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父の作った山小屋と刺激的な出会い

先日、25年ぶりに山小屋に行ってきました。

この山小屋、実は私の父(御年65歳)が20〜30代の頃に大学時代の友人と廃材等を使って建てた山小屋で。
どうやら大黒柱的な所には使わなくなった電柱が使われているらしく。

トイレはぼっとん便所(汲み取り式)
ダルマストーブ。
室内の梁に蛇が身体をゆだね脱皮をする。
ねずみのうんちが落ちてるのは当たり前。
そんな所で私ははじめてハイハイしたらしいのです。

フワッとは知っていたものの、自分が当時の父と同じ歳になって改めて聞いてみると何とも凄くて。

今の私は一歩踏み出す事にすごく勇気が必要で、自信もなくて、ただなんとなく会社員(花屋なので会社員と呼んでよいのかは分からないのですが)として毎日を過ごしていて。

なんだかその頃の父達のあつい想いを聞いて、ジーーンと胸にあついものが込み上げてきたのです。

そう、先日25年ぶりに山小屋に行くきっかけとなったのは、父の強い希望からでした。
行くまでは、先日免許を返納した父のアッシー、というつもりだけで、なんなら、休み2日しかないのにしんどいな。行きたくないな…とめちゃくちゃ後ろ向きでした。

行きの道中で、父がぽつりぽつり、話しはじめて。

どうやら今日は当時、山小屋を作り上げた仲間達が集まる。そして、その息子娘、孫が来る。
という話。

父を含む山小屋を作り、大切に管理し、山に愛を注いできたメンバーは皆還暦を越え、これからの山小屋をどうするか、という議論になったそう。
維持費もかかる、もう壊すか。そういう話もあったらしい。

そんな中メンバーの代表の娘さんが、その想いを継ぐ、と決めたそうで(彼女は民泊を立ち上げている)
ならば、と集められた娘息子達。

次世代への代交代に向けての第一歩。

その日の夜は皆で飲み明かし、語り明かしました。

父達の熱い想いも聞き、また次世代メンバーの話も聞き、本当に刺激を受けたのでした。

皆、何かしら面白い事をやりたい、と追求している人達で。人生を楽しんでいて。

私も今から自分で花屋を立ち上げていきたい。
本当にタイミングって重なるものなんですね。完全に背中を押されました。

父達のように夢や希望を熱く持って人生を生きていきたい。
私、3児の母ですが、まだまだこっから楽しい事見つけて行きたい!!
花屋、やるぞー!!!!

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