見出し画像

声で伝えるレシピ

突然ですが…radio始めました。

やろうかどうかずっと迷っていたのです。
ただ恥ずかしかったんです。(今でも少し…いや大いに照れています)

踏ん切りがついたのは、つい最近のこと。
主催しているオンライン料理教室「国境なき料理時間」のアーカイブ編集作業と、毎週火曜日に友達と話しているclubhouseで、自分の声を聞く時間が格段に増えたというのが大きな理由。
ずっとずっと聞き慣れなくてヘンテコだなぁと思っていた自分の声に、やっと自分の耳が馴染んできた…のだと思います。

とはいえ、レシピ本大好き、料理系youtube大好き、webでレシピ検索することもしょっちゅうの私が、なぜそのどれでもなく音声配信でレシピ紹介をしようと思ったのか。
理由は2つあります。

頁をめくることがないので、「手」がひとつひとつの工程に集中できること。
映像を見ることがないので、「目」は食材や自分の手元に集中できること。
これがひとつ。
そしてもうひとつは、私の声に集中しなくていいこと。

矛盾してるかな(笑)

料理は五感をフルにつかうことで、より食べたい味に近づけるって思っています。
だから、その繊細な感覚はできるだけ食材や調理の工程に注いで欲しいな。
自分で料理を伝えたり、誰かの料理のアシスタントをしながら、ずっとそんな風に考えていました。
でもどうしたらいいかは、ずっとわからないまま。
もやもやをどこかで抱えつつも、自分事にはしていなかったというのが実のところです。

話は少しそれますが…。
実は私、就職活動中に大手FM局を全て受けて全て落ちた過去を持つ、生粋のラジオ好き。
小学高学年時に深夜のAMと休日のFMにハマってからというもの、今でもずーっとラジオは生活に欠かせないもの。
数年前テレビを手放してからは、天気予報も日々のニュースも新しい音楽もラジオに教えてもらっています。
洗い物をしていたり、化粧をしていたり、掃除をしていたり、いつもなにかしながらラジオを聴いているのです。

さて。
実はこれが、先程の「料理に集中してもらえるように料理を伝えるにはどうしたらいいんだろう?」に繋がります。
聞くだけって、耳だけを拝借するって、自由度が高い。
声の前にいなくてもいいし、一から十まで聞こえていなくたって何となくわかったりする。
それが気楽で私はラジオが好きなんだなぁ…あれ?

料理だって聞くだけでもできるんじゃない?
丁寧にひとつひとつの手順を説明していったら、作業のスピードにあわせて伝えていったら、案外できちゃうんじゃない?
ある時ピン!とひらめいてしまったんです。
そこからが長かった…(汗)。

始めてみたら、これがとても楽しい!
旬の野菜をなにかひとつ+α、少しの調味料と少しの調理道具。
それだけでも十分に満たされるおうちごはんは作れますよ。

私自身のひびのごはんの基本でもあるので、背伸びもせず気負いもなく心地よく話すことができるんです。

毎週1回。毎週1品。
大好きな野菜たちを味わっていきます。
シンプルにまるごと美味しく食べきります。

声でつくるご飯の出来上がりの画像は、後ほどInstagramにアップしていく予定です。
まずは声だけで。
よかったらぜひ。一緒に料理できたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?