との相性も最高!ごはんのおかずにも、日本酒のアテにもぴったりなお味でした。でもね、私一人でお酒を飲む習慣がないから、自宅には料理酒しかないんです。うう…誰かに声をかければよかった(食べているのは22時過ぎ)。


<4月24日> 

八宝菜ならぬ一宝菜

朝、歯を磨きながら「餡をまとった筍が食べたい!」と思ってしまったんです。筍、餡…八宝菜!豚肉もエビもうずらの卵もないけれど、八宝菜が食べたい!ということで、作りました。筍が主役の一宝菜。山盛り新生姜の千切りと筍を、お出汁代わりのナンプラーと醤油と味醂で煮込んで、仕上げに片栗粉でとろみをつけたら出来上がり。筍は春の宝物。主役は一人なので、思う存分筍ソロステージを楽しめたって感じです。スタンディングオベーション!!!



<4月25日> 

だけ春巻き

春巻き万能説をしつこく唱え、具材はひとつで十分!と言い続けている私。筍だけ春巻きを作らずにはいられません。スティック状にカットした筍は、醤油に潜らせて下味をつけてから、巻き巻き。筍は茹でてあるから、春巻きの皮に色がつけば出来上がりです。
コリコリ、シャクシャク、パリパリ…おいし。揚げては食べ、揚げては食べが止まらず、コンロの前で3本ペロリと平らげてしまいました。だけ春巻き、最強。春巻き、万能。


<4月26日> 

甘辛ご飯最高

筍そぼろを作ろうと冷蔵庫を開けたら、ひき肉(やや色の変わり始めた)を発見。タッパーを3段以上積み重ねると、最下段のものを忘れてしまうなぁ。醤油と味醂とちょっとお塩で甘辛く煮詰めたら、最高のご飯のお供ができちゃいました。ごはんが進む進む…危険。
そぼろごはんって、定期的に食べたくなるのはなんでだろう。おかわりをよそいながら、そんなことを考えていました。


<4月27日> 

暑い日の味方

夏はもう少し先でいい!と叫びたくなるような暑さ。4月下旬だというのに日中は初夏のよう。こんな日は酸味のあるチュルッとしたものが食べたくなります。トンチミ(大根の漬物)がベースのスープだから、韓国では冬の食べ物なんだよという知識はあれど、暑い日に食べたくなっちゃうんですよね、冷麺。近くのKALDIでいつでも気軽に買える、農心のふるる冷麺がお気に入り。いただきものの豆苗とわずかに残っていたキムチ、麺を茹でたお湯で作った茹で卵をのせていただきます!
はぁ、韓国に行きたいなぁ。今年の夏には行きたいなぁ。


<4月28日>

茹で塩サバの展開ごはん

明日に控えた4月のアルモンデ料理教室。テーマは茹で魚。
実はこの日に向けて、この1ヶ月半くらいはほぼ毎日湯で魚を食べていました。ちんげん菜祭りや筍祭りと並行して、茹で魚祭りも開催されていたんです。祭りの祭り。
スーパーにある魚を手当たり次第茹でては、これはいい、これは難しい、とメモしながら、食べる日々も今夜で一区切りです。
ブリだけ茹でる日もあれば、鰯とアジなど2種類以上を茹でる日もあって、そうなると一人暮らしではさすがに食べきれません。だから、残った茹で魚のアレンジメニューもたくさんたくさん作りました。
この夜は、茹でた塩サバの混ぜご飯。焼いた塩サバもいいけど、茹でると適度に油が抜けて食べ疲れない。塩気もうっすらで、薄味好きな私にはピッタリかも。茹で魚、本当に気さくで楽しいです。もっと広まったらいいのに。いや、広めていこう。


2024年、夏至。長野市の山の上にある「あだむさんち」でリトリートを開催します。その名も「夏至のあだむさんちにアルモンデ」。
私の睡眠導入剤になっている、森田真生さん新訳の「センスオブワンダー」。すっかり影響されて、台所のセンスオブワンダーという副題をつけてしまいました。実際に、台所って誰もが毎日センスオブワンダーと出会える場所だと思っています。
あだむさんちの周りにはスーパーも商店もありません。あれがないから買いに行こうって気軽に出来ないここは、アルモンデをじっくり楽しむのにぴったりな場所なんです。お店はないけど、畑もハーブも果樹もあるし、運が良ければ鶏が卵をお裾分けしてくれるかもしれません。
ここで過ごす2泊3日の間に感じたこと、チャレンジしたことは、日常に戻ってからもきっとあなたを助けてくれるでしょう。
そうなるように、私も全力でみなさんと楽しむ覚悟です。
ぜひご参加ください。一緒にアルモンデ暮らしましょう。
※お申込やお問い合わせは、「夏至のリトリートの件」とご明記の上、下記アドレスまでご連絡ください。
hibinowa.2014@gmail.com



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